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「私たちがアウトレットの基準。」宣言を発表
〜「三井アウトレットパーク」の目指す理念(コンセプト)を明確化〜

平成14年1月25日 三井不動産株式会社

 三井不動産は、かねてより日本最大のアウトレットデベロッパーとして、「ファクトリーアウトレット<メーカー直営によるブランド品の在庫処分を主眼とした>モール」を全国に5施設オープンさせ、「三井アウトレットパーク」という総称において運営を行っておりますが、今般、「ジャズドリーム長島」が3月28日に新たにオープンし、全国で6施設となるのを契機に、「私たちがアウトレットの基準。」宣言を策定いたしました。これにより改めて「三井不動産が目指すアウトレット事業の理念(三井アウトレットパーク全体で追求するコンセプト)」を明確化することで、昨今多種多様なアウトレットモールが林立するなか、より当社のモール同士の相乗効果を一層高め、他のモールとの差別化を徹底していく所存です。

 また、お客様にもひろくご理解いただけるよう、この理念を象徴するロゴ・マークを制定、あわせてコンセプトブック:「OUTLET BOOK」を制作、今後各施設で配布してまいります。

 なお、具体的な「私たちがアウトレットの基準。」宣言(当社の目指すアウトレットの基準:「三井アウトレットパーク」のコンセプト)の骨子は以下のとおりです。
ファクトリーアウトレットにこだわっていきたい。
自社ブランドを大切にするメーカーの直販だからこそ、信頼できる商品を、リーズナブルな価格で、またブランドに合ったお店や商環境の中でお客様にお届けすることができると当社はかねてから考えています。当社は今後も、メーカーや正規輸入代理店が自社のアウトレット品を販売するという、ファクトリーアウトレットというスタイルにこだわります。

 「アウトレット専用品」や「レギュラー定価品」を取り扱いたくない。
本来のアウトレット品と当社が考えるのは、サンプル品・在庫品・B級品・再生産品・海外用商品等です。(詳細は「OUTLET BOOK」参照)
アウトレット専用品やレギュラー定価品は、在庫処分を主眼とした本来のアウトレットというスタイルにはなじまない商品であると当社は考えており、できるだけ取り扱わないことを理想としています。今後ともこの理想を追求してまいります。

 お客様に何度も楽しい雰囲気の中でお買物をしていただきたい。
在庫処分を主眼においた商業施設ですから、品揃え不足で欲しいものが見つからないことがあるのがそもそもアウトレットモールの特性です。当社ではむしろお客様に、モールに気軽に何度でも足をお運びいただき、買い物を宝探しの感覚で楽しんでいただければと考え、全てのモールを比較的便利な都市近郊部に立地展開しています。また、お客様には、同時に本来のショッピング(街歩き)の楽しさも感じてもらえるよう、建物やお店作りに工夫を凝らしてまいりました。具体的には、全体をテーマパークのように作ったり、ライブやイベントなどを頻繁に実施しています。今後も、当社は、何度も楽しい雰囲気の中でお買物をしていただくことを目指してまいります。

 お客様とのリレーションシップを大切にしていきたい。
「三井アウトレットパーク」では、6施設共通のクレジット機能付提携カード「三井アウトレットパークカード」を発行しております。ポイント制でお買物券を還元する基本機能をはじめ、各施設やショップよりお得な情報をいち早くお届けしたり特典を提供することなど、会員の皆様とのコミュニケーションを今後も大切にしていきます。
当社は、お客様に当社が目指すアウトレットを正しくご理解いただいたうえで、アウトレットショップとプロパーショップとの上手な使い分けを行っていただき、より豊かな消費生活・ショッピングを楽しんでいただければと考えております。また、アウトレットが今後更に定着し、新しい在庫処分のチャンネルが日本の流通システムの中で構築されることを通じて、メーカーのプロパー商品へのより積極的な商品開発・展開の推進に少しでも貢献すべく、今後も引き続きモールの運営に鋭意取り組んでまいります。

以上