社会貢献・環境への取り組み2011

「柏の葉スマートシティプロジェクト」の本格始動

「柏の葉スマートシティプロジェクト」では、地域レベルでのエネルギーの最適化制御や自然との共生、地域で支えあい学びあうコミュニティの形成、次世代交通システムの構築、健康で快適な暮らしの創造などを通じた自律的な都市経営を目標に、3つの課題解決モデルを提示。ハード・ソフトの両面から総合的にアプローチする街づくりを進めています。

「柏の葉スマートシティ」(一部CG)

「柏の葉スマートシティ」(一部CG)

「世界の未来像」をつくる街。

千葉県柏市の柏の葉キャンパスエリアでは、「環境・健康・創造・交流の街を創る」をコンセプトに、公民学の連携による次世代都市の街づくりを進めてきました。
2011年7月、これまでの取り組みをさらに拡充し、「世界の未来像をつくる街」を目指して「柏の葉スマートシティプロジェクト」が本格始動しました。本プロジェクトは、環境問題、超高齢化社会、経済停滞などの社会的課題を解決する先進的なモデル都市を「スマートシティ」と位置付け、「環境共生都市」、「健康長寿都市」、「新産業創造都市」の3つの課題解決モデルを提示。大学や企業・市民など誰もが街づくりに参加できるフラットなプラットォームによって、公民学連携による自律型の街づくりを進めています。これまでの取り組みの成果により、すでに実現している取り組みも多いことが、本プロジェクトの大きな特徴となっています。
三井不動産グループは、「民」としてこの街づくりに参画しており、スマートシティ実現のための具体的な取り組みを進めています。

※ 2011年12月、柏の葉キャンパスエリアを中心とする柏市全域が、内閣府の「環境未来都市」、
  「地域活性化総合特別区域」に選定されました。

「柏の葉スマートシティプロジェクト」の概要 環境共生都市 健康長寿都市 新産業創造都市

「柏の葉スマートシティプロジェクト」の概要

環境共生都市

柏の葉ならではの自然環境を生かした環境共生型都市基盤の上に、創エネ・省エネ・蓄エネ施設や次世代交通システムなどを整備するとともに、各種エネルギー管理システムを連携させ、ネットワーク化や最適運用を行います。さらに、持続可能な生活をサポートする多彩なコミュニティの創出にも取り組みます。

創エネ・省エネ・蓄エネ

「ららぽーと柏の葉」や「パークシティ柏の葉キャンパス一番街、二番街」などで、LED照明などの高効率な省エネ機器や太陽光発電、風力発電、NAS電池(ナトリウム・硫黄電池)などを導入してきました。
2014年春竣工予定の「駅前複合街区」では、複数のエネルギーを活用するとともに太陽熱、地熱などの未利用エネルギーも徹底活用。また、自然の力を活用したパッシブデザインなどを採用しています。

創エネ・省エネ・蓄エネ

エリアエネルギー管理システム

「柏の葉スマートシティ」は、商業施設、分譲マンション、オフィス、ホテル、賃貸住宅、病院、研究施設など、さまざまな機能がコンパクトに集積する街です。これらの異なる機能を持つ建物をエネルギーネットワークでつなぎ、エネルギー利用の最適化を図っていく点が、本プロジェクトの大きな特徴となっています。
既存の「パークシティ柏の葉キャンパス一番街」には、水、電気、ガスの使用量をCO2排出量に換算して見える化するモニターを各住戸に設置。さらに「ららぽーと柏の葉」を含め、建物ごとのエネルギー使用状況の一元的な見える化を実現しました。
2014年春竣工予定の「駅前複合街区」では、ホテル・住宅には各住戸のエネルギー使用量等を見える化し管理する家庭用エネルギー管理システム(HEMS)を、オフィス・商業施設などにはビルエネルギー管理システム(BEMS)を採用。さらに、エリアエネルギー管理システム(AEMS)を新たに構築し、街区全体でのエネルギー利用の最適化を図ります。また、街区を越えて隣接する「ららぽーと柏の葉」や「パークシティ柏の葉キャンパス一番街、二番街」などとのネットワーク化を図り、将来的には、「柏の葉スマートシティ」全域でエネルギー利用を最適化するネットワークの構築を目指します。

AEMSは地域の災害対策にも有用です。
エネルギー網を複線化し、エリア全体をネットワーク化することで災害時に必要なところにエネルギーを送ることが可能となり、エリア全体の安全・安心を実現します。

