社会貢献・環境への取り組み2012

CO2の削減

震災後の節電・省エネ対策と改善効果

業務部門では、テナントや出店者、お客さまなどにもご協力いただき、東日本大震災の影響に伴う電力不足に対応し、夏季(東京電力管内2011年7月〜9月下旬、東北電力管内2011年7月〜9月上旬)を中心に節電対策に取り組みました。

オフィスビルにおける取り組みと効果

三井不動産が管理する東京電力管内のオフィスビル(契約電力500kW以上)84棟において、照明の減灯やテナントへの『節電パンフレット』配布による啓発活動などを実施し、節電に取り組みました。これにより、電力使用量のピーク値を前年度比で平均約21%削減しました。

商業施設における取り組みと効果

東北電力・東京電力管内の商業施設21施設において、共用部および専有部の照明の減灯、換気設備や搬送設備の一部停止などを実施しました。これにより、前年度同期間比で電力使用量を27%削減、CO2排出量を22%削減しました。
なお、これらの取り組みについては、その後も一部を除いて継続実施しています。

三井ガーデンホテルズの「節電協力感謝プラン」

節電協力感謝プラン

東北電力・東京電力管内の三井ガーデンホテルズ9施設では、2011年7月から9月に「節電協力感謝プラン」を実施しました。このプランは電力需要ピーク時間帯(平日9時-20時)を避けて宿泊していただくことで宿泊料金を割り引くというもので、電力需要ピーク時間帯の節電に効果がありました。
そのほか、全16施設において、共用部やバックスペースの照明の減灯や点灯時間の短縮、消灯、空調稼働時間の短縮などのさまざまな節電対策を継続実施しています。

「東京ミッドタウン」の取り組みと効果
館内ディスプレイで電力使用量を見える化

館内ディスプレイで電力使用量を
見える化

「東京ミッドタウン」(東京都港区)では、2011年4月から節電対策に取り組みました。共用部の照明の間引き点灯や空調の緩和、駐車場照明のLED化、コージェネレーションシステムの稼働時間の延長、水景設備の停止などを実施しました。さらに、専用部についても各テナントのご理解・ご協力により、空調緩和や照度変更などの対応をいただきました。また、館内ディスプレイを活用して最大電力使用量の見える化を図り、お客さまなどにもご理解いただけるよう工夫しました。これらの節電対策により、電力使用量のピーク値を前年度比で最大約34%削減しました(削減目標15%)。また、前年度比で2011年度の年間電力使用量を19.6%削減、年間CO2排出量を13.0%削減しました。
なお、これらの取り組みについては、お客さまの利便性や快適性に配慮しつつ、一部を除き、2011年10月以降も継続実施しています。

東京都の「優良特定地球温暖化対策事業所」に3事業所が新規認定

「グラントウキョウノースタワー」

「グラントウキョウノースタワー」

2011年5月に東京都環境確保条例の「優良特定地球温暖化対策事業所」に5事業所が認定されましたが、それに引き続き、2012年2月には、「グラントウキョウノースタワー」(東京都千代田区)がトップレベル事業所に、「ゲートシティ大崎」(東京都品川区)および「赤坂Bizタワー」(東京都港区)が準トップレベル事業所に認定されました。

東京都優良特定地球温暖化対策事業所認定数(2011年度末現在)

  • トップレベル事業所:4事業所
  • 準トップレベル事業所:4事業所

オフィスビルでの計画的なCO2削減の取り組み

「CO2削減運用改善ガイドライン」の発行

三井不動産が運営管理する全国のすべてのオフィスビルを対象とした「CO2削減運用改善ガイドライン」を2012年3月末に発行しました。このガイドラインは、館内利用者の利便性や快適性を損なわず、さらなるCO2削減を推進することを目的に、これまでに蓄積してきた当社独自のノウハウをベースに、取り組み基準の統一化や目標の明確化など、建物の特性別に取り組むべき運用改善項目を取りまとめたものです。運用改善項目別(全103項目)、建物特性別(5分類)に、基本取り組み、推奨取り組み、一般取り組みの3つのレベルを設定しています。
なお、本ガイドラインは2012年4月から運用を開始しています。

