• 街づくり(複合施設)
  • イベント

日本の伝統的「おもてなし」を楽しむ外国人向け体験イベント
『“OMOTENASHI”Experience』開催中!
3月28日(土)まで毎週土曜日開催/会場:日本橋『室町 福徳塾(ふくとくじゅく)』

平成21年2月27日 三井不動産株式会社、有限会社新日屋 東京きもの倶楽部

 三井不動産株式会社ならびに有限会社新日屋 東京きもの倶楽部は、三井不動産が運営する日本橋の文化発信拠点『室町 福徳塾』(※下記参照)にて、外国人観光客などに日本の文化・伝統を体験していただく有料イベント『“OMOTENASHI”Experience』(おもてなし エクスペリエンス)を2月14日(土)よりスタートしました。

 三井不動産株式会社は、地元の住民や企業とともに、日本橋の活性化と新たな魅力の創造を目的とした「日本橋再生計画」を推進しており、本イベントは、この取り組みの一環として位置づけております。日本の伝統的な「おもてなし」を提供する場の一つである老舗の日本料亭における「おもてなし」を実体験いただき、和やかで心に残る時間を外国人観光客などに過ごしてもらい、日本の魅力を日本橋から発信していくことを目的としています。

<イベント初日の様子>

  • アメリカやメキシコなど11カ国からのお客様で会場は満席になりました。
  • 芸者による踊りやお座敷遊び、浄瑠璃の一派である新内(しんない)といった日本の伝統芸能を鑑賞しながら、日本橋の老舗が手掛ける旬の素材を使ったオードブルやそれに合わせた日本酒をお楽しみいただきました。
  • お客様が芸者に倣って「トラトラトラ」などのお座敷遊びを体験する場面では、慣れない身振りで楽しむ外国人のお客様の姿に会場が歓声で包まれました。

 期間中は、現役の芸者衆による踊りやお客様のお座敷遊び体験を毎回行います。これに加え、幇間(ほうかん)、太神楽(だいかぐら)、新内(しんない)、囃子(はやし)などの芸能を週替わりで披露します。3月28日(土)まで毎週土曜日18時より開催しておりますので、ご取材をご希望の方は三井不動産株式会社広報部(03-3246-3155)までご連絡下さい。


芸者衆による踊り

お客様のお座敷遊び体験(「トラトラトラ」)

新内

『“OMOTENASHI”Experience』概要

会場 日本橋『室町 福徳塾』
〒103-0022 中央区日本橋室町2-3-16三井6号館1階
開催期間 2月14日(土)〜3月28日(土)の毎週土曜日/計7回
開催時間 18:00〜19:30
芸能(予定) 2月14日=芸者衆、新内(実施済)
2月21日=芸者衆、太神楽(実施済)
2月28日=芸者衆、幇間
3月 7日=芸者衆、太神楽
3月14日=芸者衆、新内
3月21日=芸者衆、幇間
3月28日=芸者衆、囃子
オードブル 「手取りはんぺんの刺身」(日本橋室町「神茂」)
「穴子の佃煮」(日本橋「鮒佐」)
「出汁巻き卵」(日本橋人形町「鳥忠」)
対象 外国人の方であれば、どなたでも参加いただけます。
お問合せ先
有限会社新日屋 東京きもの倶楽部
TEL:03-3249-3136
定員 約30名
参加料金 12,000円(オードブル・飲み物付)

『室町 福徳塾(ふくとくじゅく)』

三井不動産株式会社が地元の住民や企業とともに推進している「日本橋再生計画」の取り組みの一環として、2006年12月に開設された日本橋の文化発信拠点です。以下の3つのスペースで構成されています。

■福徳塾
平成の寺子屋として、各界の文化人や日本橋の老舗の面々を講師に迎え、「江戸」「和」「日本橋」などをテーマに、古き良き日本の文化・伝統を学び、新しい日本文化を創出するセミナーを随時開催。
■福徳茶屋
日本橋の老舗の食材を使った料理をはじめ、季節の味をふんだんに取り入れた飲食メニューの提供を行う。
■福徳神社
千年以上も昔から日本橋室町に鎮座し地元に親しまれている神社。

