社会貢献・環境への取り組み2014

CO2の削減

三井不動産グループは、省エネだけでなく、創エネ・蓄エネをも取り込んだ省CO2型建物の提供や、既存建物での省CO2取り組みを推進しています。また、自動車によるCO2排出の抑制を図るためのモビリティデザインなどの提供にも努めています。

進む住宅の省CO2対応

三井不動産グループの住宅部門では、建物の省エネ化だけにとどまらず、創エネ・蓄エネ、エネルギーマネジメントシステムの導入などに取り組んでいます。また、設計仕様において断熱や給湯、照明などの省CO2仕様の標準化も進めています。

◆「パークホームズ品川ザ レジデンス」

2014年10月竣工予定の分譲マンション「パークホームズ品川ザ レジデンス」(東京都港区)では、省エネルギー等級4(次世代省エネルギー基準)への適合やLED照明、Low-Eガラス、太陽光発電設備(発電容量約10kW)、リチウムイオン蓄電池(蓄電能力約6kWh)の設置などの省エネ・創エネ・蓄エネ仕様に加え、HEMSとMEMS※1を組み合わせたエネルギーマネジメントシステムを導入する計画です。本事業はHEMS・MEMSの導入により、経済産業省の「スマートマンション導入加速化推進事業」に採択されました。

エネルギーマネジメントシステムの概念図

エネルギーマネジメントシステムの概念図

※1 MEMS:Mansion Energy Management System

◆「パークタワー西新宿エムズポート」

「パークタワー西新宿エムズポート」(東京都新宿区)では、マンション全体のエネルギーマネジメントシステム(MEMS)により、各住戸内のHEMSや共用部のリチウムイオン蓄電池(蓄電能力約88kWh)、空調、照明、EV電器などを制御し、マンション全体での電力需給ピーク時のデマンドレスポンスを可能にしています。また、電力需給ピーク時に居住者がピークカットに協力すると、削減電力量に応じて翌月の電気料金に使えるポイントを還元する仕組みも導入することで、居住者のピークカット行動促進を図っています。

MEMSとHEMSによるエネルギーマネジメントの概念図

MEMSとHEMSによるエネルギーマネジメントの概念図

◆「パークホームズLaLa新三郷」

「パークタワー西新宿エムズポート」(東京都新宿区)では、マンション全体のエネルギーマネジメントシステム(MEMS)により、各住戸内のHEMS や共用部のリチウムイオン蓄電池(蓄電能力約88kWh)、空調、照明、EV 電器などを制御し、マンション全体での電力需給ピーク時のデマンドレスポンスを可能にしています。また、電力需給ピーク時に居住者がピークカットに協力すると、削減電力量に応じて翌月の電気料金に使えるポイントを還元する仕組みも導入することで、居住者のピークカット行動促進を図っています。

「パークホームズLaLa新三郷」の省CO2対応

「パークホームズLaLa新三郷」の省CO2対応

◆「東京ワンダフルプロジェクト SKYZ TOWER&GARDEN」

「東京ワンダフルプロジェクト SKYZ TOWER&GARDEN」(東京都江東区、2014年8月竣工)は、省エネルギー等級4(次世代省エネルギー基準)への適合などの省エネ仕様やエネルギー使用量などの「見える化」に加え、太陽光発電設備(発電容量約30kW)とリチウムイオン蓄電池(蓄電能力約96kWh)を導入しています。さらに、地中熱を利用した外気処理システムを導入し、空調負荷を抑えることにより、CO2排出量の低減に寄与します。

地中熱を利用した外気処理システム概念図

地中熱を利用した外気処理システム概念図

東京都の「マンション環境性能表示(2009年度基準)」

東京都の「マンション環境性能表示
(2009年度基準)」

これらの取り組みなどにより、「CASBEEまちづくり」のSランクの認証や、東京都の「マンション環境性能表示(2009年度基準)」の5項目すべてで3つ星を取得しています。

◆「パークアクシスプレミア 日本橋室町」

「パークアクシスプレミア 日本橋室町」は、「室町古河三井ビルディング」(東京都中央区)の最上階4フロアに位置する賃貸マンションです(2014年1月竣工)。住宅エリアの全照明のLED化などの省エネ対応のほか、住宅専用の太陽光発電設備を設置し共用部電力の創エネも行っています。また、建物全体のBEMSに接続して、太陽光発電量や各住戸の電力使用量をパソコンやスマートフォンなどで確認できる「見える化」システムも導入しています。