ガイドラインの運用改善項目

1.推進体制の整備 8項目
2.管理側で改善できる運用項目 61項目
3.テナント協力を必要とする項目 34項目

「環境対策実行ツール」の改訂

2012年1月に、新築オフィスビルのCO2削減対策の導入・検討支援ツールである「環境対策実行ツール」を改訂しました。策定から3年が経過したことから、技術動向やコストの変化、当社採用実績、環境以外の問題点との整合、東京都の「優良特定地球温暖化対策事業所」基準との整合性の確認という観点で、環境対策項目の判断基準の見直しと新規項目の追加を行いました。

環境対策実行ツールの見直し内容

1.判断基準の見直し
  • 「標準検討指示項目」⇒ 「導入必須項目」
    8項目
  • 「標準検討指示項目」⇒ 「任意検討指示項目」
    2項目
  • 「任意検討指示項目」⇒ 「標準検討指示項目」
    8項目
2.新規追加項目
  • 15項目
CASBEE 認証取得
柏の葉キャンパス148駅前街区の完成予想CG

柏の葉キャンパス148駅前街区の
完成予想CG

「(仮称)柏の葉キャンパスシティプロジェクト148駅前街区」(千葉県柏市、2014年竣工予定)が、2011年5月にCASBEE柏において最高ランクのSランクの認証を取得しました。エネルギーや室外環境(敷地内)の項目で、高評価を受けています。

商業施設において省エネルギー法の現地調査で高評価取得

「LALAガーデンつくば」

「LALAガーデンつくば」

「アルパーク」

「アルパーク」

2011年11月に「LALAガーデンつくば」(茨城県つくば市)で、2012年1月に「アルパーク」(広島市西区)で、省エネルギー法に基づく行政による現地調査が実施されました。この現地調査は省エネルギー法が求めるエネルギー使用の合理化が十分になされているかを確認するもので、すべての設備についてのエネルギー管理状況とその検証結果の確認や、エネルギー管理体制についてのヒアリング、運用状況の現場確認などが行われました。
その結果、「LALAガーデンつくば」では100点/100点、「アルパーク」では99点/100点の高評価を取得しました。

省エネ型建物の提供

「浜離宮三井ビルディング」の省エネ仕様

「浜離宮三井ビルディング」(東京都中央区)では、建物を日射負荷の少ない角度に配置するとともに、外装デザインによるガラス面積の低減、断熱性・遮熱性が高いLow-E複層ガラスやブラインドの採用などにより建物の空調負荷を低減しています。また、照明の調光制御システムや共用部全面へのLED照明、外気冷房システムやファン、ポンプのインバータ制御など、照明や空調の省エネシステムを導入しています。

「浜離宮三井ビルディング」の省エネ仕様等

「浜離宮三井ビルディング」の省エネ仕様等

「広島トランヴェールビルディング」の省エネ仕様

「広島トランヴェールビルディング」

「広島トランヴェールビルディング」

「広島トランヴェールビルディング」(広島市中区)では、Low-E複層ガラス(北面を除く)や日除けルーバーを採用し熱負荷を低減するとともに、事務所共用部のLED照明、人感センサー付照明、事務所専用部の灯数切り替え型照明・高効率照明器具などを採用しています。

商業施設でのLED化の推進

商業施設では共用部の照明のLED化を進めています。2011年度には、15施設で合計20,554台をLED照明に切り替えました。これにより、年間の電力使用量約6,515 千kWh、CO2排出量約4,600t-CO2の削減を見込んでいます(社内試算)。
また、これまでのLED化の推進により、共用部のダウンライトについては全体の約75%の切り替えが完了しました。
なお、2011年12月にオープンした「三井アウトレットパーク 倉敷」(岡山県倉敷市)では、共用部の照明には原則LED照明を採用しています。

