社会貢献・環境への取り組み2014

安全・安心の向上

お客さまに「安全・安心」を提供することが商品・サービスの品質を支える重要な要素であると考え、各事業において防災対策などさまざまな取り組みを強化・実施しています。

オフィスビルの取り組み

東日本大震災以降の安全・安心、事業継続計画(BCP)に対するテナント企業のニーズの高まりから、非常時の対応、平常時の備えを強化し、既存ビル・新築ビルともに防災・BCPに関する取り組みを推進しています。

◆「新宿三井ビルディング」に超大型制震装置を設置

「新宿三井ビルディング」(東京都新宿区)において、長周期地震動の揺れを大幅に低減させる超大型制震装置TMD(約1,800t)を屋上に設置します。高層建築物の風揺れ対策に使用されていた技術を発展応用し、三井不動産と鹿島建設(株)が制震装置として日本で初めて実用化。眺望も阻害せず居室内工事もないなどの利点があります。2013年8月に着工、2015年4月末に竣工予定です。
現時点でも十分な耐震性能を備えた既存オフィスビルにおいて、テナント企業の従業員の安心感を高め、揺れ幅を最新鋭の超高層ビル並みに抑えるために行うものです。

工事の模様

工事の模様

超大型制震装置TMD(外壁カバーを除いた概念図)

超大型制震装置TMD
(外壁カバーを除いた概念図)

◆BCP対応の高機能オフィス

2014年2月に竣工した「室町古河三井ビルディング」「室町ちばぎん三井ビルディング」(東京都中央区)は、以下のような機能を備えることで、テナント企業のBCPをバックアップします。

  • 各階エレベーターホールにデジタルサイネージを設置し、災害情報を提供
  • 72時間の非常用発電機を設置し貸室にも非常用電源を供給
  • 最高ランクの耐震性を誇るエレベーターを採用
  • 全フロアに防災備蓄倉庫を設置

◆飯田橋グラン・ブルーム

「飯田橋サクラパーク」

「飯田橋サクラパーク」

「飯田橋サクラパーク」(東京都千代田区、2014年6月全体竣工)の業務・商業棟である「飯田橋グラン・ブルーム」においては、テナント企業等に対する(1)安全確保と資産保全、(2)情報不足の解消、(3)BCP支援のためにさまざまな災害対策を実施しています。
具体的には、72時間対応の非常用発電機、被災度判定システム、長周期地震対応エレベーターなどを採用。また、災害時に飲用可能な水を提供できる井戸と濾過設備、災害トイレ用のマンホール(3カ所)などを設置しています。

分譲マンション・商業施設等の取り組み

◆「防災マンション計画」でグッドデザイン賞

三井不動産レジデンシャル(株)では、東日本大震災の発生を受け、分譲マンションの防災基準の強化を図っています。
「パークシティ武蔵小杉ザ グランドウイングタワー」(川崎市中原区)では、「建物構造」「防災設備」「コミュニティ」など複層的な防災対策を計画。今後の高層マンションにおけるモデルともなりうると評価され、2013年度グッドデザイン賞を受賞しました。

◆「東京ワンダフルプロジェクト SKYZ TOWER&GARDEN」

「東京ワンダフルプロジェクト SKYZ TOWER&GARDEN」(東京都江東区、2014年8月竣工)では、大地震や災害時の停電などを想定した防災対策を行っています。
約72時間利用可能な非常用発電機のほか、太陽光発電・リチウムイオン蓄電池やカーシェアリング用電気自動車(EV)の蓄電池などを活用することで、停電時の電力供給を図ります。
また、高潮・津波への対策として、建物1階レベルを、東京都が公表したシミュレーションによる津波の最大高さより4m以上高く設計しています。

持続可能な各種電源設備

持続可能な各種電源設備

なお、非常用発電機・太陽光発電・リチウムイオン蓄電池・カーシェアリング用EV蓄電池を組み合わせた電源対策は、「パークホームズ品川ザ レジデンス」(東京都港区、2013年7月販売開始)、「パークホームズLaLa新三郷」(埼玉県三郷市、2013年7月販売開始)などの分譲マンションでも取り入れています。

◆「三井アウトレットパーク滋賀竜王」

「三井アウトレットパーク滋賀竜王」(滋賀県蒲生郡竜王町)では、2013年7月のスケールアップオープンに伴い、お客さまや地域の皆さまの安全・安心の確保に向けた取り組みを強化しました。
芝生広場や噴水・遊具などがある憩いの場「ベリーガーデン」に、平常時はベンチ・スツールとして利用でき、非常時には炊き出し用のかまど等として使用可能なファニチャーを配置。また食料や水、簡易トイレなどの防災備蓄品も増量しています。

