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〜東京ミッドタウンプロジェクト(仮称) 〜
六本木防衛庁跡地再開発(赤坂9丁目計画)
平成19年春グランドオープンに向け着工
新たな街の機能として「新サントリー美術館」(仮称)の進出が決定

平成16年5月18日 三井不動産株式会社

 「東京ミッドタウンプロジェクト(仮称)」六本木防衛庁跡地再開発(赤坂9丁目計画)については、コンソーシアム6社(全国共済農業協同組合連合会、明治安田生命保険相互会社、積水ハウス株式会社、富国生命保険相互会社、大同生命保険株式会社、三井不動産株式会社)により、本日、起工式を執り行い、本体工事に着手いたしました。施工については株式会社竹中工務店ならびに大成建設株式会社が行い、竣工ならびにグランドオープンは平成19年春を予定しています。

 また、国内外に向けて文化を発信する日本有数の美術館であるサントリー美術館(港区元赤坂1丁目所在)が、「新サントリー美術館」(仮称)として 移転進出することが決定いたしましたのであわせてお知らせいたします。

 当計画地周辺は、大使館等が数多く立地し、多くの外国人が居住する国際性豊かなエリアであり、職・住・遊・憩が高度に融合した24時間・365日都市です。現在大規模開発も複数進行中で、国際都市東京の新たな価値創造の舞台として、当計画地はまさに大きなポテンシャルを有しています。

 当計画では、隣接する檜町公園と一体で大規模なオープンスペースの整備を行い、合計4haの広大な緑の空間を都心部に創造するなど、緑を積極的に生かす開発を目指しています。本体工事に先立って「緑を継ぐ」為、既に敷地内のクス・イチョウ・サクラなど約140本の既存樹木を保存すべく移植工事を実施いたしました。

 そして、この緑をプラットフォームに、“ Diversity(多様性)on the Green”というキーワードのもと、世界中から集まる様々な人や企業が、活動し、交流することを通じ、新しい日本の価値(“Japan Value”)が発信される街づくりに取り組んでいます。まずは建築計画について良好な都市景観を創造するため、マスターアーキテクトにアメリカの総合建築設計事務所 SOM( SKIDMORE,OWINGS & MERRILL LLP 代表者: David.M.Childs)を起用し、デザインガイドラインを策定したうえで、各棟の設計について、国際色豊かな国内外複数の建築家によるコラボレーションを実現させました。

 複合都市となる当計画には、世界有数の超高級ホテルチェーン「ザ・リッツ・カールトン」の進出が既に決定しておりますが、ホテル・オフィスビル・住宅・商業施設などの各用途が、単に用途として複合するのではなく、ホテルを頂点に、相互にシナジーを持って作用することで付加価値を創造する(例えば、ホテルのホスピタリティやサービスが、住宅に提供されることで住宅の付加価値が高められたり、緑のオープンスペースをオフィスワーカーのビジネスの場として活用できる仕掛けを行うことでより高い価値創造を生む空間にするなど)、機能の複合により新たな価値が生まれる街づくりを進めてまいります。

 サントリー美術館は、昭和36年(1961)11月に創設以来、「生活の中の美」をテーマとして、絵画、陶磁、漆工、染織、ガラスなど、日本古来の美術・工芸品を中心として幅広い展示・収集活動を展開しており、国内外から高い評価を得ている美術館です。「新サントリー美術館」(仮称)としての移転は、単なる移転にとどまらず、「21世紀型の新しいミュージアムのあり方」を具現化すべく、規模を拡大しての開設を予定しており、当プロジェクトにおける文化情報発信機能の重要な一翼を担うことになると確信しています。

 当計画は、平成13年9月の一般競争入札落札以降、都市再生に資する象徴的プロジェクトとして、関係諸官庁ならびに地元関係者のご理解とご協力のもと、昨年3月の都市計画決定を経ながらも、2年半という非常に短かい期間で着工することができました。このようにスピード感を持ったスケジュールで進捗できたことは大変意義深いことと認識しており、今後も国際都市東京の都市再生に資する安全・快適な空間創造を行うべく鋭意全力を挙げて開発の推進をしてまいります

以上

「東京ミッドタウンプロジェクト(仮称)」ウェブサイトアドレス
http://www.tokyo-midtown.com

【物件位置図】


▲クリックすると拡大いたします。

【物件概要】

所在地 東京都港区赤坂九丁目内
交通 都営大江戸線・東京メトロ日比谷線「六本木」駅直結予定・
東京メトロ千代田線「乃木坂」駅徒歩3分
敷地面積 78,394m2(約23,714坪)
延床面積 約566,000m2
オフィス 約310,000m2
住宅 約116,000m2
(600〜700戸)
ホテル 約43,000m2
(約250室)
商業 約73,000m2
その他 約24,000m2
建物概要 A棟(ミッドタウンタワー)
構造規模 S造(一部RC造、SRC造)
地上54階地下5階(高さ約248m)
延床面積 約247,000m2(約74,717坪)
用途 オフィス(3階〜44階)
ホテル「ザ・リッツ・カールトン」(45階〜53階)
B棟(ミッドタウンイースト)
構造規模 S造(一部RC造、SRC造)
地上25階地下4階(高さ約114m)
延床面積 約117,000m2(約35,392坪)
用途 オフィス(2階〜12階)、住宅(13階〜24階)
コンベンション(地下1階〜1階)
C棟(パークサイド)
構造規模 RC造地上30階地下2階(高さ約108m)
延床面積 約57,000m2(約17,242m2
用途 住宅
D棟(ミッドタウンウエスト)
構造規模 RC造(一部SRC造、S造)
地上9階地下3階(高さ約48m)
延床面積 約89,000m2(約26,922坪)
用途 商業(地下1階〜4階)、住宅(2階〜9階)
E棟(ミッドタウンフロント)
構造規模 S造(一部RC造、SRC造)
地上13階地下3階(高さ約67m)
延床面積 約56,000m2(約16,940坪)
用途 オフィス(3階〜12階)、商業(地下1階〜2階)
施工 竹中・大成建設工事共同企業体 A棟(ミッドタウンタワー)
C棟(パークサイド)
D棟(ミッドタウンウエスト)
大成・竹中建設工事共同企業体 B棟(ミッドタウンイースト)
E棟(ミッドタウンフロント)
設計 総括設計者 日建設計
マスタープランデザイン Skidmore, Owings & Merrill LLP
A棟(ミッドタウンタワー)デザイン Skidmore, Owings & Merrill LLP
B棟(ミッドタウンイースト)デザイン Skidmore, Owings & Merrill LLP
C棟(パークサイド)デザイン 青木淳建築計画事務所
D棟(ミッドタウンウエスト)デザイン 坂倉建築研究所、隈研吾建築都市設計事務所
E棟(ミッドタウンフロント)デザイン Skidmore, Owings & Merrill LLP
商業デザイン Communication Arts
ランドスケープデザイン EDAW
事業
スケジュール
着工 平成16年5月
竣工 平成19年春(グランドオープン予定)

【敷地配置イメージ図】

【外観パース】