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「霞が関ビルディング・東京倶楽部ビルディング」・「新宿三井ビルディング」
東京都環境確保条例 準トップレベル事業所に認定

平成25年2月12日
三井不動産株式会社

今般、三井不動産株式会社が所有・運営管理している「霞が関ビルディング(1968年竣工)・東京倶楽部ビルディング(2007年竣工)」(千代田区)と「新宿三井ビルディング(1974年竣工)」(新宿区)が、「優良特定地球温暖化対策事業所」の「準トップレベル事業所」の認定を受けましたのでお知らせいたします。

「優良特定地球温暖化対策事業所」の認定は、東京都が規定するCO2削減の管理体制・建物設備性能・事業所設備の運用に関する全228項目の審査内容に対して、取り組み内容が優れた事業所の削減義務率を緩和する制度で、評価点が70点以上を準トップレベル・80点以上をトップレベル事業所として認定し、その事業所のCO2排出量削減義務率をそれぞれ3/4・1/2に緩和するものです。

当2事業所は、大規模リニューアルを含む設備更新の実施による高効率設備の導入のほか、CO2削減の体制整備・運用管理水準の高さが評価され、今回の認定に至りました。

設備性能

  1. 大規模リニューアルおよび計画的な設備更新の実施
    • 霞が関ビルディング・・・地域冷暖房の導入による熱源効率の向上、各階可変風量高効率空調への更新、BEMS(ビルエネルギーマネジメントシステム)の導入
    • 新宿三井ビルディング・・・可変風量高効率空調への更新、群管理エレベータ、BEMSの導入
  2. 新築時における高効率設備の導入
    • 東京倶楽部ビルディング・・・Low-eペアガラスを含むダブルスキンファサード高効率空調・高効率照明・CO2濃度による外気量制御など

運用管理・管理体制

  1. BEMSのエネルギーデータ解析をもとに、空調システム・熱源システムなどの設備運用の最適化を図ったほか、機器の性能維持のため、保守点検・メンテナンスを適切に実施。
  2. 半年に一度入居テナント約180社を対象に「CO2削減推進協議会」を開催、共用部・専用部の省エネ対策を協議し、所有者・運用管理者・テナントが一体となったCO2削減活動を継続的に実施。

今回の2事業所の認定により、「優良特定地球温暖化対策事業所」が合計で10事業所11棟となりました。(トップレベル事業所が4事業所、準トップレベルの事業所が6事業所)

今後は、2014年度からの削減義務開始となる、「三井住友銀行本店ビルディング」・「室町東三井ビルディング(COREDO室町)」において「優良特定地球温暖化対策事業所」の認定申請を行い、2015年度以降も、設計段階から環境性能の優れたビルを企画・供給するとともに、所有者・管理者・テナントと連携し、認定を受けていく予定です。

当社は『 ~働く人にいちばんの場所であること~』をオフィスビル事業の基本理念に掲げ、ハード・ソフトの両面で高いレベルの安全・安心・快適なオフィスの提供に努めております。

また、「」の環境理念に示されるサステナブルな社会の実現に貢献することも事業者の使命と捉え、所有・管理するすべてのビルにおいて、商品性能と環境性能の向上に取り組んでまいります。

以上

施設概要

準トップレベル事業所
Ⅰ-1「霞が関ビルディング」

所在 東京都千代田区霞が関3-2-5
竣工 1968年4月
延床面積 153,959m2(全体)
主用途 オフィス、店舗
事業者 霞会館・三井不動産

準トップレベル事業所
Ⅰ-2「東京倶楽部ビルディング」

所在 東京都千代田区霞が関3-2-6
竣工 2007年9月
延床面積 23,078m2
主用途 オフィス、店舗
事業者 東京倶楽部・三井不動産
備考 霞が関ビルディングは東京倶楽部ビルへ熱供給をしているため、2棟で1事業所として認定

Ⅱ「新宿三井ビルディング」

所在 東京都新宿区西新宿2-1-1
竣工 1974年9月
延床面積 180,368m2
主用途 オフィス、店舗
事業者 三井不動産

※過去の優良特定地球温暖化対策事業所 取得実績

取得年 トップレベル事業所 準トップレベル事業所
2010年
  • 日本橋三井タワー
  • 東京ミッドタウン
  • 銀座三井ビルディング
  • 日本橋一丁目ビルディング
  • 汐留シティセンター
2011年
  • グラントウキョウノースタワー
  • ゲートシティ大崎
  • 赤坂BIZタワー