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  • 街づくり(複合施設)

自然との共生・共存を目指す 緑あふれる「東京ミッドタウン」
公益財団法人都市緑化機構『都市のオアシス』に認定

平成25年10月7日
三井不動産株式会社
東京ミッドタウンマネジメント株式会社

東京ミッドタウン(東京都港区、事業者代表 三井不動産株式会社)は、今般、公益財団法人都市緑化機構(代表理事・会長 矢野龍)が、都市環境における貴重な緑地の重要性を普及・啓発する目的で本年度より実施する『SEGES(社会・環境貢献緑地評価システム):都市のオアシス』において、認定施設に選出されました。

記録的な猛暑となった今夏、『都市のオアシス』認定候補地となった東京ミッドタウンの施設内に、体感温度を簡易的に計測できる測定機器「居心地メーター」が公益財団法人都市緑化機構により設置され、緑化による効果検証が行われました。その結果や書類審査及び現地確認をもとに、3つの認定基準「公開性・市民性」「安全性」「環境への配慮」※を満たす施設として、この度正式に『2013都市のオアシス』に認定されました。本年10月23日(水)に認定式が行われる予定です。

「東京ミッドタウン」は、環境にやさしく開放感あふれる自然環境を提供する“On the Green”をコンセプトのひとつに掲げ、2007年3月に開業した大規模複合施設です。隣接する港区立檜町公園も含めて、開発面積の約4割にあたる約4ヘクタールが広大な緑地とオープンスペース(公開空地)で構成されています。緑地の樹木は、従前の防衛庁の敷地内にあったクスノキや桜など約140本を移植して残しました。緑地やオープンスペースでは、四季折々のイベントが行われ、街を訪れる方々や地域の方々が集う、都心において貴重な憩いの場となっています。

  • 『都市のオアシス』の認定基準
    1. 一般の多くの方が利用可能でアクセスしやすい「公開性・市民性」
    2. 明確な管理者のもとで日常的な維持管理・安全性確保がされている「安全性」
    3. 都市の温暖化抑制や生物多様性の保存などの配慮がされている「環境への配慮」
      対象は市街地(市街化区域内)に位置する民有の緑地

【東京ミッドタウンの環境への取り組み(抜粋)】

東京ミッドタウンは、都心における貴重な緑を舞台として、自然と共生する開かれた街づくりを目指し、緑、水、エネルギーを中心に、さまざまな角度から環境に関する取り組みを行っています。
詳しくはこちらのホームページをご覧下さい。
http://www.tokyo-midtown.com/jp/about/csr/

約4ヘクタールのオープンスペースと緑のネットワーク

隣接する港区立檜町公園と合わせ、開発面積の約4割(約4ヘクタール)が緑あふれるオープンスペースとなっており、緑化面積は従前の防衛庁時代の約2.7倍にも及びます。地域の人々の憩いの空間となり、さまざまなイベントの会場としても利用されるほか、災害時には防災活動スペースの確保にも役立ちます。また、青山から六本木を経て赤坂に至るグリーンベルトの一部を形成しています。この「緑のネットワーク(緑の地域軸)」は、都心に潤いをもたらすとともに、ヒートアイランド現象の緩和や都会の生態系維持にも貢献しています。

約2,300m2の屋上緑化

建物屋上部の遮熱やヒートアイランド現象の緩和を図るため、屋上緑化も推進しています。その総面積は約2,300m2。その一部は屋上庭園として、住民等の憩いの場になっています。

CO2の削減効果

敷地内の樹木には、CO2を吸収することによる削減効果もあります。その量は約1.65t-CO2/日。これは、約1,700人の呼吸によるCO2 排出量、約100世帯のCO2排出量に相当するものです。

ヒートアイランド現象の緩和

2007年8月に実施したサーモグラフィカメラの航空撮影による実測調査の結果、港区立檜町公園を含む敷地約10ヘクタールの表面温度は、周辺地域と比べて昼間でおよそ3℃、夜間でおよそ1℃低いということが分かりました。

(写真:東京ミッドタウン上空撮影の熱画像。左:昼間、右:夜間)