◆「ファインコートけいはんな公園都市」

「ファインコートけいはんな公園都市」の街並み

「ファインコートけいはんな公園都市」
の街並み

三井不動産レジデンシャル(株)の戸建分譲住宅「ファインコートけいはんな公園都市」(京都府相楽郡精華町)では、太陽光発電設備(発電能力3.6kWh)と都市ガスで発電・給湯を行う「エコウィル」(発電能力1kWh)のダブル発電を全戸(32戸)に標準装備。一般的な家庭(4人家族想定)の年間使用電力の約67%を賄えます。さらに、これらの発電量や家庭でのエネルギー使用量を見える化するとともに、エネルギーの使用状況に合わせたエネルギーレポートや省エネアドバイスなどを配信する「エネルックPLUS」※2も全戸に標準装備し、スマート化にも対応しています。そのほか、光や風の流れなどを活用したパッシブデザインによる省エネ仕様も採用しています。

※2 エネルックPLUS:大阪ガス(株)が提供するHEMS商品。

◆住宅部門の省CO2仕様の標準化の状況

三井不動産グループの住宅部門では、設計仕様において、断熱や給湯、照明などの省CO2仕様の標準化を進めています。
2014年3月に三井不動産レジデンシャル(株)は、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県の東京ガス(株)のガス供給区域内の自社が供給する新築戸建分譲住宅「ファインコート」シリーズ全戸に、家庭用燃料電池「エネファーム」を標準採用することを決定しました。2014年3月時点で設計を開始した一部物件より、順次標準化を進めています。

住宅部門の省CO2仕様の標準化の状況(2013年度)

オフィスビルでの省CO2対応

オフィスビルでは、省エネ性能の高い建物の提供に努めるとともに、既存のオフィスビルにおいても高効率の省エネ機器への切り替えや省エネ管理などに努め、さらなる省エネ性能の向上を図っています。

◆「飯田橋グラン・ブルーム」

「飯田橋グラン・ブルーム」(東京都千代田区)は、建築物総合環境性能評価システム「CASBEE新築(2010年版)」のSランク相当の環境性能を持つオフィスビルです。Low-Eガラスや自動角度制御ブラインドなどの採用により、空調負荷の低減や安定した自然採光を図っています。また、専用部・共用部の全照明のLED化や自動調光制御システム、高効率な熱源・空調システムなどを導入するとともに、BEMSやE-SCAT(熱源トータル最適制御システム)などを導入し、トータルエネルギー使用の最適化を図っています。さらに、太陽光発電設備や電気自動車充電施設(2台分)なども設置しています。

「飯田橋グラン・ブルーム」の環境対応

「飯田橋グラン・ブルーム」の環境対応

ホテルでの省CO2対応

三井ガーデンホテルズでは、客室カードキーをキーボックスから抜くと自動で消灯する省エネスイッチの導入や、設備機器の更新時にLED照明や省エネ型洗浄便座、高効率空調設備など、省エネ型機器への切り替えを進めています。
リゾートホテルの「はいむるぶし」(沖縄県八重山郡竹富町)では、バックオフィスの全天井カセット型エアコンへのファンの設置や共用部の照明のLED化などによる省エネ化を図っています。

商業施設で大規模太陽光発電

郊外型の大型商業施設において、大規模太陽光発電設備の導入を進めています。
2013年度には「三井アウトレットパーク滋賀竜王」(滋賀県蒲生郡竜王町)と「三井アウトレットパーク木更津」(千葉県木更津市)で太陽光発電設備を増設し、総発電容量は各々約118kW、約800kWとなりました。また、「ららぽーとTOKYO-BAY」(千葉県船橋市)では発電容量約400kWの太陽光発電設備を新設しました。

商業施設での大規模太陽光発電設備の設置状況(2013年度末現在)

施設名 発電容量(kW)
既設 増設・新設 合計
MOP滋賀竜王 約18 約100 約118
MOP木更津 約600 約200 約800
ららぽーとTOKYO-BAY 約400 約400
ららぽーと柏の葉 約10 約492 約502
注)1.MOP:三井アウトレットパークの略。
2.「ららぽーと柏の葉」での増設は2012年度に実施。

