オフィスビル 渋谷ガーデンフロントの共有持分売却に関して
日本ビルファンド投資法人と合意
平成15年12月11日 三井不動産株式会社
三井不動産株式会社は、JR「渋谷」駅新南口に立地するオフィスビル「渋谷ガーデンフロント」・「渋谷ガーデンフロントアネックス」(以下、「当該ビル」。)の共有持分売却に関して、日本ビルファンド投資法人(以下、「NBF」)と合意に至りましたのでお知らせいたします。 なお、弊社は当該ビルの弊社所有分(共有持分20%相当分)すべてをNBFに売却いたします。(売却概要は添付資料を参照ください。)
当該ビルは、最新の仕様、設備を備えたオフィスビルで、平成15年9月末に竣工しました。開発に関しては、住友生命保険相互会社と弊社の共同事業であり、土地の取得以来、両社は競争力の高いオフィスビルの建設を目指して、共同で付加価値創造を行なってまいりました。
そのような中、弊社は開発推進に関わるプロジェクトマネジメントを住友生命から受託し、弊社がオフィスビル事業において掲げている「働く人に一番の場所であること」という“ワーカーズファースト”の理念を反映した、オフィスワーカーにとって安全・快適で利用しやすいオフィス環境の実現に努めました。
当該ビルには、テナントとしてトランスコスモス株式会社及びその関連会社が本社として入居し、竣工時点で満室稼働を実現しました。その結果、当該ビルは安定的な収益を生み出すオフィスビルとなり、優良なオフィスビルを取得して長期安定的な資産運用を目指しているNBFとの意向が合致し、今回の合意に至りました。
三井不動産グループは、長期経営計画「チャレンジプラン2008」において、不動産全般に関するマネジメント事業の拡大を図っていくことを掲げました。当該事業は、共同投資を通じて不動産の開発を行い、付加価値を高めた上で投資家に売却、開発利益を享受するとともに(投資家向け分譲事業)、不動産の開発推進に関わるプロジェクトマネジメント、竣工後の建物運営管理を行うプロパティマネジメントを受託しており、「チャレンジプラン2008」における典型的な事業手法の一つです。
以上
【「渋谷ガーデンフロント」「渋谷ガーデンフロントアネックス」概要】
事業主 | 住友生命保険相互会社、三井不動産株式会社 |
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所在地 | 東京都渋谷区渋谷三丁目23番地1他(地番) |
敷地面積 | 3,690.25m2(一団地認定区域、道路用地上地後) |
主要用途 | 事務所、店舗 |
延床面積 | 23,288.19m2(一団地認定区域、法定延床面積) 高層棟(オフィス)23,035.93m2 低層棟(店舗)252.26m2 |
構造 | 高層棟(オフィス) 鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造 低層棟(店舗) 鉄骨造 |
階数 | 高層棟(オフィス) 地上14階、地下1階、塔屋2階 低層棟(店舗) 平屋建 |
建物高さ | 高層棟(オフィス) 57.08m 低層棟(店舗) 7.05m |
駐車台数 | 高層棟(オフィス) 63台(内機械駐車61台) 低層棟(店舗) 2台 |
設計 | 株式会社日建設計 |
施工 | 株式会社大林組 |
プロジェクト マネジメント |
三井不動産株式会社 |
プロパティ マネジメント |
三井不動産株式会社((株)エヌ・ビー・エフ・オフィスマネジメントに再委託) |
主な仕様・設備 | 基準階 約330坪の無柱空間 1 フロア3ゾーンの個別空調 OAフロア100mm、基準階天井高2,750mm 電気容量70VA/m2、床加重500kg/m2(一部1000kg/m2) 非接触ICカードによるセキュリティシステム 制震構造 など |
【売却概要】
売却 対象不動産 |
渋谷ガーデンフロント・渋谷ガーデンフロントアネックスの 土地・建物共有持分 20%相当分(弊社所有分) |
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売却先 | 日本ビルファンド投資法人 |
売却価格 | 34億8,000万円 |
契約日 | 平成15年12月12日(予定) |
引渡し | 平成16年2月2日(予定) |
その他 | 当該事業は住友生命保険相互会社と弊社の共同事業 (共有持分比率、住友生命80:三井不動産20)です。 |