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第3回「働く不動産」「働かない不動産」第3回「働く不動産」「働かない不動産」

レッツプラザ2016年6月号/執筆者:神宮 保彦

皆様が所有している不動産は働いていますか? 言いかえれば不動産がお金を産んでいるかと言うことです。この考え方は皆様がご所有されている不動産資産を棚卸しするときに必要な考え方で「収益還元法」という不動産評価の基礎になる考え方でもあります。

「働く不動産」とは

「働く不動産」として、まず思い浮かぶのは賃貸マンションやアパートなど賃貸用の建物ですね。建物を賃貸することで毎月「賃料」という形で収入を得ることができます。そのほかにテナントビルや貸店舗、駐車場や貸地などもこれに当てはまります。またご自身が事業用に使用している店舗や事務所なども働く不動産であると考えられます。

一方「働かない不動産」とは、所有しているだけで収入を得られていない不動産のことです。例えば、空き地や空き家、特に収入を生んでいない山林のほかに、あえて自宅や別荘もこちらに分類します。

「働く不動産」がちゃんと働いているか?

働く不動産には「良く働く不動産」と「あまり良く働かない不動産」があります。立地にもよりますが土地・建物の実勢価格に対して5%程度以上の利回りに相当する収入が得られていればまずまず合格点だと言えます。また、土地を有効活用してアパートなどを建てる場合には建築コストに対して10%以上の利回りに相当する賃料が見込めなければ効率的な事業とは言えません。建築コストが高止まりしている昨今ではより効率的な計画が必要です。

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