三井不動産株式会社は、今後の戸建住宅分譲において、「環境との共生」を基本戦略とし、個々の物件ごとに具体化していきます。
　第一弾として、今回「ファインコート光が丘」（総区画数20区画、東京都練馬区）において、　省エネルギーに配慮した「高気密・高断熱仕様」住宅（2戸）、居住環境の快適性に配慮した「ホームエレベーター付バリアフリー仕様」住宅（1戸）を9月2日から「モデル住戸」として　一般公開し、販売いたします。

　「高気密・高断熱仕様」戸建住宅は、当社の住宅モニター制度「ＭＯＣ」などを通じ、顧客の環境意識が高まっているとの認識のもと、その声を「環境にやさしい住宅」として当社の商品戦略に反映させたものです。
　具体的な仕様の内容は、次のとおりです。

1. 外壁断熱パネルの採用
   　構造用合板、高性能グラスウール（断熱材）、防湿シートから構成される「外壁パネル」を採用。高い断熱性能と気密性能を可能とした。
2. 断熱サッシ、遮熱複層ガラスの採用
   　開口部断熱効果を高めるため、「断熱サッシ」「遮熱複層ガラス」を採用。
3. 計画換気システム（機械式）の採用
   　窓を閉めたまま、自然に換気ができ結露も抑える「計画換気システム」を採用。
4. 外壁・屋根通気工法の採用
   　日射に対する遮熱効果向上と耐久性向上、結露防止のため、外壁・屋根部分に通気工法を採用。

　この結果、断熱性能を示す「Ｑ値（熱損失係数）」、気密性能を示す「Ｃ値（相当隙間面積）」　ともに「省エネルギー基準（次世代）」をクリアーし、住宅金融公庫の割増融資（250万　円／戸）の対象となるとともに、年間の冷暖房費が通常工法の住宅にくらべて約半分（試算　値）となります。

　「ホームエレベーター付バリアフリー仕様」戸建住宅には、次のような特徴があります。

1. 廊下・階段のメーターモジュール採用
   　従来、居室などの広さを優先して比較的余裕の足りなかった廊下や階段を、体の不自由な方でも通りやすくするため、通り幅を1ｍに拡大。
2. 幅広引き戸建具の採用
   　開口部が大きく、扉の開閉スペースを小さくするため、幅広引き戸建具を採用。
3. 洋室間の壁に可変間仕切壁の採用
   　要介護状態になったときなど将来的に間取り変更が必要になったときにも対応しやすい可変間仕切りを採用。
4. ホームエレベーターの採用
   　車椅子でも戸建住宅における移動の自由度を高めるため、ホームエレベーターを採用。

　当社では、湘南国際村住宅において、すでにホームエレベーターを標準設置したバリアフリー戸建住宅を供給しましたが、その時のお客様の声や、住宅モニター制度「ＭＯＣ」のリサーチを通じて、戸建住宅のバリアフリー化には今後「ホームエレベーター」対応のニーズが高まると考えました。

　今回販売する「ファインコート光が丘」は、最寄駅である都営大江戸線「光ヶ丘」駅から新宿へ、また営団有楽町線「平和台」駅から大手町へ、いずれも30分足らずと恵まれた立地にあり、仕様的にも全戸床暖房・浴室乾燥機を装備するなど充実の設備仕様を備えています。

以上

人と家の健康についてじっくり考えたら、すみずみまで快適な空間が生まれました。

【快適な温度環境】

体に負担がかかる温度差が少なくなります。
真冬の暖かい部屋から寒い廊下などに出た時のヒートショックは特にお年寄りにとっては健康の大敵。断熱性に優れた＜高気密・高断熱住宅＞なら、家の中の温度差が少なく、暖房を切っても暖かさが逃げにくいので、明け方の冷え込みもあまり気になりません。また、夏の日射熱も寄せ付けないので、一年を通じて家のすみずみまで快適な温度が保てます。

【きれいな空気】

新鮮な空気の入れ替えが出来る計画換気を採用しました。
冷暖房の効果を損なわないように、24時間365日、窓を閉めたままでも自然に空気の入れ替えが出来て、結露も抑える計画換気を採用。ビルにも使われている高度な技術を生かして、すべての部屋の空気の流れを計算した上で、最も効率の良いシステム設計で施工します。

いつもきれいな空気を深呼吸できます。
計画換気システムの大きな特長は、清浄フィルターを通して、大気中のこまかいホコリ、チリ、花粉などをとりのぞいて、外気をとり入れること。いつもきれいな空気の中で暮らせます。

低ホルムアルデヒド建材を使っています。
ご家族みんなの健康を考えて、壁・床などの合板にはすべて、からだに害のあるホルムアルデヒド放散量の少ない、健康に配慮したF1規格の建材を選びました。

