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アジア12カ国・地域から若き起業家が日本に集まり、ビジネスプランを競い合う
国際ビジネスコンテスト 「アジア・アントレプレナーシップ・アワード2013」 開催
~ 本年度は賞を拡充、一般聴講は無料で参加可能に ~

平成25年5月9日
一般社団法人フューチャーデザインセンター
一般社団法人TXアントレプレナーパートナーズ
東京大学産学連携本部
千葉県
三井不動産株式会社

一般社団法人フューチャーデザインセンター、一般社団法人TXアントレプレナーパートナーズ、東京大学産学連携本部、千葉県、三井不動産株式会社は、アジア各国と連携した国際ビジネスコンテスト「アジア・アントレプレナーシップ・アワード2013 (AEA 2013)」を、千葉県柏市・柏の葉キャンパス地域の「東葛テクノプラザ」をメイン会場として5月29日(水)~31日(金)の3日間にわたり開催します。本アワードは、日本が主導してアジアの起業マインドを盛り上げるとともに、新産業創造都市としての街づくりが進む柏の葉キャンパス地域を世界的なイノベーションの一大拠点にしていくことを目指して実施するものです。第2回大会となる本年度は賞を拡充し、中国市場開拓のための事業拠点や支援サービスを提供する賞を新たに設定するなど、起業家のグローバルな事業展開をより強力にサポートしていきます。

このほど、事業の革新性や経済的・社会的影響力、実行力に秀でたアジア各国の技術系ベンチャー企業20社が、本アワードにノミネートされました。ノミネート企業の起業家たちは会期中、日本のベンチャー支援者によるメンターシップやディスカッション、交流会などで学び合い、人的ネットワークを広げます。最終日には審査員や聴衆の前でビジネスプランのプレゼンテーションを行い、優勝ほか各賞が決定します。

本アワードには、賞金のみならずグローバルな事業展開のサポートを提供する多彩な賞が設定されています。2012年5月に開催した第1回大会の優勝企業(シンガポール)と千葉県知事賞企業(タイ)は、日本市場進出に向けて本アワード主催・共催各者より事業拠点の提供や法務支援、人材や事業パートナーの紹介などを受け、今春から柏の葉キャンパス地域のインキュベーション施設「東葛テクノプラザ」で事業展開を始めました。第2回大会となる本年度は賞をさらに拡充し、中国の瑞安集團(瑞安グループ)の協賛による「瑞安賞」などを新たに追加しました。瑞安賞の受賞者には、中国市場開拓の拠点として上海のインキュベーション施設「InnoSpace」の使用権や現地でのメンターシップ、法務・技術・人材支援サービスが提供されます。

会期中はコンテストのほかにも、アントレプレナーシップ(起業家精神)の社会的意義やベンチャー企業支援のあり方に関する講演会、昨年度受賞者スピーチなどの多彩なプログラムを行います。また今年はより多くの方の来場を促進するため、一般聴講を無料としました。アジア最高峰の起業家と出会い、最先端の技術やビジネスモデルに学び、投資や事業連携を探る機会として、投資家や事業家、起業を志す学生など幅広い方々の一般聴講参加を見込んでいます。


昨年度のファイナル風景。プレゼンテーションや質疑応答はすべて英語で行われる。

昨年度の受賞者発表の様子。右から3人目が優勝したClearbridge BioMedics代表のJohnson Chen氏。

【開催概要】

名称 アジア・アントレプレナーシップ・アワード2013 (AEA 2013)
日程 2013年5月29日(水)~31日(金)
会場 5月29日: 有楽町朝日ホール(東京都千代田区・有楽町)
5月30~31日: 東葛テクノプラザ(千葉県柏市・柏の葉キャンパス地域)
使用言語 英語(一部プログラムは日本語または日英同時通訳にて進行)
参加費 無料(一部プログラムを除く)
公式ホームページ http://www.fdc.or.jp/aea/
主催 (一社)フューチャーデザインセンター
共催 (一社)TXアントレプレナーパートナーズ、東京大学産学連携本部、千葉県、三井不動産(株)

【エントリー企業の選出】

各国・地域のノミネーション委員が、下記の要件を満たす企業を1社ずつ選出。

  1. 設立5年以内であること
  2. 未上場会社であること
  3. テクノロジーベンチャー企業であること
  • エントリー企業の詳細および各国・地域のノミネーション委員については別紙参照
  • 日本国内からは2013年3月25日に実施した国内予選を勝ち抜いた6社がノミネートされています

