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三井不動産の介護支援事業「ケアデザイン」
第1弾として介護生活情報ギャラリー「ケアデザインプラザ」開設と
介護総合情報誌「ケアデザイン」創刊

平成11年1月18日 三井不動産株式会社

 三井不動産は、21世紀の高齢社会を見据え、「介護のある暮らしを豊かに」することを目指し、介護支援事業に取り組むことといたしました。
 そしてその取り組みの第1弾として、介護生活情報ギャラリー「ケアデザインプラザ」を、玉川高島屋SC(東京都世田谷区所在)内に2月上旬オープンし、併せて介護総合情報誌「ケアデザイン」を3月上旬に創刊いたします。このプラザと情報誌は、要介護者を抱える家族をターゲットに、「支える人を支える」という考え方に基づき、様々な情報・商品・サービスを通じて「介護のある暮らしを豊かにする」ためのサポートをすることを目的としています。更にプラザと情報誌を連携して機能させることでお客様との関係強化を図るとともに、今後の事業展開の中核機能を構築します。

 生活情報ギャラリー「ケアデザインプラザ」は、主に介護にお困りの方・不安を持たれている方・関心のある方にご来場いただき、専門スタッフによる情報提供・相談対応・商品販売等を行います。

情報提供 介護に関する情報を、情報誌(弊社創刊)・リーフレット・セミナーなどで提供します。
相談対応 介護および介護に伴う暮らし全般(財産管理・法律・リフォーム)に関する相談に応じます。
ご来場者だけでなく、創刊する情報誌の年間購読者およびシルバーケアサポート付弊社分譲マンション(パークシティ横濱他)の購入者に対しては、電話でも相談に応じます。
商品開発 介護負担の軽減につながる商品をケアデザインの観点(※)から開発・選定・販売します。また、商品の試作品・新製品を展示し、お客様の声を集め、商品に反映させます。
※ ケアデザインの観点
介護負担を軽減することを前提に、「①見ても触れても心身をリラックスさせる②取り扱いが簡単で、どんな人にも使いやすい③自立を助ける機能に優れている④商品の創意工夫が生活にゆとりを与える⑤安心感がある」という観点から商品の開発・選定を行います。

 情報誌「ケアデザイン」は、介護を明るく前向きにとらえようとする方々の支えとなることを目指し、直接販売を行うことで、常にお客様とコミュニケーションのとれる読者参加型の情報誌を目指します。年間購読者は、プラザスタッフによる電話相談を無料で受けることができます。

概要 A4変形版・約100頁・季刊(3・6・9・12月)・予価3800円/年4冊(送料・税込み)・年間購読による直接販売・5万部発行
内容 「支える人を支える」をコンセプトに次のような実用性の高い情報を扱います。 介護体験記・公的介護保険の動向・介護のノウハウ・料理・介護に役立つ商品紹介・老後の資金計画や法律・読者投稿・アンケートなど

 今後三井不動産は、「ケアデザインプラザ」と情報誌「ケアデザイン」を中心に、多岐にわたるニーズを収集・分析し、商品開発やサービス開発を行い、プラザで扱う商品の通信販売、弊社分譲マンション入居者へのサービス、法人向けシニアマーケティング支援、ケアマネージャーの育成など、様々なサービスを提供していく予定です。
誰しも介護と向き合う、これからの「介護のある暮らしの豊かさ」とは、介護を抱えながらも、いつまでも"思いやり""ゆとり""自分らしさ"を持ち続けられることであると考えます。「ケアデザイン」という言葉は、高齢化する社会の中で「介護のある暮らしを豊かにしていきたい」という思いを表しています。

【−介護のある暮らしをもっと豊かに−「ケアデザインプラザ」概要について】

  1. 「ケアデザインプラザ」開設の目的は?
     「ケアデザインプラザ」は親の介護問題を抱える中高年層をメインターゲットとし、ターゲット層の ニーズを的確にとらえ、商品開発に生かしていくことで、皆様に喜ばれる商品群を「ケアデザイン」ブランドで市場に供給していくことを目的としている。
  2. 「ケアデザインプラザ」の概要は?
    場所:玉川高島屋S・C西館1階
    面積:50.48坪
    営業時間:10:00〜18:00(水曜日定休)
  3. お客様にとって「ケアデザインプラザ」とはどんなところか?
    • 介護のある暮らしを豊かにするための情報発信拠点
      (リーフレット作成、パネル展示、商品展示、セミナー開催、情報誌作成、書籍作成など)
    • 介護のある暮らしに関する個別相談対応拠点
      (プラザスタッフによる一次対応、専門家による予約制相談対応など)
    • 介護のある暮らしを豊かにする商品開発拠点
      (介護負担を軽減する提案型商品の開発、介護不安を解消する保険商品の開発、介護のある暮らしを豊かにする ギフト商品の開発など)
  4. 「ケアデザインプラザ」にはどんな機能があるのか?
    インフォメーション セレクション