AEMS概念図

エリアエネルギー管理システム(AEMS)概念図
※AEMS:Area Energy Management System

マルチ交通シェアリング

マルチ交通シェアリング

駅からの近距離移動のCO2削減やエネルギーの効率的利用を目指し、電気自動車、電動バイク、自転車を自由にシェアできる「マルチ交通シェアリング」の実証実験がエリア内で実施されています。


駅前に体験型貸農園

駅前に体験型貸農園

駅前に体験型貸農園がオープン(「オークビレッジ柏の葉」内)。都市の中心部で「食と農」を大切にする暮らしを体験できる施設です。

コミュニティの形成

「スマートシティの実現には、そこで暮らす人々の意識や行動が重要な鍵となります。
「柏の葉スマートシティ」では、当初から地域住民の参画による街づくりを進めており、みんなで楽しみながら参画できる機会や仕組みをつくってきました。
省エネ・ CO2削減についても、各住戸(約400世帯)にCO2見える化モニター(HEMS)を設置するだけでなく、標準的な家庭でのエネルギー使用量や省エネランキングの表示、ランキング上位者に対する「ららぽーと柏の葉」で使用可能なエコポイントの付与、省エネ・CO2削減量を証書化して売買する仕組み(「柏ホワイト証書」)、住民同士が情報交換しつつエコ活動ができる「柏の葉エコクラブ」など、省エネ・CO2削減意欲の向上を促すさまざまな取り組みを展開しています。
今後は、HEMS設置住戸を順次拡大し、エリア全体での仕組みに拡充していく予定です。

・電気、ガス、水道使用量の見える化
・ランキング機能等で楽しく省エネを
 促進

CO2見える化モニター(HEMS)

CO2見える化モニター(HEMS)

「柏の葉エコクラブ」

「柏の葉エコクラブ」

「柏ホワイト証書」

「柏ホワイト証書」

健康長寿都市

すべての世代が健康で生きがいを持って住み続けられる、新しい日本型健康ライフスタイルの創出を目指し、「健康増進」と「予防」をキーワードに、「はっぱっぱ体操」や「十坪ジム」など、健康ライフを楽しく体験できる多彩なコンテンツを連動させ、すべての世代の自発的な活動を引き出します。
また、このような総合的な健康増進環境を支える仕組みとして、「社会協働支援プラットフォーム」と「トータルヘルスケアステーション」の構築を進めており、その中で三井不動産グループは、医療機関などとのコーディネート役を担っています。

「健康長寿都市」の概念図

「健康長寿都市」の概念図

社会恊働支援プラットフォーム

元気シニアがその専門知識を生かして働ける「生きがい就労」や「市民健康サポーター」など、元気シニアが社会の支え手になる仕組みの構築を目指しています。

トータルヘルスケアステーション

疾病予防から健康増進までを医科と歯科の連携でトータルケアする拠点「トータルヘルスケアステーション」の創設を目指しています。

新産業創造都市

「柏の葉スマートシティ」が位置するつくばエクスプレス沿線エリア「TXアントレプレナーズ・ベルト」は、さまざまな学術・研究機関やインキュベーション施設が集まる「新産業創造適地」です。そのポテンシャルを生かし、日本経済の持続的成長を促すとともに、柏の葉にしかない新しい産業の創造を目指します。

TXアントレプレナーパートナーズ

2009年11月に設立した「TXアントレプレナーパートナーズ(TEP)」では起業家やベンチャー企業を育成・支援しています。
TEPは、地域の大学や研究機関、行政、民間企業、個人投資家が連携する、日本で唯一のベンチャー企業支援コミュニティで、地域に根差した持続可能なベンチャー支援の仕組みの構築を進めています。資金だけでなく、経営のノウハウについても支援を行い、経営経験の浅いベンチャー企業の健全な成長をサポートしています。 

TXアントレプレナーパートナーズ

アジア・アントレプレナーシップ・アワード

アジア・アントレプレナーシップ・アワード

アジアの若手起業家が一堂に会する「アジア・アントレプレナーシップ・アワード2012」(一般社団法人フューチャーデザインセンター主催、三井不動産共催)を2012年5月に柏の葉で開催しました。
本アワードは、アジア各国との連携による日本主導のイノベーション創造プロジェクトとして、アジアひいては世界のメンターやベンチャーキャピタルが集積するベンチャー育成の一大ネットワークの形成を目指しています。

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