【審査方法】

  • 5月31日に行われるセミファイナル/ファイナルで各企業がプレゼンテーションを実施
  • セミファイナルではエントリー企業がそれぞれ10分間のプレゼンテーションを行い、上位6社がファイナルに進出。
  • ファイナルでは6社が15分間のプレゼンテーションを行い、公正な審査のうえ各賞受賞者を選出。

【審査基準】

  1. 事業の革新性/経済的・社会的影響力 (世界経済・社会に変革をもたらす可能性、事業の拡張性)
  2. 事業の実行力 (競争優位性、マネジメントチーム、戦略の全体整合性、プレゼンテーションスキルを含む コミュニケーション能力)

【各賞の内容】

  • 優勝 賞金300万円
  • 準優勝 賞金150万円
  • 第3位 賞金50万円
    • 優勝~第3位の受賞者には副賞として各2台ずつノートパソコンが日本ヒューレット・パッカード株式会社より贈呈されます
  • 千葉県知事賞
    「東葛テクノプラザ」への3年間無料入居権
    • 東葛テクノプラザとは千葉県柏市・柏の葉キャンパス地域のインキュベーション施設です
  • インテル賞
    「Intel Asia Pacific Challenge(2013年 8月に台湾で開催予定)」への出場権
    • 日本からのエントリー企業のうち最優秀チームに贈呈される賞です
    • Intel Asia Pacific Challenge は、インテル社が主催するアジアの起業家コンテストです
  • 瑞安賞(新設賞)
    • 中国市場開拓の拠点として「InnoSpace」を使用できる権利(6ヶ月間・代表者2名まで無料)
    • KICおよびInnoSpaceのビジネスマッチングセッションへの無料参加権
    • 法人格付与、リクルート、法律相談等の支援サービス(無料)
    • 受賞企業代表者2名分の拠点国~中国・上海間の往復航空券
    • ITまたはIT関連クリーンテクノロジー分野のエントリー企業のうち最優秀チームに贈呈される賞です
    • InnoSpaceは上海の複合コミュニティ「創智天地(KIC)」に設置されたインキュベーション施設です
  • 日本ニュービジネス協議会連合会会長賞(新設賞)
    賞金30万円

<主催者について>

一般社団法人フューチャーデザインセンター(FDC) [WEB]http://www.fdc.or.jp/
FDCは、環境・資源問題、食糧問題、医療問題、教育問題などの様々な課題に対して、国内外から優れた知と技術を結集し、課題解決の先進モデルを示す実践型シンクタンクです。FDCのミッションに関わる様々な分野においては、最先端の需要をキャッチする先見性、意欲、実行力などを備えもった起業家の活躍が重要となります。このようなイノベーションに挑戦する起業家を国を越えて支援し、新産業育成を促進させることを目的に、本アワードを開催します。

<共催者について>

一般社団法人TXアントレプレナーパートナーズ(TEP) [WEB]http://www.tepweb.jp/
TEPは、つくばエクスプレス沿線を中心に起業家やベンチャー企業の支援活動を行う組織であり、地域の大学、研究機関、行政、民間企業、個人支援者が連携して、持続可能なベンチャー支援のネットワーク構築を進めています。起業家が自国・地域内に留まらずアジアや世界に視野を広げる機会として本アワードを開催し、つくばエクスプレス沿線エリアの創業育成環境をより一層醸成していきたいと考えています。

東京大学産学連携本部 [WEB]http://www.ducr.u-tokyo.ac.jp/
東京大学産学連携本部は、東京大学のオリジナルな研究成果を社会に実装し、インパクトの高いイノベーションを実現すべく、知的財産の発掘・評価、管理・活用、起業・事業化に係る支援を行っています。起業・大学発ベンチャー支援としては、インキュベーション事業や学生起業家育成教育プログラムを主催し、また(株)東京大学エッジキャピタルがベンチャーキャピタルファンドを運営するなど、多様な活動を行っています。本アワードを通じて、グローバルな視点に立ってさらなる起業文化・アントレプレナーシップの醸成を進めてまいります。

