• CSR
  • 街づくり(複合施設)
  • オフィスビル
  • ショッピングセンター
  • 住まい

豊洲地区において、CSR的視点での街づくり理念を策定

平成17年4月21日 三井不動産株式会社

 三井不動産株式会社(所在:東京都中央区、代表取締役社長 岩沙弘道)は、石川島播磨重工業株式会社(以下 「IHI」、所在:東京都千代田区、代表取締役社長 伊藤源嗣)などが、江東区豊洲地区において推進している造船所跡地等約50haの再開発事業をこれま で支援して参りました。同地区において当社は、住宅、商業施設等の事業を実施する機会に恵まれ、ウォーターフロント複合開発を推進しております。今般、こ れらプロジェクトに本格着手することを契機に、企業の社会的責任(CSR、Corporate Social Responsibility)論の高まりと市場動向の変化に積極的に対応するため、豊洲地区におけるCSR的視点での街づくり理念(CSRポリシー)を 策定いたしました。

 豊洲1〜3丁目地区は、東京駅から約3.5kmという都心に近接したウォーターフロントエリアに立地しています。地下鉄有楽町線により銀座まで5分で結ばれた、湾岸地区において最も交通利便性に恵まれたエリアのひとつです。

  当社は、現在、本地区において、NTTデータ本社が入居する豊洲センタービル(1992年竣工)や日本ユニシス本社が入居する豊洲ONビル(1992年竣 工)の運営管理を行っているほか、IHI造船ドック跡地を保存・活用した商業施設事業(4-1街区・6街区、約200店舗・年間1,300万人来場予定) や、レインボーブリッジを望む高さ約180mの超高層マンション(7街区、総戸数約1490戸・IHIとの共同事業)等の住宅事業などを推進しておりま す。

  そして、今般、本格始動する上記商業施設事業(4-1街区・6街区)とマンション事業(7街区)の両プロジェクトをモデルケースとして取り上げ、豊洲地区 において当社が目指すべき街づくりの理念を、「環境」「景観」「地震対策」「ユニバーサルデザイン」「育児」「防犯」「地域交流」の7つのテーマに集約 し、基本的考え方をまとめました。

 以下は、豊洲まちづくりCSRポリシーの具体的な事例です。

環境 ヒートアイランド対策として、マンションの駐車場棟などの屋上緑化や、マンションと商業施設において合同打ち水を行います。また、マンションご購入者に対し、ご入居時に買い物バッグを無料で配布し、ゴミの減量化を推進します。
景観 「まちづくりガイドライン」に基づき、海からの景観を意識するとともに、ドック跡を活かしたランドスケープをはじめ、街角の広場空間や建物低層部の張り出し部分を利用したアメニティースペースなど、賑わいを演出し、歩いて楽しい空間を生み出します。
地震対策 地震や高潮対策として耐震補強された護岸が整備されるとともに、ドック跡を活用した非常時の海上輸送も検討中です。
ユニバーサルデザイン マンションにはサービス介助士の有資格者を配してお年寄りやお身体の不自由な方をサポートするほか、マンションや商業施設の共用部にはAED(自動体外式除細動器)を配置し、突然の心停止からの蘇生率を高めるよう努めます。
育児 保育所や託児所の整備に加え、子供向け社会教育型テーマパーク「キッザニア」(本社メキシコ)が日本初進出を予定するなど、子育てしやすい環境づくりを目指します。
防犯 マンションでは、外出先から携帯電話による遠隔操作が可能なセキュリティシステムの導入を予定しています。
地域交流 既に実施されている地元企業による街の定期清掃に、マンションご入居者の参加を促します。また、商業施設では、同趣味のお客様による地域コミュニティクラブの創設も検討しています。

 なお、本地区においては、既にオフィスビル(豊洲IHIビル、豊洲センタービルアネックス)や芝浦工業大学、ホームセンターのスーパービバホーム等の建 築工事が進行中であり、新交通「ゆりかもめ」が豊洲まで延伸となる平成18年の街開きに向けて、活発な街づくりが進んでいます。当社では、今後も引き続 き、各事業者と連携しながら、魅力ある街の実現に向けて鋭意努めて参ります。

以上

<添付資料1>
【位置図】

<添付資料2>
【施設配置図】

<添付資料3>
【豊洲まちづくりCSRポリシー】

豊洲まちづくりCSRポリシー [PDF:199KB]