※ 詳しくは、WEB(http://www.fukutokujuku.jp)をご覧ください。


『室町 福徳塾』店内

福徳神社

出演者プロフィール

■全体空間演出・司会進行/西浦 喜八郎(にしうら きはちろう)
1970年東京生まれ。オハイオ大学院地球物理学修士課程修了。幕末より続く古美術商(にしうらりょくすいどう)を表参道骨董通りにて経営。2006年に、現代のライフスタイルに「和の美しさ」をおりまぜ、自分を表現する「西浦流(NISHIURA STYLE)」を創設。日常の「自然の気」を取り入れるために花を生ける、香を聞くという活動を行う。日本、米国、欧州にて花、香の教室や展覧会、講義を行う。

■新内/富士松 小照(ふじまつ こてる)
東京下町本所生まれ。9才より富士松加賀照(ふじまつかがてる)のもとで新内を始める。1975年より、リサイタル「富士松小照の会」を意欲的に続け、65回に至る。古典にこだわりを持つが、作曲にも意欲的に取り組み、新作「伊勢物語」、「修善寺物語」を発表している。文楽義太夫(ぶんらくぎだゆう)との掛合いや文楽人形との共演、歌舞伎俳優や舞踊家との舞台出演、オペラ歌手やシャンソン歌手とも共演するなど幅広く活躍している。

新内(しんない)
「新内節」の略で、江戸時代に発生した浄瑠璃の一派。浄瑠璃とは語ることを中心とする音曲で、単純に旋律に言葉を乗せて歌うものとは異なるため「歌う」ではなく「語る」と表現する。三味線を伴奏に、繊細で美しい旋律と哀切のある声で「語る」情緒ある格調高い芸能。

■囃子/望月 太左衛(もちづき たざえ)
東京芸術大学邦楽科卒業、同大学院修士課程修了。2003年同大学院博士課程入学。邦楽囃子を幼少より父(十代目家元望月太左衛門)に指導をうける。1994年二代目望月太左衛を襲名。
“二世望月太左衛 鼓樂(こらく)”を開催するなど邦楽囃子における独自の世界を展開中。社団法人長唄協会理事・学校教育邦楽普及委員、国立劇場養成課鳴物講師。

囃子(はやし)
祭りや、能・狂言・歌舞伎・長唄・演芸などで、拍子をとったり、雰囲気を出すために楽器や人声で演奏される音楽。
主に太鼓、鼓、鉦などの打楽器と笛が使われ、芸能によっては唄や三味線が入る。

■太神楽/鏡味 仙三郎(かがみ ぜんざぶろう)
1946年岩手県盛岡市生まれ。1955年12代目鏡味小仙に入門し、芸名を盛之助とする。1957年池袋演芸場にて初高座。1960年に仙三郎と改名。故仙之助とコンビ結成後、芸術祭優秀賞を受賞し、東京都指定民俗無形文化財に指定される。1998年に太神楽曲芸協会副会長就任。弟子二人と鏡味仙三郎社中(かがみぜんざぶろうしゃちゅう)を結成し、2004年には太神楽曲芸協会会長に就任。

太神楽(だいかぐら) 
獅子舞・曲芸・掛合茶番などの曲芸。古くより神社に伝わる伎楽(ぎがく)、散楽(さんがく)の一部で、伊勢神宮、熱田神宮の二ヶ所が発祥の地と伝えられている。

■幇間/櫻川 七好(さくらかわ しちこう)
1982年に、元浅草芸者の岡本宮ふじを取り上げた劇中で、幇間役を演じ興味を持ち、その後の人生をこの仕事にかけようと決意。
1993年に悠玄亭玉介一門である櫻川米七に弟子入りし、翌年に東京浅草見番よりお披露目。宴会場でお客様に笑いと楽しみを提供するために、日々芸を磨いている。

幇間(ほうかん) 
宴席などで遊客の機嫌を取り、滑稽な動作・言葉によって座をにぎやかにすることを職業とする男性。男芸者、太鼓持ちとも称される。戦前は全国で470人以上いたと言われるが、現在日本には4名しかいない貴重な存在。

■芸者(げいしゃ) 
歌・舞踊・三味線などで宴席に興を添えることを職業とする女性。当イベントでは、新橋、新橋、赤坂、浅草等の芸者衆が毎回登場。

■ご取材に関するお問合せ先
三井不動産株式会社 広報部 TEL:03-3246-3155

■芸能の内容についてのお問合せ先
有限会社新日屋 東京きもの倶楽部 TEL:03-3249-3136