日本橋架橋100周年 江戸時代の生活の知恵を体感するイベント
「ECO EDO 日本橋 2011〜江戸に学ぶ心の涼」
2011年7月15日(金)〜9月11日(日)日本橋地区で開催
平成23年6月23日 ECO EDO日本橋 実行委員会、名橋「日本橋」保存会、三井不動産株式会社
ECO EDO 日本橋 実行委員会および名橋「日本橋」保存会は、日本橋地区において7月15日(金)から9月11日(日)まで、参加型の夏イベント「ECO EDO 日本橋 2011〜江戸に学ぶ心の涼」を開催いたします。
東日本大震災以降、エネルギー問題への関心も高まる中、江戸時代の暮らしから学ぶことは多く、冷房がなかった夏に、人々は川遊びや金魚鑑賞、そして浴衣姿で夕涼みをするなど、五感で涼を楽しむ知恵と工夫を生活に取り入れていました。本イベントでは、これらの体験を通じて“人と人、人と自然との共生”を考え、“心の涼”を感じていただくことを目的としています。
今年は20代目の「日本橋」が架橋100周年を迎えた特別な年です。江戸時代から震災、火事、戦災など幾度となく苦難を乗り越えてきた「日本橋」から、東日本大震災の被災地の復興を応援するため、被災地の物産、食材などを販売する「みちのく復興市」も7月23日(土)に開催します。
また、三井不動産(株)は日本橋地域の活性化と、新たな魅力の創造を目的とする官民地元一体の活動「日本橋再生計画」を推進しています。その一環として本イベントに特別協賛いたします。
「ECO EDO 日本橋 2011〜江戸に学ぶ心の涼」主なイベントおよび連携イベント
- ゆかた着用で涼をとる「ゆかた特典」
日本橋の老舗をはじめとする90店舗では、ゆかた着用の方にドリンクサービスなどの特典を提供。 - 川遊びで風を感じる「日本橋 川めぐり 橋めぐり」
今年4月に竣工した日本橋船着場を出発し、隅田川から東京スカイツリーを遠望するクルーズを実施。 - 江戸の知恵と工夫に学ぶ「江戸が生んだ金魚アートの世界展」
アートアクアリウムプロデューサー木村英智氏による、水辺の植物を配した清流の中に金魚を泳がせた涼やかな作品に加え、日本橋老舗「伊場仙」の金魚柄団扇や扇子、金魚をテーマにした「小津和紙」のはがきセットなどを展示。 - 江戸時代の賑わいを体験「日本橋河岸にぎわい祭」
日本橋の河岸のにぎわいを体感していただくイベントで、コレド日本橋北側の歩道空間(木原店(きわらだな))を中心に屋台が並ぶ。東日本大震災の被災地の物産、食材などを販売する第2回「みちのく復興市」も開催。 - 日本橋架橋100周年記念特別展「アートアクアリウム展〜江戸 金魚の涼〜」
&「ナイトアクアリウムミュージアムラウンジ」(連携イベント)
六本木ヒルズの「スカイアクアリウム」などの作品で著名なアートアクアリウムプロデューサー木村英智氏による、巨大金魚鉢や屏風水槽などが楽しめる特別展。夜にはナイトアクアリウムミュージアムラウンジとして営業します。
日本橋船着場
江戸が生んだ金魚アートの世界展(イメージ) |
巨大金魚鉢「花魁」(イメージ) |
- 〜ECO EDO 日本橋とは〜
- 2008年8月、名橋「日本橋」保存会や地元団体、企業などが中心となりECO EDO 日本橋 実行委員会を設立。「人と人、人と自然のつながりを大切にしていた江戸の人々の共生の精神を今に伝え、日本橋ならではの新たなスタイルを創造し、発信するまちへ」としてECO EDO 日本橋 宣言を行いました。
江戸のまちに暮らす人々は、モノを大切に使い、
自然とも共生する知恵と技術で、循環型社会を実現していました。
持続可能な「平和」の時代を支えていたのは、
人と人とのつながりを重んじる心、
自分勝手なふるまいを慎み、自分も周りも気持ちよく暮らす生き方です。
雨の日、狭い路地ですれ違う時に傘を外側に傾ける「傘傾げ」もその一つ。
互いに濡れないようにという「思いやり」の気持ちと、
傘が破れないようにという「モノを大切に使う」気持ちがあります。
ECO EDO 日本橋とは、
そんな江戸のまちに息づいていた共生の精神をいまに伝え、
日本橋ならではの新たなスタイルを創造し、発信するまち。
人と人、人と自然のつながりを大切にする心で築いていく循環型社会。
新旧の知恵を生かしたまちづくりが、日本橋からはじまります。
- 〜名橋「日本橋」保存会とは〜
- 天下の名橋であり、五街道の起点である「日本橋」が高速道路によって覆われ、美観が損なわれてしまったのは1963年のこと。この「日本橋」を蘇らせ、少しでも良い状態で後世に伝えたいと、1968年に本会が発足しました。現在は橋洗いなど様々なイベントを通して日本橋のPR活動を行っています。