社会貢献・環境への取り組み2010

三井不動産グループの環境への取り組みについて 〜第三者コメント〜

第三者コメント:環境に優れた美しい街づくりで街自体を変える力

伊香賀俊治様

伊香賀 俊治 様 慶應義塾大学
理工学部
システムデザイン
工学科 教授




三井不動産グループは、不動産業界では環境への取り組みに一番熱心であり、早い時期から環境への取り組みを進めてきていると思います。他社の取り組みも近年進んできている中、良い意味で互いに競い合い、さらに高みを目指すとともに、業界全体をリードしていただくことを期待しています。
本報告書では、ビル、商業、ホテル、住宅等を扱う総合デベロッパーとして環境に取り組む責任範囲を幅広くかつ明確に規定したうえで、CASBEEの先導的活用、省CO2や生物多様性などに配慮したトップレベルの建物づくり、CO2排出量等の「見える化」への積極的なチャレンジなどが報告されています。そして「東京ミッドタウン」のように、総合的に環境に優れた美しい街づくりで周辺地域の街自体を変える力が、三井不動産グループの最大の強みだと思います。
さらに、環境コミュニケーションワード「」(アンド・アース)の制定やお客様視点に立った環境コミュニケーション冊子の作成、商業施設やマンションでの取り組みなど、民生部門の最重要テーマである「事業者とステークホルダーとの連携・協力」について、常にブレークスルーする努力を続けていることも大変有意であると感じました。

第三者コメント:住まい手とともに進める環境行動が先進的

山川文子様

山川 文子 様 エナジーコンシャス代表
(消費生活アドバイザー、省エネルギー普及指導員)








家庭における環境負荷の低減には、住宅そのものの環境性能と環境に配慮した暮らし方の工夫の両方が必要です。三井不動産グループは、環境性能の高い住宅を供給するだけにとどまらず、CO2排出量等の「見える化」や「すまいのECOチャレンジ」など、居住後の住まい手の環境負荷低減行動を誘発・促進する方策にも取り組まれています。それも、単にシステムを提供するというのではなく、「楽しさ」、「周囲とのつながり」、「参加する」といった、行動の継続・拡大に不可欠な要素も盛り込まれているところが、ほかにはあまり例のない取り組みだと思います。そして、住まい手各人の行動が、住民同士のコミュニケーションに、さらには街づくりへと繋がっている。「柏の葉キャンパスシティプロジェクト」は、その先進的なモデルだと思います。
また、戸建注文住宅において、次世代省エネルギー基準以上の性能を標準仕様とされているのも良いですね。一般の方は断熱性能等へはなかなか意識が向かないものなので、無意識のうちに省エネができる住宅を提供していくことは、非常に意義のあることだと思います。
最後にこの報告書についてですが、環境活動報告のページが業務部門、家庭部門等の取り組みに分けられていて、すっきりとして読みやすいと思いました。今後は、運用改善や、テナント・住民との連携・協力による効果の検証や公表を一層進めていけば、さらに説得力のあるものとなると思います。
三井不動産グループには、今後も、具体的な目標・指標づくりとその検証を進め、業界をリードしていっていただきたいと思います。


関連情報

名古屋三井ビルディング本館

省CO2改修プロジェクト

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