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「中之島三井ビルディング」「汐留シティセンター」「青山パークタワー」が
「2003年度グッドデザイン賞(建築・環境デザイン部門)」を受賞
弊社として4年連続の受賞

平成15年10月1日 三井不動産株式会社

 三井不動産が開発を行った超高層オフィスビル「中之島三井ビルディング」(大阪府大阪市、「汐留シティセンター」(東京都港区)、ならびに超高層分譲マンション「青山パークタワー」(東京都渋谷区)が、本日、日本デザイン振興会主催の2003年度「グッドデザイン賞」(建築・環境デザイン部門)を受賞いたしましたのでお知らせいたします。
 なお、弊社は平成12年度以来、4年連続で同賞を受賞いたしました。 (「汐留シティセンター」と「青山パークタワー」は、弊社の他、事業法人等との共同事業です。詳細は添付資料をご覧ください。また、弊社が過去受賞したプロジェクトも添付資料に記載いたしましたので、あわせてご覧ください。)

 中之島三井ビルディングは、大阪の業務・文化の中枢である中之島西部地区に立地し、関西を代表するオフィスビルとして昨年8月に竣工しました。シーザー・ペリ氏(米国)ならびに光井純氏がデザイン監修として設計に携わり、新たな人の流れを生み出すことを意識した開放的なエントランスおよびロビー、縦方向のラインを基調に普遍性と先進性を表現した斬新な外観を擁しています。更に、「情報化時代のニーズへの適合と快適な執務環境の追求」をテーマに、オフィススペースは約1,500m2の無柱空間とし、自然換気・外装ルーバー・ペアガラス・雨水再利用システム等の採用で執務環境向上と環境負荷低減を実現しています。

 汐留シティセンターは、汐留シオサイト内に立地し、セキュリティ、環境、IT対応に関する最新設備の他、オフィスワーカーをサポートする各種店舗を備えたオフィスビルで、本年1月に竣工しました。ケビン・ローシュ氏(米国)および日本設計が設計したデザインは、高層部が独特かつ優美な曲面と深いエメラルドグリーンによる洗練されたもので近未来をイメージさせる一方、低層部は敷地内に復元される旧新橋停車場との調和を目指した花崗岩によるデザインであり歴史を蘇らせます。また、敷地内広場は周辺エリアとの連絡・交流が円滑に図られるよう計画されており、当ビルが「未来」と「歴史」、「汐留」と「周辺の街」とを融合させ、さらにそれらが共存して有機的な集合体となって活き活きとした街の実現を図ることを目指しています。

 青山パークタワーは、光井純氏のデザイン監修により、外壁はタイル、天然石、アルミ、ガラス等多彩な素材を用いてオリジナリティにあふれながらも、青山の街に溶け込むようなデザインとしました。ランドスケープデザインは「青山に森を創る」をテーマに、敷地の2/3以上の約5,000m2を緑地とし、その中に高さ19m・樹齢200余年のケヤキをシンボルツリーとして、また 10,000本の樹木・草花を植樹しました。さらに表情の異なる3つのガーデンとそれらを結ぶ2つの散策路を配置し、街の中にいながらにして四季の変化を感じることができるように演出しました。また、環境対応や、弊社と三井住友建設により共同開発したMAXS構法による耐震性、耐久性ならびに住戸計画の自由度が高い躯体構造など、弊社の超高層タワーマンションのノウハウを集大成した商品企画となっております。

 弊社は「グループステートメント」に「都市に豊かさと潤いを」を掲げて事業に取り組んでいます。また、先般、長期経営計画「チャレンジプラン2008」を発表し、その中で、不動産の付加価値向上を図るとともに、顧客に不動産に関するソリューションとサービスを提供していくことを目指しています。
 グッドデザイン賞は、デザインのみならずその商品の総合的な質が審査対象となっています。弊社は、「働く人に一番の場所であること」というワーカーズファーストの思想に基づいたオフィスビル事業や、CS戦略や環境対応を重視した住宅事業を展開しており、4年連続の受賞はこれらの顧客志向の経営が評価されたものと考えています。今後も、弊社は再開発事業をはじめとした様々な開発事業を通じて不動産の付加価値創造を行い、顧客志向に則った、魅力溢れる新しい都市づくりに取り組んでまいります。

