三井不動産グループ全施設共通、
9項目の基本的感染対策
三井不動産
9BOX
感染対策基準
お客様により安心して施設を
ご利用いただくために。
今後の流行にも備え、変異株にも有効な
新型コロナウイルス感染症対策として、
三井不動産グループが開発・運営する
全施設に共通して適用する
「三井不動産9BOX(ナインボックス)
感染対策基準」を策定しました。

安心・安全な
「人が主役の街づくり」
に必要なこと
三井不動産グループが開発・運営する施設は
オフィスビル、商業、ホテル、リゾート、
ロジスティクス、住宅など多岐にわたり、
あるいは複合的に構成されています。
当社グループでは、これまでも施設特性に応じた
感染対策を徹底してまいりましたが、
これらのあらゆる用途に共通した
感染対策基準を作るということは、
今社会が抱える課題に応えることにも
繋がるのではないかと考えました。
感染力を増した新型コロナウイルスの変異株や、
今後の新たな感染症の流行に備えることで、
これからも安心・安全な街づくりを実現していきます。
感染ルートからアプローチした9つの対策項目
医学的・工学的知見に基づき、専門家が監修、変異株に対しても有効性を確認。
三井不動産グループ全施設共通の、基本的な感染対策を徹底します。
飛沫感染対策
人からの直接的な
感染リスクを低減します
飛沫防御

マスクの着用を励行するとともに、
必要な個所に適正な高さと幅を確保した
飛沫防止パーテーションを設置します。
フィジカル・ディスタンス

混雑ポイント※での利用者の
入場制限、席の間引き、
表示等による密回避誘導をするなど、
フィジカル・ディスタンスを確保します。
※会議室、フードコート、大浴場等
感染者検知

各施設の主要な入口で
サーマルカメラ等による
検温を実施します。
エアロゾル感染対策
感染リスクの低い
適切な空気質を確保します
換気

適正な換気量を確保します。
換気量の不足が予見される場合には
人数制限を実施します。
空気清浄

中性能フィルター以上のフィルター、
抗菌・抗ウイルスフィルター、
各種空気清浄技術※の実装等を推進します。
※紫外線利用、別置型空気清浄機等
調温・調湿

適正な温度および
湿度の確保を目指します。
接触感染対策
高頻度接触面からの
感染リスクを低減します
消毒・除菌

高頻度接触面※のある動線上に
手指消毒剤を設置します。
また、日常清掃において
高頻度接触面の消毒・除菌を行います。
※エレベーターボタン、ドアノブ、手すり等
非接触

お客様用のトイレ等水回りの
自動水栓化、ドアレス化、
自動扉化を推進します。
抗菌・抗ウイルス

高頻度接触面に抗菌 ・抗ウイルスの感染対策※を施します。
※抗菌・抗ウイルス材料採用、抗菌・抗ウイルス剤塗布
様々な調査研究から、新型コロナウイルスの感染ルートは「飛沫感染」「エアロゾル感染」「接触感染」の3つであることが明らかになっています。「三井不動産9BOX感染対策基準」の対策項目は、三井不動産グループが開発および運営する全ての施設に適用する共通の対策基準であり、施設利用者が視覚的に意識できるよう「見える化」したものです。こうした体系的に整理されたルールに基づき対策を実施することで、感染リスクの低減を図ります。
「三井不動産9BOX感染対策基準」は、
医学的・工学的知見に基づいています。
専門家2名に監修いただき、これまでに蓄積された様々な医学的・工学的知見に基づき、
施設の用途に関わらず共通に実施すべき感染対策を抽出。
三井不動産グループ独自の感染対策基準として取りまとめました。
慶應義塾大学医学部感染症学教室教授
慶應義塾大学病院感染制御部部長
長谷川 直樹Hasegawa Naoki
日本内科学会、日本感染症学会、日本環境感染学会、日本化学療法学会、
日本呼吸器学会、日本結核・非結核性抗酸菌症学会、日本臨床微生物学会、
結核や非結核性抗酸症を中心とする呼吸器感染症のエキスパート
デルタ株などの変異株に対しても基本的な感染対策を施設側が徹底することが大切です。「三井不動産9BOX感染対策基準」はわかりやすく整理されているので、これらの対策が街づくりを通じて広く社会に周知されることを望みます。
早稲田大学理工学術院創造理工学部教授
田辺 新一Tanabe Shinichi
日本建築学会会長、日本学術会議会員、経済産業省 総合資源エネルギー調査会 基本政策分科会委員、
空気調和・衛生工学会 前会長、国土交通省 住宅の省エネ性能の光熱費表示検討委員会委員長
学術的根拠に基づいた感染ルート別の対策を社会全体で推進することには大変意義があると思います。特に「換気」の重要性は改めて着目されており、是非各施設で確実に実施していただきたいと思います。