◆物流施設におけるBCP対策

「GLP・MFLP市川塩浜」

「GLP・MFLP市川塩浜」

三井不動産グループが展開する大型マルチテナント型物流施設では、社会インフラである物流機能が災害時にも維持されるよう、テナント企業のBCPを確保するための取り組みを行っています。
2014年1月に竣工した物流施設「GLP・MFLP市川塩浜」(千葉県市川市)では、次のような対策を導入しています。

  • 大地震でも建物の安全性を確保する免震構造の採用
  • 高潮・津波等への対応として、バース床レベルや1階フロアレベルを高めに設定
  • 断水・停電時にもトイレの利用が可能な井水設備の採用
  • 停電時に防災センターや事務所エリアへ電気を供給し、全館セキュリティ機能を確保するバックアップ電源設備の採用

帰宅困難者受け入れ訓練の実施

2013年9月2日、「日本橋三井タワー」(東京都中央区)において、災害発生時を想定した帰宅困難者受け入れ訓練を行いました。「東京都帰宅困難者対策条例」(2013年4月施行)にも対応するもので、2013年3月の第1回訓練を踏まえて改訂した独自の「帰宅困難者受け入れマニュアル」に基づいて実施。訓練にはテナント企業、医療機関のボランティアをはじめ三井不動産グループのオフィスビル運営管理スタッフなど総勢約70人が参加しました。

2014年2月27日には、「江戸桜通り」地下歩道で初めてとなる帰宅困難者受け入れ訓練を実施。当社グループ・テナント企業・中央区などから総勢約180人が参加し、デジタルサイネージによる災害情報の発信など新たな取り組みも行いました。

2014年2月27日の訓練の様子

2014年2月27日の訓練の様子

2014年2月27日の訓練の様子

社員コメント

三井不動産(株) ビル本部運営企画部運営企画グループ(現三井不動産(株) 日比谷街づくり推進部 事業グループ) 太田 幸一

三井不動産(株)
ビル本部運営企画部運営企画グループ
(現三井不動産(株) 日比谷街づくり推進部 事業グループ)
太田 幸一

日本橋エリアの防災力向上にむけて

当社は東日本大震災以前より、帰宅困難者対策として防災備品の備蓄等を進めてきましたが、震災以降は、独自の受け入れマニュアルの作成、訓練の実施等、対策を強化しています。江戸桜通り地下歩道における訓練もその一環。当日は中央区をはじめテナント企業・地権者・医療機関の方々のご参加を得て、受け入れスペースの設営や備蓄品の配布、負傷者対応等、実践的な訓練を行いました。今後も継続的に訓練を実施するとともに、中央区など行政機関や地元町会との連携を強化することで、日本橋エリア全体の防災力の向上に貢献していきます。

全社を対象とした大規模地震対策訓練

三井不動産グループの施設を利用するテナントやお客さまの安全を守るため、災害対策マニュアルや事業継続計画(BCP)を策定し、それに基づく訓練等を行っています。全社を挙げての大規模地震への対応訓練は、グループ会社やテナントと連携して、年2回、9月1日(防災の日)と1月17日(防災とボランティアの日)を中心に実施しています。
三井不動産では専用の「災害対策本部室」(全社緊急対策本部および各部門の対策本部を集約したスペース(約250坪))を「三井二号館」(東京都中央区)に常設し、非常用発電設備(約72時間運転可能)を併設しています。大規模地震が発生したときなどには、社長を最高責任者とする「緊急対策本部」を設置して対応します。また夜間・休日の発災に備えて、社員による夜間・休日の宿日直を実施しており、迅速に緊急対策本部を立ち上げる体制としています。社員の安否状況や各物件の被災状況の確認を行うとともに、グループ会社と連携し、災害対応を行う体制を取っています。
東日本大震災の前後を通じて、災害時の事業継続に対する取り組みを強化しており、年々レベルアップを図っています。

セキュリティ・防犯対策

三井不動産グループでは、お客さまに「安全・安心」を提供するため、各事業においてセキュリティ・防犯対策にも努めています。

◆「ファインコートけいはんな公園都市」

三井不動産レジデンシャル(株)の戸建分譲住宅「ファインコートけいはんな公園都市」(京都府相楽郡精華町)では、HEMS(エネルックPLUS)とホームセキュリティシステム(アイルス)を全戸に導入。エネルギー使用量とセキュリティ設定のデータを照合することでセキュリティ状況を見える化するとともに、防犯アドバイスなどを記した「エコ&セキュリティレポート」を発行します。

エコ&セキュリティレポート

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