社会貢献・環境への取り組み2012

三井不動産グループの環境への取り組みについて 〜第三者コメント〜

三者コメント:際立つ先進的な環境への取り組みと着実なマネジメントへの評価と期待

伊香賀 俊治様 慶應義塾大学 理工学部 システムデザイン工学科 教授

伊香賀 俊治 様 慶應義塾大学
理工学部
システムデザイン
工学科 教授

本報告書の環境への取り組みを俯瞰すると、着々と重ねてきたこれまでの取り組みからさらに一段と飛躍し、格段に進んだ印象を受けました。
グループの新経営計画に合わせ策定された新しい「グループ環境方針」では、総合不動産業の最大の特性である「コミュニティとの連携・協力」の重要性を明確に位置づけたことが注目されます。
2011年度のハイライトは、「柏の葉スマートシティ」と住宅部門の取り組みが際立って進んだ点だと思います。「柏の葉スマートシティ」では、省エネ・省CO2だけでなく、コミュニティ形成や健康長寿都市など街のクオリティを向上させる取り組みが進められています。街づくりを担う企業としてこれらに率先して取り組んでいる点を高く評価します。
三井不動産レジデンシャル(株)の分譲マンションでは、太陽光発電設備と蓄電池を三大都市圏で原則標準装備するなど、標準化が際立って進みました。三井ホーム(株)の戸建注文住宅の環境対応もあわせ、業界の先頭を切っている点が素晴らしいと思います。
業務部門については、2011年度の夏季節電の成果や創エネが目を引きます。また、東京都の「優良特定地球温暖化対策事業所」に十数年も前に竣工した「ゲートシティ大崎」なども認定されています。これは、ビル管理において地道な取り組みを続けてきた成果であり、最新のビルでなくてもビル管理によって高い省エネ効果を上げることができた良い事例です。
「先進のノウハウを導入すること」と「適切に日々の施設管理を行い価値を高めること」ーこうした両面でのトップランナーとしての実績と今後に期待を寄せるものです。

第三者コメント:スマートな暮らしを支える住宅・地域づくりが進化

山川 文子様 エナジーコンシャス代表 消費生活アドバイザー、省エネルギー普及指導員

山川 文子 様 エナジーコンシャス代表
消費生活アドバイザー、省エネルギー普及指導員

震災以降、電力供給力不足に対する電力需要ピーク時の「節電」と、地球温暖化や燃料費高騰などに対応した継続性のある「省エネ」のいずれもが求められる時代となりました。消費者に我慢や無理を強いるのではなく、快適で健康的な暮らしができ、効果も高い省エネ・節電対策が必要です。
一読して、三井不動産グループの提供する商品設計は、こうした消費者ニーズに合ったコンセプトが進化するとともに、ハード・ソフト両面の機能導入と標準化が一層充実したと感じました。
三井不動産レジデンシャル(株)の首都圏新築大規模マンションで導入が進むHEMSによる電力消費の「見える化」は、効果的な省エネ等を行う上で不可欠なツールです。エアコンの設定温度調整等の制御機能は、消費者の手間を省きつつ継続した効果を生み出します。さらに削減電力量に応じて料金割引ポイントを付与する「パークタワー西新宿エムズポート」は、消費者の意識や行動に強く訴えるインセンティブを含む先進的事例として評価できます。
これまで環境配慮型住宅は設備機器を主体としたハード要素が強調されがちで、ソフト要素への関心が高い女性への訴求が難しいと感じていました。三井ホーム(株)の戸建注文住宅「chou chou with ECO」では、女性目線での住宅設計による環境配慮が十分なされていることが印象的でした。
さらに「柏の葉スマートシティプロジェクト」は、建物単体の対策にとどまらず、地域全体でのエネルギー利用の最適化を進めるべく年々進化を遂げ、今後日本の環境共生都市のモデルとなるでしょう。
今後も、先進的・継続した取り組みを進め、業界を先導されることを強く期待します。

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