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「いわう」。この言葉には、めでたい物事を喜ぶ「祝う」のほか、慎んで神に祈り願う「斎う」という意味が紡がれている。
今回の主役は、一輪でも華やかさを湛えるランである。伝統のスタイルをモダンに整えたガラスの器に輝くのは、コチョウラン、シンビジウム、オンシジウムなど7種類15品目。寄り添うように19品目の実が捧げられている。色、大きさ、表情も異なる切り花たちが、日々その姿を変えていく。繊細にして大胆。寡黙にして饒舌。ひとつの器の中で、華やぎは沸騰点を極め続ける。繚乱の佇まいは、一幅の絵画であり、ジャンルを超えた創作料理である。
花の王様、ラン。艶やかな故に万人に愛されるこの花の品種は実に10万を超え、植物全体での割合は10パーセントに相当するといわれる。どの花よりも多く品種改良され、真なる美への挑戦が繰り返されているのだ。革新の連続。ランが放つ絶えることのない情念こそが、"祝う喜び""斎う祈り"を同時に満たすことができる稀な存在にしている。 |
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| 2012/01/24 |
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