三井不動産のプロジェクト

三井アウトレットパーク 倉敷

憩いの場という役割を受け継ぐ施設でありたい
商業施設本部リージョナル事業部事業推進グループ 田畑絵美

まずは開発コンセプトからお聞かせください。

コンセプトは「倉敷の森」です。「三井アウトレットパーク 倉敷」は「倉敷チボリ公園」というテーマパークの跡地に誕生しました。テーマパークと言っても、緑豊かなまさしく森のような環境で、地域の方々の憩いの場だったそうです。その役割をしっかりと受け継ぐために、緑と水に囲まれた心安らぐ施設にしようと考えました。

「倉敷の森」というコンセプトはどのように施設づくりに反映されていますか?

まず、「倉敷チボリ公園」の既存樹木を43本残しました。それ以外にも屋内外に緑をふんだんに配し、敷地に沿って流れる「倉敷用水」の周囲にも芝や樹木でくつろぎの空間を作るなど、ショッピングはもちろん、お子さまからご年配の方まで、集い、憩い、楽しんでいただける施設づくりを心がけました。

「三井アウトレットパーク 倉敷」のシンボルの一つでもありますから、ツリーハウス・クリエーターの第一人者である小林崇氏にプロデュースをお願いしました。小林氏の「ツリーハウス」をアウトレットモールに常設するのは日本初の試みです。前例がないため、安全面などの課題を一つずつクリアしながら完成にこぎ着けました。
このツリーハウスを見にきていただくほか、施設内にはお子さま向けの遊具を多数ご用意していますので、ご家族連れのお客さまにはぜひ足を運んでいただきたいですね。

モールが二つのゾーンに分かれていますが、その狙いを教えてください。

一つは、モール巡りを楽しんでいただくためです。「フォレストゾーン」と「タウンゾーン」は、それぞれ“森”と“街”をテーマにデザインしています。森の別荘地から賑やかな石畳の街へと移り変わる風景を散策気分で楽しんでいただきたいですね。また、風景が変わることで、お客さまが現在地を把握しやすいというメリットもあります。

ショップラインアップにはどんな特長がありますか?

ご家族連れのお客さまを中心に、幅広い世代の方にご利用いただきたいので、普段使いに適したカジュアルブランド中心に誘致しています。全120店舗のうち、実に112店舗がアウトレット中国地方初出店というのも大きな特長になります。

これまで挙がったこと以外で、既存の「三井アウトレットパーク」と比べてここがユニークという点はありますか?

隣接する「アリオ倉敷」との相互利用が見込める点ですね。同じ「倉敷チボリ公園」跡地の開発プロジェクトとしてスタート当初から連携し、屋根付きの連絡通路での接続や、お互いに案内用サインも掲示することになりました。また、「三井アウトレットパーク 倉敷」にはいわゆるフードコートがありません。これも連携して開発していくなかでフードコートは「アリオ倉敷」に作り、こちらにはより“憩い”に特化した空間ということで、話題の軽食やスイーツも楽しめる全天候型休憩スペース「Cafeteria(カフェテリア)」をご用意しています。

市が新たに整備した「倉敷みらい公園」も隣接していますね。

開発は倉敷市とも連携を図りながら進めました。「ツリーハウス」や「ポップジェット(噴水)」が置かれた芝生の広場の向こうに「倉敷みらい公園」が広がるレイアウトになっています。お客さまには「三井アウトレットパーク 倉敷」と「倉敷みらい公園」の境界を気にすることなく、気軽に往来していただける空間づくりを目指しました。

中国地方最大級のアウトレットモールで、場所は倉敷駅前。地域社会へのインパクトも大きいと思うのですが、何か地域を意識した取り組みはありますか?

地域社会の一員として、倉敷の情報や魅力の発信地になれればと考えています。市の観光情報を発信するデジタルサイネージの導入はその一例です。また、地元ラジオ局「FMくらしき」のスタジオブースを「Cafeteria」内に設けたり、倉敷観光の目玉である美観地区の案内図「てくてくマップ」を施設内に置いたりもしています。反対に市の施設にも「三井アウトレットパーク 倉敷」のリーフレットを置いていただいているので、アウトレット目当ての方が美観地区に足を運んだり、観光目当ての方がこちらに立ち寄ったりと、地域の中で良い相乗効果が生まれればうれしいですね。

三井アウトレットパーク 倉敷

施設の概要のほか、規模やアクセス情報などを紹介しています。