*「グッドデザイン賞」は、1957年に通商産業省によって創立された「グッドデザイン商品選定制度」(通称Gマーク制度)を母体とする、我が国唯一の総合的デザイン評価・推奨制度です。この制度は、形の美しさだけではなく、「品質の良さ」「使いやすさ」「商品としてのバランスの良さ」といった観点から毎年ある一定数の「デザインが優れたものごと」を選び、その選ばれたものをもって生活者や産業などに働きかけ、社会全体をより豊かな方向へと誘導していこうとするものです。制度創設以来「デザインが優れたもの」として選定し推奨してきた総数は、約28,000点にも及んでいます。(詳細は財団法人日本産業デザイン振興会ウェブサイト、http://www.g-mark.org/をご覧ください。)

以上

【物件概要】中之島三井ビルディング

所在地 大阪市北区中之島三丁目3番3号
建築主 三井不動産株式会社
デザイン監修 シーザー・ペリ アンド アソシエーツ インク
設計監理 株式会社日建設計
施工会社 鹿島建設株式会社、三井建設株式会社、
東レ建設株式会社、日東みらい建設株式会社、
株式会社藤木工務店
用途 事務所、店舗
敷地面積 4,455.8m2(約1,348坪)
建築面積 2,673.92m2(約809坪)
延床面積 71,269.26m2(約21,559坪)
容積率 1,446%(許容容積率1,450%)
階数 地上31階 塔屋1階 地下2階
最高高さ 140.15m
構造 S造 SRC造
駐車台数 252台
着工 平成12年4月
竣工 平成14年8月

【外観写真】中之島三井ビルディング

【物件概要】汐留シティセンター

所在地 東京都港区東新橋一丁目5番2
建築主 アルダニー・インベストメンツ・ピーティーイー・リミテッド
三井不動産株式会社
設計 ケビンローシュ・ジョンディンカルー・アンド・アソシエイツ
株式会社日本設計
設計監理 株式会社日本設計
施工会社 株式会社竹中工務店
用途 事務所、店舗
敷地面積 19,708m2(約5,961坪)*ただし、汐留B街区全体
建築面積 7,357.49m2(約2,225坪)
延床面積 211,712m2(約64,043坪)
容積率 1,200% *ただし、汐留B街区全体
階数 地上43階地下4階
最高高さ 215.75m
構造 S造 SRC造
駐車台数 432台
店舗数 65

【外観写真】汐留シティセンター

【物件概要】青山パークタワー

所在地 東京都渋谷区渋谷一丁目19番18(住居表示)
建築主 三井不動産株式会社、住友商事株式会社、三井物産株式会社、 オリックス・リアルエステート株式会社
設計 三井住友建設株式会社一級建築士事務所
デザイン監修 光井純アンドアソシエーツ建築設計事務所株式会社
施工会社 東急・三井住友・大成建設共同企業体
用途 事務所、店舗
敷地面積 6,273.73m2(約1,897坪)
建築面積 3,113.77m2(約941坪)
延床面積 53,213.79m2(約16,097坪)
階数 地上34階建地下2階建
最高高さ 119.95m
構造 SRC造(一部RC造)
総戸数 314戸
駐車台数 276台
交通 JR山手線「渋谷」駅下車徒歩7分
営団地下鉄銀座線・千代田線・半蔵門線「表参道」駅徒歩8分
スケジュール 平成12年9月着工、平成15年5月竣工
販売概要 販売時期:平成13年6月〜
専有面積:45.00m2〜235.01m2
間取り:1LDK〜3LDK
販売価格:4,520万円〜71,000万円

【外観写真】青山パークタワー

【弊社の過去の受賞プロジェクト】

  • *平成12年度
    • センチュリーパークタワー(分譲マンション)
      (東京都中央区、平成11年3月竣工、地上54階建、756戸)
    • 麻布霞町パークマンション(分譲マンション)
      (東京都港区、平成12年3月竣工、地上8階建、92戸)
  • 平成13年度
    • ザ・パークタワー東京サウス(分譲マンション)
      (東京都品川区、平成13年7月竣工、地上30階建、239戸、店舗等4戸)
  • 平成14年度
    • 芝パーク・タワー(分譲マンション)
      (東京都港区、平成13年6月竣工、地上25階、住戸252戸、店舗4戸)
    • パーク・コート市谷加賀町二丁目(分譲マンション)
      (東京都新宿区、平成14年1月竣工、地上5階、51戸)
    • 「芝三丁目東地区再開発計画」内の「芝さつまの道」(公開空地)
      (再開発地区中央を貫く長さ約150m、幅約30mの道。江戸時代、ここ芝の地には薩摩島津藩上屋敷が置かれていました。この屋敷図から、井戸、蔵、能舞台、庭等のユニークなかたちを、「芝さつまの道」に配置したベンチ、噴水、サイン、展示ケース等景観装置や舗装の意匠に反映させることで、土地の記憶として蘇らせました。)