• 街づくり(複合施設)

日本初のWindows Embedded 8搭載デジタルサイネージを柏の葉スマートシティで運用
「柏の葉キャンパス駅前デジタルサイネージ」 8月1日より本格運用開始
地域情報の一元化/リアルタイムな情報発信を促進し、街づくりに活用

平成25年8月1日
柏市
柏の葉アーバンデザインセンター
三井不動産株式会社
ストリートメディア株式会社
日本ヒューレット・パッカード株式会社
日本マイクロソフト株式会社

柏市(市長:秋山 浩保)、柏の葉アーバンデザインセンター(以下:UDCK、センター長:出口 敦)、三井不動産株式会社(以下:三井不動産、代表取締役社長:菰田 正信)、ストリートメディア株式会社(以下:ストリートメディア、代表取締役社長:大森 洋三)、日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下:日本HP、代表取締役社長執行役員:小出 伸一)、日本マイクロソフト株式会社(以下:日本マイクロソフト、代表執行役 社長:樋口 泰行)の6者は、柏の葉スマートシティ(千葉県柏市・柏の葉キャンパス地域)に、マイクロソフトの最新の組み込み型OS「Windows Embedded 8」を搭載した日本初※1のデジタルサイネージ※2システム「柏の葉キャンパス駅前デジタルサイネージ」の設置を完了し、街のエネルギーや防災、生活に関する様々な情報のリアルタイムな発信を8月1日より本格化します。

  • 1    2013年8月1日現在。日本マイクロソフト調べ。
  • 2    デジタルサイネージとは映像や文字情報等をディスプレイに表示する電子看板です。

【サイネージの主な特徴】

■街の多様な情報を一元化、Windows Embedded 8により整理・表示をスムーズに

タッチパネル型のデジタルサイネージにおいて、Windows Embedded 8を導入した独自のシステムを搭載。街づくりに関わる各団体が個別に情報発信していたホームページと機能連携し、日々の更新情報をデジタルサイネージ用のコンテンツとして自動加工してリアルタイムに表示します※3。これにより、行政機関等のニュースや交通情報、地域のエネルギー需給状況、街づくり計画、イベント予定など、街の最新情報を市民や来街者に一元的に発信することが可能となりました。また大規模な地震などの災害発生時には、緊急放送を発信する情報基盤として活躍します。なお、サイネージ上での情報の連携・処理には、マイクロソフトのクラウドプラットフォーム「Windows Azure」を活用しています。

  • 3    各ホームページの更新情報との自動連携、コンテンツ管理にはストリートメディア社のストリートキャストを導入しています。

■実証期間を経て本格運用を開始。約70種類のコンテンツを整備

サイネージは柏の葉キャンパス駅周辺に4台設置し、稼働状況や操作性を約4ヶ月間検証してきました。これらの検証により情報処理・発信の有効性が確認されたため、このたび本格運用を開始することとなりました。今後、新たな広告媒体としての活用提案も行い、継続的な運営体制の確立を進めていきます。

■街と共に成長するサイネージ。外部デバイスとの連携で地域サービスを拡充

街の発展と共にサービス展開を拡げるため、様々なデバイスとの連携を可能としました。当サイネージには近距離無線通信技術(NFC※4)を搭載しており、今後はスマートフォンをかざすだけで必要な地域情報が入手できるサービスの実現など、生活利便性を高める新たな地域サービス創出を進めていきます。

  • 4    NFC(Near Field Communication)は、10cm程度の距離から通信機器を「かざす」ことでデータ通信が可能になる技術です。


目的と設置環境にあわせた3種類のデジタルサイネージを計4台設置

【サイネージの設置場所と種類】

【サイネージの主なコンテンツ】

街のエネルギーを見える化
柏の葉キャンパス駅周辺エリアの
エネルギー需給状況を確認できます。

イベント情報
柏の葉キャンパス地域で行われる
イベントの情報をカレンダー形式で
確認できます。
地域Twitterアカウント
柏市や街づくりセンターが運用する
Twitterアカウントのつぶやきを
確認できます。

【サイネージにおける各社の役割】

柏市 市民並びに来街者向けの情報コンテンツの提供
UDCK 情報コンテンツの企画・調整
三井不動産 サイネージの設置管理
ストリートメディア サイネージの配信システムの開発と運用サービス
日本HP サイネージの配信システムの開発協力
日本マイクロソフト サイネージ端末ソフトウェア開発協力
< 柏の葉スマートシティについて >
柏の葉スマートシティは、「世界の未来像をつくる街」をコンセプトに街づくりが進められている千葉県柏市柏の葉キャンパス地域の次世代都市です。環境・エネルギー問題や超高齢社会といった現代の社会的課題に対応する環境共生・健康長寿・新産業創造の都市モデルを公民学が連携して創出しています。スマートシティ先導エリアと位置付けた柏の葉キャンパス駅周辺4 ブロック(約12.7ha)には、すでに約1,500 世帯の住民が生活し、「構想や実験段階ではない日本初の本格的なスマートシティ」として様々なサービスやシステムを実装した市民参加型の街づくりが進んでいます。2011 年12 月には内閣府より「環境未来都市」と「地域活性化総合特区」にダブルで指定され、国の支援も受けながら世界にその街づくり成果を発信する役割を担い、国内外から年間300 回以上の視察を受け入れています。
< Windows Embedded 8について >
Windows Embedded 8は、組み込み機器向けの最新のオペレーティング システム(OS)です。PCやタブレット向けのOSである「Windows 8」と同様のタイル型のユーザーインターフェイスや、クラウドサービスとの連携を様々な組み込み機器で実現できます。詳細は下記Webサイトを参照ください。
http://www.microsoft.com/windowsembedded/ja-jp/evaluate/what-is-windows-embedded.aspx