社会貢献・環境への取り組み2013

三井不動産グループの社会・環境への取り組みについて 〜第三者コメント〜

第三者コメント

住民等と連携し、社会・環境が一体となった先進的な街づくりに期待

第三者コメント 住民等と連携し、社会・環境が一体となった先進的な街づくりに期待

伊香賀 俊治様 慶應義塾大学 理工学部 システムデザイン工学科 教授

伊香賀 俊治様 慶應義塾大学
理工学部
システムデザイン
工学科 教授

本報告書では、三井不動産グループの社会・環境への先進的な取り組みが、たいへん分かりやすくまとまっています。
まず注目したいのは「スマート化」。「スマートシティ戦略」に基づく各プロジェクトにおいては、ハード面の取り組みが充実しているだけでなく、ソフト面でも住民を含めた活動を積極的に行っているのが印象的です。「柏の葉スマートシティ」は、そうした実践の典型といえます。三井不動産グループがメインプレーヤーの一員として、街全体でスマート化を展開していることは高く評価できます。近年東南アジアの国々で都市開発が急速に進みつつあり、私自身も各国政府関係者と話す機会が多く、各国のスマートシティへの期待の高さを感じます。国内で蓄積したさまざまなスマート化の事例は、海外の街づくりにおけるまさに「見本集」となりうるものと考えます。
その一方、堅実な取り組みながら、住宅の省CO2仕様の標準化をグループ全体で着実に推進することは、全体水準を上げることにつながり、報告書に記載する姿勢も含め素晴らしいと思います。
次に注目したいのは「安全・安心」。東日本大震災の発生から2年間、スマート化とも連動して進めてきたハード・ソフト両面の取り組みが報告されています。中でも、BCPや防災を、CO2削減など環境面と一体化させた取り組みは、顧客や社会に平時、非常時いずれにも対応しうる大きな付加価値を提供し、不動産価値の向上につながります。また、コミュニティ形成の取り組みは、日常における防犯や高齢者の見守りから災害時の共助まで、地域や住民の安全・安心にとても重要な意味を持つものといえます。
新たに策定された社会貢献活動方針も踏まえ、社会・環境が一体となった取り組みを今後さらに充実されるよう期待します。

第三者コメント

暮らしのスマート化への着実な歩みに期待

第三者コメント 暮らしのスマート化への着実な歩みに期待

山川 文子様 エナジーコンシャス代表 消費生活アドバイザー、芝浦工業大学 非常勤講師

山川 文子様 エナジーコンシャス代表
消費生活アドバイザー、芝浦工業大学 非常勤講師

快適、便利、健康的、安全・安心、環境に負担をかけない…、わたしたちは住まいや暮らしにさまざまなことを求めます。住まいづくりを担う側にとっては、これらの要求にどう応え・実現していくかが課題となります。本報告書から、業界のリーダーとしての明確な意志に裏付けられた着実な歩みを確認できます。
住宅のスマート化に力を入れ、その取り組みを加速していることは、総合的な課題解決のための方法として高く評価できます。エネルギー利用の点では「MIDEAS(ミディアス)」の実証実験住宅に注目しています。エネルギーの可視化や家電製品の制御に加え、照度や気象情報に基づき窓やルーバーの制御などを行うものです。利便性・快適性と省エネを両立させる暮らしの確立に向け、今後の成果を期待しています。
「パークタワー西新宿エムズポート」においては、デマンドレスポンスによる入居者への利益還元システムの導入が計画されています。ピーク電力削減、省エネにつながる革新的な試みであり、今後広く展開する上での貴重なデータ・ノウハウとなるでしょう。
このような先進的取り組みの一方で、分譲・賃貸マンション、戸建分譲・注文住宅のどの分野においても、高い断熱性能や省エネ機器の標準化を地道に進めていることも高く評価できます。本報告書から、新たにその状況が一覧として掲載され、読み手への訴求力を高めています。
さらに、森林の利用促進を環境目標に追加し、森を「そだてる」「つくる」「いかす」サイクルを構築したことも特筆すべき点です。都市部のマンションで大量に国産材を活用することは、グループならではの取り組みであり、意義あることです。
今後も持続可能な社会の実現に向けての取り組みが進むことを期待します。

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