Let's Plaza 三井不動産(資産活用) サイトマップ &EARTH 都市に豊かさと潤いを 三井不動産
文字サイズの変更 小 中 大
資産承継
資産承継
嫁や孫たちと仲良く暮らしたいけれど

「持てる」女性たちの贅沢な悩み相談室

嫁や孫たちと仲良く暮らしたいけれど

世の中には「持つ者」と「持たざる者」がいます。
「持たざる者」からみれば、不動産の悩みなんて贅沢な悩みに見えるでしょう。
でも、今は「不動産を持っているだけでバラ色」とはいきません。
不動産はうまく活かして初めて、持ち主をハッピーにする資産に「なる」のです。
このコラムでは、そのための頭の整理方法と問題解決のヒントをご紹介します。
さて、今回は、ご主人を亡くして、ひとり暮らしが心細くなっている佳織さん(71歳)です。病弱なこともあり、長男家族との同居を望んでいますが、お嫁さんとうまくやっていけるか、心配されています。

「3年前に夫を亡くし、財産を相続しました。長男は東京、次男は福岡、三男は茨城におり、それぞれ家庭をもっています。可愛い孫も5人います。今はなんとかひとり暮らしを続けていますが、病弱なこともあり、近い将来、長男の家族と同居したいと思っています。長男は優しい性格で、家を建てるとき、私の部屋も用意してくれました。ただ、まだ嫁の本心がわからず、うまくやっていけるか、心配です。

というのも、私の友人が同居している嫁とうまくいかず、しょっちゅう愚痴を聞かされているからです。『あなたは家も財産もあるから幸せよ。経済的に自立できるのなら、私だって嫁に気兼ねして暮らすより、絶対ひとり暮らしがいいわ。同居したいなんて信じられない』とか、『嫁さんがあなたに良い顔をするのは財産狙いよ。同居したら気をつけなさい』などと言います。まさかとは思いますが、嫁といえども、アカの他人。一緒に暮らすようになれば、お互いに気苦労が多いことは確かでしょう。ただ、私がもし倒れたら、やはり介護は息子ではできません。嫁にお願いすることになると思います。

もうひとつ心配なのは、長男の嫁と、次男、三男の嫁の仲があまり良くないことです。私が長男家族と同居すると、次男や三男の嫁や孫がこれまでのように遊びに来てくれなくなりそうです。私の望みは子どもや孫たちが仲良く、健やかに暮らすこと。私の同居がもとで、後々子どもたちが相続争いになったりしたらと思うと、なかなか決心がつきません。」

 嫁姑の問題は本当に難しいですね。佳織さんがおっしゃったように、「嫁といえども、アカの他人」です。共通の想い出もなく、歳も価値観も違う女性ふたりが同じ屋根の下に暮らすのですから、多かれ少なかれ衝突するのは当たり前。そうした衝突やケンカを繰り返しながら、だんだん「家族になっていく」というのが現実なのでしょう。

 私の親戚に、仲の悪いことで有名な嫁姑がいました。どちらも気が強く、譲りません。長い闘病生活の末に、92歳でお義母さんが亡くなったとき、お嫁さんは「ケンカ相手がいなくなって、張り合いがなくなってしまった」と大泣きして、皆びっくりしました。家族とは不思議なものです。

 佳織さんのもうひとつのご心配は、「長男家族と同居することで、他の子どもたちや孫たちと疎遠になったり、相続争いになったりするのではないか」ということでした。先日、参加したセミナーで、税理士の先生から参考になるお話を聞きました。それは「生前贈与」です。

 長男家族と同居するとなれば、自宅を売却しますね。そのお金をいろいろな形で、子どもたち、孫たちに贈与していくのです。セミナーで出たケースでは、毎年お孫さんたちの誕生日に一族を集めてパーティーを開き、まとまったお金をお子さんに贈ります。お子さんたちは40代。住宅ローンや教育にお金がかかる年代ですから、この余裕資金は何よりもありがたいものです。ちなみに、ひとり当たり年間110万円までの贈与には税金がかかりません。500万円でも贈与税は53万円です。その上、誰に何回、贈ってもいいのです。

 お嫁さんには相続権がありませんから、「いずれお世話になりますが、よろしくね」という気持ちを込めて、いろいろな機会にお金を渡してはどうですか。感謝の言葉とまとまったお金をもらって嬉しくない人はいません。「お金で幸福は買えない」と言いますが、皆がハッピーで楽しく暮らせるようなお金の使い方ができれば、そのお金は「生き金」になります。それにね、いつもニコニコしてお小遣いをくれるおばあちゃんを嫌うようなお嫁さんやお孫さんはいないと思いませんか?

2010/01/28

不動産ジャーナリスト。1978年、青山学院大学卒。「住宅画報」編集、「住宅新報」記者を経て1995年に独立、専門誌や経済誌を中心に住宅・不動産関係の記事を執筆する。

あなたを想うことから資産承継ページの先頭へ
copyright 2012 Mitsui Fudosan Co., Ltd. All Rights Reserved.
三井不動産のプロジェクト