• 住まい

待機時消費電力の削減を簡単な操作で実現する
エコライフ支援用配線システム 「るすいっち」を開発・実用化
〜都心居住型超高層マンション「ステーションフロントタワー」に初導入〜

平成11年4月8日 三井不動産株式会社

 三井不動産は、電気製品の待機時消費電力の削減を簡単な操作で実現するエコライフ支援用配線システム「るすいっち」を開発・実用化することといたしましたのでお知らせします。
 ※一部の構成部材については東芝ライテック(株)と共同開発をおこなっています。

 このシステムは、外出される際や、就寝時などに、使用していない間にも流れている電気製品の「待機時消費電力」を削減するために、できれば抜いておきたいと思われている電気製品等を専用コンセント(住戸内分電盤予備回路を活用した専用回路につながる緑色のコンセント)に差し込んでおいていただき、玄関に設置された専用スイッチプレートを0N・OFFしていただくだけで、それぞれの家電製品等のコンセントを一斉に差したり抜いたりすることと同じ状態になるというものです。

 (財)省エネルギーセンターの資料(「家庭におけるライフスタイルの変化とエネルギー消費に関する実態調査研究報告書」:平成9年3月)によれば、家庭の年間消費電力のうち、使用していない間に消費される待機時消費電力が10.3%を占めると報告されています。当該システムを利用することにより、コンセントを抜いてまわる手間をかけずに、この待機時消費電力の一部を上手に削減・節約することが可能となる訳です。

 三井不動産(株)では、住宅の商品企画に役立てるために、モニター会員組織である「三井ワンハンドレッドクラブ(MOC)」をはじめとした顧客の声を聞く活動を積極的に行っています。そうした中でも、省エネ、リサイクルなど環境への関心は着実に高まりつつある一方、日常生活においては、時間的・金銭的負担も大きく、なかなかそうした活動を実践できないといった意見も多いのも事実でした。

 「るすいっち」は、そうした意見を踏まえ、認知率は高いが、手間がかかる割には費用削減効果が少額のため結果として実施率の低い「使用していない電化製品等のコンセントを抜く」という項目に着目したものです。環境に配慮した生活法(エコライフ)を支援するための一提案として、4月10日から販売を開始する都心居住型超高層マンション「ステーションフロントタワー」(豊島区北大塚所在、総戸数224戸、30階建)に初めて導入いたします。


「るすいっち」用スイッチ


「るすいっち」用コンセント


「るすいっち」配線概念図

【「ステーションフロントタワー」物件概要】

所在地 東京都豊島区北大塚2丁目24番3他(地番)
交通 JR山手線「大塚」駅下車徒歩3分
営団地下鉄丸ノ内線「新大塚」駅下車徒歩12分
敷地面積 2,516.75m2
建築面積 1,080.71m2
延床面積 23,455.48m2
構造・規模 鉄筋コンクリート造・地上30階、地下1階
総戸数 224戸
設計・施工 三井建設株式会社
スケジュール 平成10年5月 着工
平成11年4月 モデルルームオープン
平成12年8月 竣工(予定)
間取り 1LDK〜4LD・K
専有面積 41.57m2〜114.11m2
販売価格 予定最多販売価格帯
5,400万円台(2LD・K/63.64m2〜63.96m2
6,500万円台(3LD・K/74.14m2〜76.30m2
販売スケジュール 4月10日(土)  モデルルームプレオープン

【会社概要】

三井不動産株式会社

設立 昭和16年7月15日
本社所在地 東京都中央区日本橋室町二丁目1番1号
代表者 代表取締役社長 岩沙 弘道
資本金 1,344億円(平成10年9月30日現在)
事業内容 (1)ビルディング・ショッピングセンター等の賃貸事業
(2)マンション・戸建住宅等の分譲事業 他
従業員数 1,418名(平成10年9月30日現在)
URL https://www.mitsuifudosan.co.jp/

東芝ライテック株式会社

設立 昭和49年5月1日
本社所在地 東京都品川区東品川4丁目3番1号
代表者 取締役社長 加納 忠男
資本金 1,344億円(平成10年9月30日現在)
事業内容
  1. 電球、放電灯、照明器具、配線器具、配電・制御機器、通信音響機器およびこれらの関連商品ならびに応用装置の製造ならびに販売
  2. 前号に関連する電気工事、電気通信工事、消防施設工事、 内装仕上工事、建築工事、鋼構造物工事、機械器具設置工事等の設計ならびに請負
従業員数 3,990名(平成11年2月現在)
URL http://www.tlt.co.jp/