社会貢献・環境への取り組み2015

三井不動産グループの社会・環境への取り組みについて 〜第三者コメント〜

第三者コメント

先進的な街づくりとともに、着実な取り組み実績にも注目

第三者コメント 社会的課題にチャレンジし、将来のモデルとなる街づくりを

伊香賀 俊治様 慶應義塾大学 理工学部 システムデザイン工学科 教授

伊香賀 俊治様 慶應義塾大学
理工学部
システムデザイン
工学科 教授

今年の『&EARTH REPORT 2015』も、コンパクトな「ダイジェスト版」と網羅性の高い「詳細版」に分かれていますが、「ダイジェスト版」は昨年よりさらにコンパクトになりました。総合ディベロッパーの本業での取り組みがストレートに書かれており、しかもポイントが絞られているので、とても分かりやすい報告になっています。まずは読んでもらうことがCSRコミュニケーションの入り口ですから、こうした姿勢はたいへん評価できます。
「スマートシティ」についても、今年は「地域エネルギーネットワーク」に焦点が絞られています。建物単体ではなく面的な開発の中で、どのような課題をどのような仕組みで解決しようとしているかについて、「柏の葉スマートシティ」だけでなく日本橋での取り組みも紹介されています。「地域エネルギーネットワーク」は政府の重点政策でもあり、三井不動産グループの今後の取り組みに注目したいと思います。
そうした先進的な取り組みと同時に、オフィスビル2事業所が新たに東京都の「トップレベル事業所」に認定されたことや、住宅部門の省CO2仕様の標準化の状況など、着実な取り組みも報告されています。単発で終わらせず、毎年継続的に実績を出している点は高く評価できます。
また、街づくりに欠かせないのが「ハードとソフトの融合」です。建物を造るだけでなく、その活用をサポートし、ビジネスとしても成立させる。自治体やNPOとも連携して魅力的な“場”を維持していく。そうした総合ディベロッパーならではの取り組みの代表が、日本橋の街づくりです。福徳神社という“地域コミュニティの核”を中心に、街ににぎわいを呼ぶさまざまな仕掛けを提供しています。「和」のコンセプトで統一感が創出された日本橋の街は、2020年に向けた外国人観光客への「おもてなし」の目玉になるに違いありません。
建物や街が、そこに住む人、働く人の健康や生産性にどんな影響を与えるかというのが、私の研究テーマの1つです。例えば、建物の内装を木質化すると、健康や知的生産性が向上する。その点で、グループ保有林の間伐材をフローリングなどに活用する取り組みにも注目しています。今後は、省エネやBCPなどに加えて、健康や生産性への貢献度が建物や街づくりの評価基準になってくるでしょう。そうした面でも、「健康長寿都市」を謳(うた)う「柏の葉スマートシティ」の取り組みなど、時代を先取りする三井不動産グループの街づくりに期待したいと思います。

第三者コメント

生活者視点での街づくり

第三者コメント 多角的な取り組みによる「&EARTH」理念の実現に期待

山川 文子様 エナジーコンシャス代表 消費生活アドバイザー

山川 文子様 エナジーコンシャス代表
消費生活アドバイザー

三井不動産グループの『&EARTH REPORT 2015』を拝見して、一貫して「生活者視点」に基づいていることを改めて感じました。
「柏の葉スマートシティ」は、創エネ・蓄エネ設備の導入や地域でのエネルギー融通といった、先進的な設備やシステムが注目されがちですが、これらに加えて、「柏の葉HEMS」でのエネルギーの見える化や、省エネアドバイスの提供、省エネの達成度合いによって地域ポイントを付与する仕組みなど、居住者の省エネに対するモチベーションアップや行動の継続につながるような工夫を取り入れています。今後も、どのような情報提供や仕組みが居住者の省エネ行動の変容と継続につながるかについて、分析、評価を続けてほしいと思います。
「ママwithららぽーと」は、子育て中のママの視点が生かされています。ベビーカーごと入れる授乳室、配膳サービスがあるフードコートなど、子育て中の家族に快適な楽しい時間を過ごしてほしいという気持ちにあふれた、きめ細かい工夫、配慮が行き届いています。「ららぽーと」では、「&EARTH DAY」「&EARTH教室」や「衣料支援プロジェクト」も長く続けられています。買い物や食事などのサービスを提供する場だけではなく、環境について考えたり、行動したりする場となっているのは、素晴らしいことです。「ママwithららぽーと」の企画は、子育て中の社員によるものとのこと。社員も家庭に帰れば生活者です。このような施設、サービスがもっと生まれることを期待します。
暮らしの中で、省エネルギーや環境負荷の低減に取り組むのは生活者自身です。省エネ効果の高い設備やサービスも、生活者が選択し、継続して利用しなければ、有効に機能しているとは言えません。今後も、生活者視点での街づくり、住宅づくりを進めていただきたいと思います。

PDF版

&EARTH REPORT 2015
三井不動産グループの社会・環境への取り組み

ダイジェスト版(PDF:21.3MB)

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