地域の気象条件に合わせて、システムを設計します。
立地条件や気候風土を考慮して、最適な採光・通風プランを提案しています。

【大きな空間】

屋根の断熱化で、大空間やロフトも快適になります。
屋根の断熱パネルは厚さ150mm。優れた断熱性で夏の暑さを寄せ付けないので、吹き抜けのリビングや勾配天井も思いのまま、2階のロフトなどものびのび過ごしやすくなります。また、断熱化によって屋根裏への暑さ、寒さの影響が少なくなるので、屋根裏の収納スペースに、大切なものも保管できます。

【静かな空間】

機密性の高さが、静けさを生みました。
家全体の隙間が少ないことと、グラスウール断熱材の吸音効果で、遮音性も大きく向上しました。

6区画 4LDK + ウォークインクロゼット	約16畳ものゆとりある広さを確保した、開放感あるれる居間・食堂を設けた住まい。 ●在来工法●敷地面積/110.04m2（約33.28坪）●延床面積/106.22m2（約32.13坪）※カーポート面積12.91m2含む●1階面積/52.99m2●2階面積/53.23m2●インテリアテイスト/リゾートシック 建築家：増田奏　SMA(So Masuda Associates)

【省エネルギー】

優れた断熱性能は、Q値で比べます。
Q値（熱損失係数）とは、部屋の内外の温度差が1℃の時に、床面積1m²あたり、1時間で部屋から逃げ出す熱量を示すもの。つまり、数字が少ないほど断熱性能に優れていることになります。＜高気密・高断熱住宅＞のQ値は、在来住宅の約半分。あなたの家が完成したら、そのQ値を実際に測定してご報告します。
※住宅の機密性能に関する評定（省エネ機・評定第385号）を有しています。

年間の冷暖房費が在来住宅の約半分になります。
東京地区で快適な室温を保つための冷暖房費を比べてみると、＜高気密・高断熱住宅＞は在来住宅の約半分。省エネシミュレーションの技術を活用して、次世代省エネ基準に対応した家づくりをしています。
※住宅建築省エネルギー機構SMASH Ver.2による計算値。床面積126m²、2F建て、4人家族（建設地東京）を想定。暖房設定温度20℃、冷暖房設定温度26℃（冷暖房ともエアコン）。費用計算では暖房費11.3円/Mcal、冷房費10.6円/Mcal。尚、建物形状、開口面積、開口位置などで計算結果が異なることもあります。密閉型または屋外設置型の暖房機、給湯機を使用するようお願いいたします。（シミュレーション値）

【耐久性】

まず骨組の精度を高めました。
合理的な工法をしっかり支えているのが、プレカット軸組。工場で加工するため、切断の精度が高く、接合部の強度も抜群です。

屋根・外壁通気工法で、建物の湿気を追い出します。
家の耐久性には結露が大敵。そこで壁・屋根の断熱パネルと外装材の間に通気層を設けて、結露を抑えています。

【断熱性】

先進のパネルが、断熱化の常識を変えました。
複雑で時間もかかる断熱化の作業を大きく合理化したのが、先進の断熱パネル。寒さの厳しい北海道でも実績のある高性能グラスウールをはじめ、断熱・気密・耐震・防音などの機能を持った素材を一体化してあります。

【耐震性】

外壁には、構造用合板と一体化したパネルを使っています。
外壁の断熱パネルは厚さ105〜120mm。性能を最大限に発揮させるために、梁や柱の間に隙間なく組み込んでいきます。また断熱パネル外側の構造用合板は、筋違の2.5倍の耐力壁となって地震にも優れた強さを発揮します。

効果の高い基礎断熱は、耐震性にも優れています。
全面コンクリートのベタ基礎で大地からの湿気を防いで、基礎の外側を断熱しています。床下へ外気が侵入しないので、床面はいつも快適。建物全体をしっかり支えるベタ基礎で耐震性にも優れています。

【高気密・高断熱のペアガラス】

大きな窓も、ペアガラスでしっかり断熱します。
冬の窓辺の冷え込みや結露が少なくなるペアガラス+断熱サッシを採用しています。豊富な技術とデータから地域・日照・間取りなどの条件に合わせて、窓の大きさやガラスの種類などを提案していきます。

「ファインコート光が丘」物件概要および周辺案内図

所在地	東京都練馬区田柄3丁目6番4他
交通	都営大江戸線「光が丘」駅下車徒歩11分 営団有楽町線「平和台」駅下車徒歩18分
販売戸数	3戸
総戸数	20戸
地域・地区	第1種低層住居専用地域、準防火地区
建ペイ率・容積率	50・100％
販売土地面積	100.04m2・107.18m2・110.04m2
販売建物面積	100.00m2・104.73m2・106.22m2
販売価格	7,300万円・7,480万円・8,000万円
建物構造	木造2階建（2×4・在来）
モデルハウス オープン	平成12年9月2日
設計・施工	東急建設

「ファインコート光が丘」の街並み（販売済み）