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〜東京ミッドタウンプロジェクト〜
六本木防衛庁跡地再開発(赤坂9丁目計画)都市計画決定
〜マスターアーキテクトにSOMを起用〜

平成15年4月21日 三井不動産株式会社

 六本木防衛庁跡地再開発(赤坂9丁目計画)については、平成13年9月の一般競争入札より取得した6社(全国共済農業協同組合連合会、安田生命保険相互会社、富国生命保険相互会社、積水ハウス株式会社、大同生命保険株式会社、三井不動産株式会社)のコンソーシアムにて開発計画の立案を鋭意進めてまいりましたが、平成15年3月12日実施の東京都都市計画審議会での可決を受け、同年3月31日、都市計画が決定いたしました。

 今回の都市計画決定により、オフィス、住宅、商業、文化交流施設(ホテル等)それぞれの用途構成、ならびに開発規模(容積率の最高限度670%)といった、当開発計画の基本的な枠組みが決定いたしました。また、隣接する檜町公園とは、一体で大規模なオープンスペース整備を行い、合計約4ヘクタールの広大な緑を都心部に創造してまいります。なお、檜町公園部分は住民参加方式により港区が整備設計案を検討し、事業者が整備について協力をいたします。

 当開発計画は、「大規模国有地売却に伴う民間の開発である」「都心部における職住遊憩の複合拠点となる」「開発段階から一部証券化手法を活用した新たな資金導入を予定している」ことなどから、まさに都市再生に資するプロジェクトのひとつであるといえます。今般、土地取得から約1年半という短期間で都市計画決定という節目を越えることができたのは、このことを踏まえた計画に対する深いご理解とご尽力を関係諸官庁ならびに地元関係者の方々からいただけたことによるものと認識しています。

 計画地周辺は、大使館立地や外国人居住者の多い国際性豊なエリアであり、もともと職・住・遊・憩が高度に融合した24時間・365日都市です。現在大規模開発も複数進行中で、国際都市東京の新しい価値創造の舞台として、まさに大きなポテンシャルを有しています。当再開発計画では、「東京ミッドタウン構想」をテーマに世界中から様々な人や企業が集まり、活動、交流する場所を目指した街づくりを進めてまいります。マスターアーキテクト(基本となる建築デザイン)に関して、アメリカの総合建築設計事務所であるSOM(代表David.M.Childs)を起用しました。引き続き、各棟デザインやランドスケープにおける、国内外の建築デザイン事務所を複数起用したコラボレーションに取り組み始めています。

 今後、着工にむけて諸手続きを進めながら、周辺基盤整備や大規模空地・広場等のパブリックスペースを含め、各施設計画の詳細を検討してまいりますが、周辺開発と共生を意識しながら、地元関係者も含めた様々な人や企業との協同作業により、世界の叡智を結集した東京のミッドタウンを創造すべく全力を挙げて街づくりに取り組んでまいります。

以上

【都市計画概要】


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【施設計画の概要】


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【模型写真】

【マスターアーキテクトS.O.M概要】


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