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業界初 物流ICTに特化したショールーム「MFLP ICT LABO」
三井不動産ロジスティクスパーク船橋Ⅰに本年8月開設予定

2017年3月7日
三井不動産株式会社

三井不動産株式会社(所在:東京都中央区 代表取締役社長 菰田正信)は、物流ICTに特化したショールーム「MFLP ICT LABO」(約130m2)を、三井不動産ロジスティクスパーク船橋Ⅰに開設することを決定しました。物流施設を開発運営するデベロッパーがICTに特化したショールームを施設内に設置することは、初の取り組みになります。開設は本年8月を予定しています。

本LABOは、物流業務の効率化・省力化等に資する先進的なICT関連商品や製品などを設置し、当該機器の企業と共にノウハウを相互に提供し合いながら、連携して当社施設の入居企業および入居検討企業の皆さまに、新たなソリューションをご提案させていただくものです。物流業界が直面している人材確保の課題に対し、本LABOが一助となることを目指しています。

第一弾として、株式会社岡村製作所の次世代型ロボット自動倉庫「AutoStore(オートストア)」の設置が決定しました。他社製品についても今後導入を検討します。


「MFLP ICT LABO」イメージ

自動倉庫型ピッキングシステム「AutoStore(オートストア)」

ノルウェー のAutoStore AS社が開発した次世代型ロボット自動倉庫。日本では岡村製作所が販売契約を締結しています。専用コンテナを高密度に収納し、ロボットがコンテナの出し入れを行う自動倉庫型ピッキングシステムです。格子状に組まれたグリッド(支柱・梁)、ビン(専用コンテナ)、ロボット(電動台車)、ポート(ピッキングステーション)の各モジュールで構成されます。

「オートストア」の導入数は全世界で150にのぼり、様々な業種・業態で活用されています。高い収納効率を生かし、特に多品種少量のロングテール商品を扱う通信販売業界の物流拠点やメーカーの保守部品サービスセンターなどに最適なシステムです。直近では日用雑貨・アパレルの大手小売企業など数社が相次ぎ導入するなど、日本の物流業界において注目の製品となっています。

グリッドはレイアウトの自由度が高く、様々な設置環境に対応し、スペースを有効活用できます。

当社は、2016年に策定したロジスティクス事業ステートメント『ともに、つなぐ。ともに、うみだす。』を基に、既存の枠に捉われない価値づくりに挑戦するべく、様々な施策を行ってきました。物流施設の開発に留まらず、入居企業の人員確保に向けたコンサルディングサポートや、館内従業者の皆さまが快適に働けるようカフェテリアなどのアメニティの充実、当社商業施設の特典付与などを行っています。今後もさらなる付加価値を提供できる先進的な取り組みを行ってまいります。

「三井不動産ロジスティクスパーク船橋Ⅰ」(MFLP船橋Ⅰ)概要

所在地 千葉県船橋市浜町2-5-7
アクセス JR京葉線南船橋駅 徒歩約8分
敷地面積 42,060.00m2(約12,723.15坪)
延床面積 198,386.13m2(約60,011.80坪)
構造 地上8階建/RC・S造
竣工 2016年9月