レッツプラザホーム > 資産活用 > 物騒な世の中、ひとり暮らしが不安
世の中には「持つ者」と「持たざる者」がいます。 「持たざる者」からみれば、不動産の悩みなんて贅沢な悩みに見えるでしょう。 でも、今は「不動産を持っているだけでバラ色」とはいきません。 不動産はうまく活かして初めて、持ち主をハッピーにする資産に「なる」のです。 このコラムでは、そのための頭の整理方法と問題解決のヒントをご紹介します。 さて、今回は、一軒家のひとり暮らしに不安を感じ始めた若子さん(69歳)。空き巣や強盗、独居老人の孤独死などのニュースを見聞きするたびに「何とかしなければ」と思うのですが、どうしたらいいかわかりません。
「主人の実家の東京の下町に移り住んで42年。夫は部品工場を経営していましたが、長男も長女も継ぐ気がなく、人に譲りました。景気がいい頃だったので高く売れましたが、お金を使う暇もなく逝ってしまいました。長男は転勤で海外、長女も四国に嫁いでしまい、私は一軒家にひとり暮らしです。 子どもと同居したいとは思いませんが、マンションやビルが増えてご近所付き合いも少なくなり、心細い日々を送っています。若い世代は自分のことに忙しくて、町内会や他人のことに関わっている暇もないのでしょう。息子や娘もそうですから仕方ありません。 ただ、不景気のせいか、物騒な事件が頻発しています。ご近所で空き巣や振り込め詐欺が発生したり、近くの団地で老人の孤独死があったり……。経済的には主人の遺産があるので困りませんが、なまじお金があるだけに空き巣や詐欺に狙われないか、心配です。 自宅の敷地が70坪ほどありますので、友人は「いい場所だし、何にもしないのはもったいないわよ。庭なんか潰してアパートにしたら」と言いますが、失敗したらと思うと怖くて踏み切れません。ただ、この家も築42年の木造ですから、大地震が来たらひとたまりもないでしょう。「いっそ売ってしまって老人ホームに入ろうか」などと思うこともありますが、決心がつかないまま時間ばかり経ってしまいます。」
「なんとかしなければ」と思いつつ先送りしてしまう。よくあることです。でもね、考えてみてください。これから10年、20年、不安を抱きながら暮らしつづけるのですか。生活を変えることは面倒だし、リスクもあるでしょう。しかし、一方で「何もしないリスク」もあります。たとえば、先送りすればするほど、地震リスク、空き巣や強盗などのリスク、病気や怪我のリスクは高まりますし、このまま放置すれば、将来相続争いになる可能性だってあります。 では、先送り癖を直す簡単なコツをお教えしましょう。まず、今の暮らしの問題点を書き出すのです。次に「これからどんな暮らしがしたいのか」を書き出します。そして、自分にとって重要だと思う順にナンバーをふります。漠然と心のなかで思っているより、紙に書き出すことで問題点が整理され、進むべき方向が見えてきます。 次にこの紙をもって専門家に相談してみることです。不動産活用や資産活用のコンサルティングをしている会社はたくさんありますが、この段階では総合的な提案ができるところがいいでしょう。たとえば、このサイトを運営している総合不動産会社もそのひとつ。1社だけでなく、何社かに相談してもかまいません。若子さんの希望をかなえる選択肢をいくつか具体的に提案してくれます。一歩踏み出すには、このように抽象的な問題や希望を具体な形にしていくことです。 私は専門家ではありませんが、若子さんが「安全で安心な暮らし」を最優先するならば、たとえば、次のような選択肢があるのではないかと思います。
不動産ジャーナリスト。1978年、青山学院大学卒。「住宅画報」編集、「住宅新報」記者を経て1995年に独立、専門誌や経済誌を中心に住宅・不動産関係の記事を執筆する。