    リーフレット、パネル等により介護に 関する基礎的な情報をわかりやすく 説明する機能。

    • サービスを活用して生活にゆとりを
    • 介護を長続きさせるコツ
    • ボケはじめの方への接し方など

    介護のある暮らしを豊かにする商品 を以下のような基準で選び、紹介し ていく機能。

    • 誰にでも使いやすい
    • 要介護者の自立を助ける
    • デザイン性に優れている
    • 介護者に時間的なゆとりをもたらす
    • 介護を抱える方々へのギフトになるなど
    ライブラリー コンサルティング

    介護生活に役立つ書籍が自由に 閲覧でき、希望があれば購入もで きる機能。

    • 「家庭でできる介護のコツ」
    • 「人はなぜぼけるのか」
    • 「ぼけママからの贈り物」
    • 「老親の介護で力尽きる前に」など

    介護のある暮らし全般に関わる専門 家による個別相談対応機能。

    • ケアプラン作成とサービスコーディネート
    • 事前準備(介護保険・ケア付住宅等)
    • 財産管理
    • リフォーム
    • 健康管理(栄養指導等)
    • 法律・税務など
    モニタリング 情報誌「ケアデザイン」発行

    企業の試作品や新商品に対しての アンケートにお答えいただくことで、 商品開発に参加できる機能。

    • 家庭内リフト
    • シニア向け水着
    • トイレ回り簡易手すり
    • 自分史ビデオ
    • など

    プラザとの情報交流を図りながら 情報誌により、継続的に幅広く、 介護のある暮らしを豊かにする生活情報を発信していく。

    • 年4回、季刊
    • A4変形、100頁程度など

【−介護のある暮らしを豊かにする生活情報誌−情報誌「ケアデザイン」概要について】

  1. 情報誌「ケアデザイン」発行の目的は?
    情報誌「ケアデザイン」は親の介護問題を抱える中高年層をメインターゲットとし、ターゲット層の ニーズに合った情報を年間購読という形で発信していくことで、お客様との双方向の関係を構築していくことを目的としている。
  2. 情報誌「ケアデザイン」の概要は?
    発行所 ケアデザインプラザ
    発行 季刊(3、6、9、12月の年4回)
    発行部数 5万部
    創刊時期 平成11年3月上旬
    形態 A4変形版、100頁程度、4色2色
    予定価格 年間購読料3,800円(980円/冊)
    <年間購読者の特典>

    • ケアデザインプラザのスタッフによる無料電話相談対応
    • 各種イベント、セミナーへの優先的招待  など
  3. 情報誌「ケアデザイン」はどんな方々に読んでもらいたいか?
    • 現在介護に携わっていらっしゃる方
    • 今後何らかの形で介護に携わることが予想される方
    • 介護を抱えるご親戚やお友達の力になりたいと考えている方
    • お仕事や活動で介護に関わっている方。または、これから関わっていこうとしている方
    • 自分自身の老後が気になっている方
  4. 情報誌「ケアデザイン」の主な内容は?
    • 介護体験記
      現在介護をされている方や過去に経験された方 を取材し、介護について語っていただく。
    • 公的介護保険の動向
      2000年から導入予定の公的介護保険の概要を わかりやすく解説していく。
    • 介護のノウハウ
      知っておくと役に立つ介護に関するノウハウをテーマ 毎に伝えていく。
    • 料理
      忙しいときでも、疲れているときでも手軽に作れる ヘルシーメニューを紹介していく。
    • 介護に役立つ商品紹介
      ケアデザインプラザで扱う商品を、わかりやすく説明 しながら紹介していく。
    • 法律
      高齢期に起こりうる法律問題をピックアップし、テーマ 毎に解説していく。
    • 住まいに関するカウンセリング
      高齢社会における住まいのあり方や、リフォーム についての考え方を示していく。
    • 読者投稿
      読者から介護に関する本音をお寄せいただき、 紹介していく。
    • アンケート
      介護に関する意識調査をおこない、その結果を 次号以降で紹介していく。
    • その他
      痴呆についての特集や著名人のエッセイ、ボラン ティア団体の活動紹介など。

【介護支援事業概念図】