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第19回<東京の夏>音楽祭2003
公演提供のお知らせ

平成15年7月11日 三井不動産株式会社

 弊社は、1988年以来、毎年<東京の夏>音楽祭の提供を行ってまいりましたが、本年も同音楽祭の公演を提供いたします。

 今年の音楽祭のテーマは、「儀式・自然・音楽」です。様々な地域で行われてきた儀式は、人間が自然に呼びかけ、対話し、自らもその一部であることを思い起こして、自然や神々への畏敬の念を表現するものとして行われてきました。叫びや歌、楽器を打ち鳴らす音楽、あるいは舞踏を通して、風土に根ざした共同体のなかで生きる人々の絆を深め、そこに居合わせる者たちに、活力や癒しを与えてきました。
 7月8日から7月28日まで、世界中の儀式と音楽関わりのなかから神霊と響きあう日本の太鼓や土着の信仰と外来の宗教が融合した世界各地の儀礼など、様々なプログラムが上演されます。

 弊社が本年提供する公演は、「<オープニング 日本の太鼓>樹花饗会」、「<インド現代舞踊>チャンドラレーカのシャリーラ〜火焔/欲望」の2公演です。

 「<オープニング 日本の太鼓>樹花饗会は、和太鼓のトップ・プレイヤーとして広く国内外で活躍する林英哲氏が、能楽大鼓(おおつづみ)奏者の大倉正之助氏をゲストに迎え、現代に生きる伝統の「打」の響きをお届けします。

 「<インド現代舞踊>チャンドラレーカのシャリーラ〜火焔/欲望」は、ヨーガやインド武術も取り入れ、インド舞踏の至宝といわれるチャンドラレーカの半世紀にもわたる活動の集大成とも言える作品をお楽しみいただけます。

 今回で19回目を迎える<東京の夏>音楽祭は、ヨーロッパの都市にあるような本格的な音楽祭を東京でも開催し、世界の優れた音楽を紹介することを目的に、昭和60年にアリオン音楽財団によって始められた音楽祭です。毎年、テーマを選び、複数のホールを舞台に開催される本格的で大規模なミュージックフェスティバルです。演奏やシンポジウムなどを通して、多角的にテーマを追求しながら、音楽を<文化>として捉えようとするもので、内外から高く評価され、来年は記念の20回を迎えることとなります。

 三井不動産グループは、"都市に豊かさと潤いを"をグループステートメントとして掲げ、より豊かな社会とゆとりある生活の実現を目指して芸術文化活動を支援しています。音楽を通じて国際文化交流に貢献する<東京の夏>音楽祭の公演を提供することにより、多くの方々に深い感動の世界をお楽しみいただきたいと考えています。

以上