オフィスビル事業では「その先の、オフィスへ」をコンセプトに掲げ、ただ働く場所としての空間を提供するという、既成のオフィスビルの概念にとらわれない空間やサービスを創出し続けています。万全の「平時の備え/有事の対応」を整えることにより、「持続性と安心」を、女性・高齢者・外国人などを含むすべての「働く人」と企業の力を高められるような「快適と効率性」を、そして訪れる全ての人、テナント、企業、地域の方々にさまざまな出会いとつながりを提供することで「広がりと革新」をもたらすことのできるオフィスが、三井不動産の目指すオフィスです。今後も、先進性と革新性を持った次世代のオフィスを創り、その先にある豊かな未来を築いていきます。

三井不動産の商業施設事業では、地域に根ざし、お客様とともにはぐくんでいく「Growing Together」というコンセプトを掲げています。地域に根ざし、お客様とともに育んでいく、商業施設事業のコンセプトです。
商業施設には郊外型の「ららぽーと」、地域密着で近隣型の「ララガーデン」、ブランドアイテムのショッピングをリーズナブルに楽しめる「三井アウトレットパーク」、都会に上質なゆとりをもたらす都心型などがあり、場所や環境によって提供する空間もさまざまです。
お客様のニーズの多様化するいま、求めるものも単に「モノ」だけではありません。新たな価値感や情報の発信、集う人々の交流促進など、さまざまな機能を付加し、訪れるお客様が豊かな時を過ごせる場所であることが重要です。このため、私たちは常にアンテナを張って地域のニーズやトレンドをキャッチし、テナントやスタッフとビジョンを共有することを心がけています。「お客様やテナントとともに成長・進化する商業施設」が、私たちの求める究極の目標です。

三井不動産では、1961年に住宅地の開発事業に進出して以来、常に新たな住まいのあり方を創出・提供することで事業規模を拡大してきました。2006年には、グループ内の住宅分譲事業の経営資源を集約して三井不動産レジデンシャル(株)を設立。設立以来、分譲住宅については、用地取得から開発、販売、管理までを一貫して同社が推進してきました。
さらに、2015年10月1日より三井不動産の賃貸住宅事業についても三井不動産レジデンシャルへ継承することにしました。これにより、お客様のライフスタイルの変化に伴う、住まいに関する多様なニーズにワンストップで対応し、分譲・賃貸の複合した街づくり等商品企画のバリエーションを拡げ、付加価値の向上を図ります。
これからもグループ全体で、培ってきた高度な開発ノウハウを駆使して、住宅の開発・運営を推進してまいります。

ホテル・リゾートともに、「Creating New Destinations」を掲げ、お客様にとってかけがえのないひとときとなるような空間とサービスをご提供しています。ホテル事業としては、全国各地で20カ所の「三井ガーデンホテル」を展開。「感性豊かなお客様の五感を満たすホテル」をコンセプトに、安心・安全とクオリティの高いホスピタリティを提供しています。一方、各ホテルはそれぞれ独自性も兼ね備えていて、リゾート感やスタイリッシュな高級感など、地域や立地の特性に合わせた演出を施しています。またリゾート事業では、ビーチリゾート、ゴルフ場といったリゾート施設を管理・運営。ライフスタイルの多様化やアクティブシニア層、インバウンドの観光ニーズの拡大に応え、地域の特色を活かした、自然を満喫できるリゾートライフをご提案しています。

オフィスや商業施設、住宅、公園、交通インフラなど、街には実にさまざまな機能があります。このような多彩な要素を融合し、環境に配慮しながら開発していくのが、複合開発事業です。三井不動産の複合開発の特徴は、開発後のコミュニティ形成やタウンマネジメントまで視野に入れて臨む点です。
六本木では「環境共生型」の街づくりである「東京ミッドタウン」が多くの来街者を集めています。2014年3月に「COREDO室町2」「COREDO室町3」が竣工・オープンした日本橋では「残しながら、蘇らせながら、創っていく」というコンセプトを掲げ、官・民・地域一体となって歴史の薫りと先進性が融合する特色ある街づくり、「日本橋再生計画」を進めています。また、千葉県柏市の「柏の葉スマートシティ」では、公・民・学が連携して、多様なコミュニティの交流からイノベーションが次々と生まれる街づくりを進めています。
プロジェクトを推進する際には、地元の方々と街づくりの方向性について意見交換を重ねたり、地域活性につながるイベントを企画・実施したりと、人が集い、時を経るにつれてその価値が増していく、経年優化・環境共生の街づくりを地域と連携して進めています。

業界を問わずグローバル化が進み、昨今では世界をひとつのマーケットとしてとらえることが一般的になりました。三井不動産は、1972年にシンガポールに進出して以来、世界各地で不動産ビジネスを展開しています。ニューヨークではマンハッタンの中心にそびえる超高層ビル「1251アメリカ街ビル」、ハワイでは世界有数の最高級ホテルと評価される「ハレクラニ」などを管理・運営。2011年には中国における初の商業施設事業「杉井アウトレット広場・寧波」をオープン。その他マレーシア、台湾ではアウトレットを、上海では「ららぽーと」の計画を推進しています。また、欧米においては、ロンドンやワシントンD.C.、サンフランシスコでも新たなオフィスビル事業のプロジェクトを推進しています。
今後はますます海外事業の重要性が高まると考えています。三井不動産が国内で培ってきた総合力や多岐にわたる専門ノウハウは、海外でも強力な武器になります。同時に、日本国内のプロジェクトに海外からの投資を取り込んだり、海外からのお客様が私たちの施設で豊かな時間を過ごしてもらうなど、インバウンドに向けた取り組みにも注力しています。こうした国内外双方の活性化で、国際競争力を高め、今後とも信頼できる現地パートナーとの提携による良好な事業機会獲得を目指します。

三井不動産グループは、多種多様な不動産事業に取り組んできた結果、さまざまな分野で高度なノウハウを習得・蓄積し、総合力を高めてきました。こうしたノウハウを提供することにより、法人の成長戦略や、個人の資産活用をサポートする事業が、ソリューションサービス事業です。個人のお客様向けには「レッツプラザ」という窓口をご用意し、ニーズに応じて、お客様の資産の価値を高めるための最適なソリューションをご提案しています。また、法人のお客様向けには、経営戦略的な視点から不動産の価値や効率性を最大限に向上させるソリューションを提供しています。所有不動産の有効活用、取得、売却から施設完成後の運営管理にいたるまで、これまで積み重ねてきたノウハウや総合力を活用し、お客様のソリューションパートナーとしてサポートします。

企業のサプライチェーンの見直し、Eコマース、通販マーケットの拡大など物流業界を取り巻く環境が大きく変化する近年、高機能な物流施設へのニーズが高まっています。三井不動産では高まるニーズを好機と捉え、今後2017年度までに約2,000億円を投資し、物流施設の開発を進めています。
開発・運営する物流施設の名称は「三井不動産ロジスティクスパーク(略称:MFLP)」。多様なチャネルを通じた事業機会の獲得、オフィスビル、商業施設、住宅などの開発で培ったノウハウ、数多くのテナント企業とのリレーション・ネットワークなど、当社グループならではの強みを生かし、「効率的な物流機能の実現」、「地球環境への配慮」、「BCP対策」、「従業者が快適に過ごせる環境づくり」など、テナント企業のニーズにお応えした「先進的な物流施設」を提供していきます。

街の歩き方