千葉県 [WEB]http://www.pref.chiba.lg.jp/
千葉県は、世界とつながる成田空港を擁し、首都近郊のロケーションと若く優秀な人材にも恵まれた県です。東京大学などの学術研究機関やIT・バイオを含むテクノロジー系企業が集積するつくばエクスプレス沿線地域では、インキュベーション施設「東葛テクノプラザ」を中核に、産学官連携による研究開発促進などの新産業創出に向けた取り組みを進めています。国内外から起業家や支援者が一堂に会する本アワードを通じて、当地域がイノベーションと創業の拠点としてさらに発展していくことを期待しています。

三井不動産株式会社 [WEB]https://www.mitsuifudosan.co.jp/kashiwanoha/
三井不動産株式会社は、柏の葉キャンパス地域において環境共生・健康長寿・新産業創造を目指した「柏の葉スマートシティ」の街づくりを進めています。2014年春に竣工予定である柏の葉キャンパス駅前の複合施設では、緑豊かで創造的なオフィス環境とベンチャー支援体制を完備したイノベーション拠点の創出を計画するなど、新産業創造に向けた取り組みを積極的に行っており、本アワードもこれら街づくりの一環として実施するものです。

  • 一般の方からのお問い合わせ先
    アジア・アントレプレナーシップ・アワード2013 準備運営事務局
    Tel : 03-3502-6871(受付時間:平日10:00~17:00)
  • 報道関係の方からのお問い合わせ先
    アジア・アントレプレナーシップ・アワード2013 広報事務局
    Tel : 03-4580-9104

アジア・アントレプレナーシップ・アワード2013 プログラム内容

2013年5月29日(水) 会場:有楽町朝日ホール (東京都千代田区有楽町2-5-1)
~ 記念講演会 「いでよ 若き起業家たち」 ~

13:00 挨拶 *
各務 茂夫AEA 2013ノミネーション委員会委員長
                /東京大学教授 産学連携本部イノベーション推進部長
13:15 講演: 世界で戦うとは *
為末 大 元プロ陸上競技選手/一般社団法人アスリートソサエティ代表理事
14:00 講演: 日本から世界へ グローバルアプリ「LINE」の成長と挑戦 *
森川 亮 LINE株式会社 代表取締役社長
14:45 休憩
15:00 座談会 * (モデレーター:各務 茂夫 パネリスト:為末 大、森川 亮)
16:00 休憩
16:15 メンタリング・セッション (エントリー企業各社プレゼン10分+メンタリング15分)*
18:15 終了
  アワード出場者は午前および夜に、オリエンテーションやエクスカーション、歓迎夕食会を行います。

2013年5月30日(木) 会場:東葛テクノプラザ (千葉県柏市柏の葉5-4-6)
~ シンポジウム 「アジアからのイノベーション」 ~

10:00 オープニングスピーチ *
小宮山 宏 一般社団法人フューチャーデザインセンター 提唱者・最高顧問
10:40 基調講演: “ Delight: It's In Our Pocket ” *
南場 智子 株式会社ディー・エヌ・エー 取締役 ファウンダー
11:30 昨年受賞者スピーチ *
12:00 休憩
13:00 アンカンファレンス 提供:株式会社ロフトワーク
話したいテーマを参加者が自由に提起し、参加者同士でディスカッションする「アンカンファレンス」を7グループに分かれ、45分×3セッション行います。ネットワーキングはもちろん、議論を通じたイノベーションのヒントが生まれることを目指しています。
テーマ提起はどなたでも可能です。当日朝に会場で受け付けます。
17:00 休憩
17:30 ネットワーキングディナー
アジアの若い起業家と交流を深める機会として、アンカンファレンスの参加者を対象に有料(2,000円/当日受付にて支払い)にて参加いただけます。

2013年5月31日(金) 会場:東葛テクノプラザ (千葉県柏市柏の葉5-4-6)

9:30 セミファイナル(予選)
エントリー企業20社が4グループに分かれ、各社プレゼン10分・質疑応答10分を行います。
12:00 休憩
13:00 ポスターセッション
エントリー企業各社が来場者と直接対話して製品・技術・ビジネスモデルをアピールします。
13:30 ファイナル(決勝戦) 出場者発表
14:10 ファイナル(決勝戦) セミファイナルを勝ち抜いた6社が、プレゼン15分・質疑応答10分を行います。
17:15 終了
  アワード出場者や招待者を対象に、19:00よりフェアウェル・レセプション(受賞者発表)を行います。
一般向けの受賞者発表は当日20:30頃にホームページ(http://www.fdc.or.jp/aea/)で行います。
  • 日英同時通訳つきプログラム。その他のプログラムは英語のみで進行します。