環境配慮型の大型物流施設の開発

三井不動産は、関東エリアと関西エリアにおいて環境配慮型の大型物流施設の開発を進めています。
2013年度にはグローバル・ロジスティック・プロパティーズ(株)(GLP)と共同開発した「GLP・MFLP※3市川塩浜」(千葉県市川市)が竣工。CASBEE新築のAランクの認証を取得するとともに、発電容量約2MW※4の大規模太陽光発電設備を備える環境配慮型の施設となっています。また、2013年度に着工した「MFLP八潮」(埼玉県八潮市)、「MFLP久喜」(埼玉県久喜市)、「MFLP堺」(堺市堺区)も、各種CASBEEのAランクの認証を取得(一部取得予定)するとともに、発電容量1MW以上の大規模太陽光発電設備を設置しています。

※3 MFLP:三井不動産ロジスティクスパークの略。
※4 MW:1MWは1,000kW。

環境配慮型の大型物流施設の開発状況(2013年度竣工・着工、取得物件)

施設名 所在地 CASBEE認証取得状況 太陽光
発電
容量
(MW)
竣工時期
MFLP横浜大黒 横浜市鶴見区 CASBEE横浜Aランク 2009年4月、(2013年7月取得)
GLP・MFLP市川塩浜 千葉県市川市 CASBEE新築Aランク 約2 2014年1月
MFLP八潮 埼玉県八潮市 CASBEE新築Aランク 約1 2014年3月
MFLP久喜 埼玉県久喜市 CASBEE埼玉県Aランク 約1.7 2014年7月
MFLP堺 堺市堺区 CASBEE新築Aランク(予定) 約2 2014年9月

社員コメント

三井不動産(株) ロジスティクス事業部 岡田 卓也

三井不動産(株)
ロジスティクス
事業部
岡田 卓也

ロジスティクスパークを環境に配慮して展開

当社が開発し運営する物流施設である三井不動産ロジスティクスパークは、物流施設として高い機能性を確保するのみならず、三井不動産グループ環境方針にのっとり、CASBEE新築のAランクの認証取得に加え、太陽光発電設備の設置、緑化・既存の植栽樹木の活用など、それぞれの施設特性を生かし環境にも配慮した施設として展開しております。

大規模太陽光発電所(メガソーラー)の稼働開始

三井不動産では、テナント企業などの保有不動産(CRE)の有効活用と再生可能エネルギーの利用推進を目的に、大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設を進めています。
2013年度には大分県大分市と山口県山陽小野田市の2施設が、2014年4月1日には北海道苫小牧市の1施設が稼働を開始しました。これら3施設による発電出力は約54MWとなります。2014年度にはさらに青森県八戸市と福岡県大牟田市の2施設が稼働を開始する予定です。

自動車からのCO2排出の抑制

三井不動産グループでは、電気自動車のシェアリングや電気自動車充電施設の設置、アイドリングストップの呼びかけなどにより、自動車からのCO2排出の抑制に貢献しています。

◆分譲マンションでの電気自動車のシェアリングなどの導入

三井不動産レジデンシャル(株)の分譲マンションでは、電気自動車や電動アシスト付き自転車のシェアリングの導入を進めています。また、首都圏においては、2012年度から電気自動車充電施設の設置を標準仕様としています。
2014年度竣工(一部竣工予定)の「パークホームズ品川ザ レジデンス」や「パークホームズLaLa新三郷」、「東京ワンダフルプロジェクト SKYZ TOWER&GARDEN」においても、電気自動車のシェアリングなどを導入しています。なお、カーシェアリング用の電気自動車は、停電時の非常用電力として活用可能となっています。

分譲マンションでの電気自動車シェアリングなどの導入状況(2014年度竣工物件)

施設名 シェアリング 施電気自動車充電施設
電気自動車 電気アシスト付き自転車
パークホームズ品川ザ レジデンス 1台 12台 充電コンセント7台
パークホームズLaLa新三郷 1台 8台 充電ステーション1基
東京ワンダフルプロジェクト SKYZ TOWER&GARDEN 2台 充電対応壁駐車パレット
60台分

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