創エネの取り組み

太陽光発電の活用

「ダイバーシティ東京 プラザ」(東京都江東区)では、世界初(メーカー調べ)の太陽光発電によるデジタルサイネージ※1を導入しています。
また、「東京ミッドタウン」では、移動式太陽光発電機5台を導入し、敷地内で開催するイベントで使用する電力の一部を賄っています。2011年度は、「Midtown Rainbow 2011」、「HAKUSHUMIDPARK CAFE」、「MIDTOWN CHRISTMAS2011」で使用しました。

※1 デジタルサイネージ:デジタルで映像や情報を表示する広告媒体のこと。

ダイバーシティ東京 プラザ」の太陽光発電によるデジタルサイネージ

「ダイバーシティ東京 プラザ」の
太陽光発電によるデジタルサイネージ

ダイバーシティ東京 プラザ」の太陽光発電によるデジタルサイネージ

「三井アウトレットパーク 木更津」の大規模太陽光発電設備

屋上に設置した約600kWの太陽光発電設備

屋上に設置した約600kWの
太陽光発電設備

「三井アウトレットパーク 木更津」(千葉県木更津市)では、ショッピングセンターとしては東日本最大級規模の約600kWの太陽光発電設備を西側建物の屋上に設置しています。これにより、共用部での年間電力使用量の約50%を賄える見込みです。また、空調設備にガスヒートポンプを164台導入し、このうち140台を発電機搭載型としました。これにより、電力使用量の削減や電力使用負荷のピークカットなどへの貢献を見込んでいます。

「三井アウトレットパーク 倉敷」の風力発電

小型太陽光発電機付き風力発電機

小型太陽光発電機付き
風力発電機

「三井アウトレットパーク 倉敷」では、小型太陽光発電機付き風力発電機(72W/日)3基を「倉敷みらい公園」に隣接する緑地に設置しています。発電した電力は、風力発電機に設置されている照明に使用しています。

「つかう」から「つくる」へ

三井不動産 リージョナル事業部 柴崎 翔平

三井不動産
リージョナル事業部
柴崎 翔平

「三井アウトレットパーク 木更津」の開発においては、省エネ対策のみならず、「創エネ」についても本格的な施策を展開しています。東日本の商業施設では最大規模となる約600kWの太陽光発電設備を設置。電力を「つかう」だけでなく「つくる」取り組みを始めています。年間約60万kWhの電力を発電する本施設のエネルギー対策について、多くのお客さまから高い関心と評価をいただいています。

蓄エネの取り組み

大規模オフィスビルや商業施設においては、電力負荷の少ない夜間電力を利用して蓄熱し、昼間に使用する水蓄熱・氷蓄熱システムなどの「蓄エネ」設備の導入を推進しています。
「ららぽーと柏の葉」(千葉県柏市)では蓄熱能力合計21,100kWhの氷蓄熱空調設備を設置しています。また、2014年6月竣工予定の「(仮称)飯田橋駅西口プロジェクト」(東京都千代田区)では、水蓄熱システム(蓄熱能力合計22,700kWh)を導入する予定です。

自動車からのCO2排出の抑制

電気自動車充電スタンドの設置

「ダイバーシティ東京 プラザ」の電気自動車充電スタンド

「ダイバーシティ東京 プラザ」の
電気自動車充電スタンド

商業施設では、電気自動車充電スタンドの設置を進めており、「三井アウトレットパーク 倉敷」では5台、「三井アウトレットパーク 木更津」では3台、「ダイバーシティ東京 プラザ」では2台を設置しています。
また、オフィスビルの「横浜三井ビルディング」(横浜市西区)でも電気自動車充電スタンドを2台設置しています。

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