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御堂筋の核となる「淀屋橋地区第一種市街地再開発事業」
「淀屋橋三井ビルディング」竣工

平成20年3月27日 三井不動産株式会社

 三井不動産株式会社は、独立行政法人都市再生機構が施行する「淀屋橋地区第一種市街地再開発事業(大阪市中央区)」において、特定建築者として再開発事業を推進してまいりましたが、明日3月28日、オフィスと商業施設の複合用途機能を持つ「淀屋橋三井ビルディング」が竣工いたします。

 当再開発事業は、敷地を南北に二分し、南側・B棟を「淀屋橋三井ビルディング」として当社および他の地権者とともに区分所有いたします。なお、北側・A棟については三井住友海上火災保険株式会社が単独にて所有いたします。
 当社は、淀屋橋三井ビルディングにおいて、他の地権者の保有するオフィス床のマスターリース業務(建物の賃借ならびに転貸業務)を受託するとともに、淀屋橋三井ビルディング全体の運営管理を行います。

 また、両棟の地下1階から地上2階は一体の商業施設となり、当社は三井住友海上火災保険の持ち分をマスターリースのうえ、自らの持ち分とあわせて、商業施設全体の運営管理を行います。なおこの商業施設は「淀屋橋odona(オドナ)」として平成20年5月30日にグランドオープンの予定です。

 当再開発は大阪のビジネスエリアの中心地区に立地し、メインストリートである御堂筋に面するとともに、地下鉄御堂筋線「淀屋橋」駅にも直結しています。
 外観は、御堂筋の歴史と文化を継承する風格を持ちながら、先進性を表現するものとなるよう、建物を高層部・中層部・基壇部の3層に分け、素材もガラス・金属・石を組み合わせることにより変化を持たせ、品格のある陰影を持ったデザインとしました。


淀屋橋三井ビルディング(手前)

 3階から16階のオフィスフロアは、1フロア約1,804m2(13階から16階は約1,237m2)、奥行17mの無柱スペースとし、天井高2,800mm、OAフロア100mmを確保しました。外壁サッシュには「喫煙室排気対応スリット」を設け、専有部内喫煙室設置にも対応しています。また、13階セットバック部分には屋上緑化を施し、設備面においては、Low−eガラスの採用や、窓に庇を設置することにより室内への熱射負荷を減らすなど、環境にも配慮しています。

 オフィステナントは、監査法人トーマツ・税理士法人トーマツ、日本生命保険相互会社、株式会社韓国外換銀行、株式会社OGIホールディングス等の入居が決定しております。

 当社は、「ワーカーズ・ファースト〜働く人にいちばんの場所であること〜」の理念に基づき、大阪のビジネスエリアの中枢にふさわしいオフィス機能と商業施設機能を併せ持つ淀屋橋三井ビルディングの運営管理を通して、引き続き地域の活性化と賑わいの創出に努めてまいります。

以上

【淀屋橋地区第一種市街地再開発事業概要】

事業名称 淀屋橋地区第一種市街地再開発事業
所在地(地番) 大阪市中央区今橋四丁目49番 他
交通 市営地下鉄御堂筋線「淀屋橋」駅直結
施工者 独立行政法人都市再生機構
特定建築者 A棟 三井住友海上火災保険株式会社
B棟 三井不動産株式会社
敷地面積 A棟 約3,425m2(約1,036坪)
B棟 約3,425m2(約1,036坪)
延床面積 A棟 約46,819m2(約14,163坪)
B棟 約44,936m2(約13,593坪)
規模・構造 A、B棟ともに、地下3階地上16階建
鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造および鉄筋コンクリート造
設計・監理 株式会社日建設計
施工 A棟 竹中・鹿島・大林・銭高・鴻池・三井住友・フジタ・奥村組土木・
ノバック共同企業体
B棟 大林・竹中・大幸・藤木・銭高共同企業体
スケジュール 平成18年2月 着工
平成20年3月28日 B棟・「淀屋橋三井ビルディング」竣工
平成20年3月31日 A棟・「三井住友海上大阪淀屋橋ビル」竣工

【位置図・配置図】


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