「高速大容量プラスチック光ファイバー(GI-POF)を用いた実証実験」における
マンション内ギガビットイーサ環境等のご提供に関する公募要項

[公募の趣旨]

社団法人日本テレワーク協会では、経済産業省から委託を受け、三菱商事(株)等と共同で、高速大容量プラスチック光ファイバーを用いた実証実験を、本年3月より実施します。
実験の一環として、東京・自由が丘に本年3月中旬に竣工する40世帯のマンションでは、各戸にギガビットイーサ環境を敷設しますが、こうした設備は来るべき「ブロードバンド時代(ギガビット時代)」を先取りした、世界にも類のない初めての試みです。
実験事務局では、自らがコンテンツを用意し幾つかの実証を行いますが、それに留まらずこうした実験環境を広く提供し、雇用創出にもつながるニュービジネスを育てる場(ビジネスインキュベーションの場)としても活用して頂けるようにと考えました。
下記に示すような一定の要件を充たす事業者等(ベンチャー企業や個人事業者等)からの応募書類を実験事務局が審査し、さらに当該マンション購入者の了解を得た上で、開発済みのソフトウェアや計画中のサービス等を実験環境上で実証し、事業者等にとって将来のビジネス展開につながるデータが得られる場とします。

[応募資格者]

実験環境を用いて社会的に意味のある実証を行う意思のある事業者等。

[応募書類]

 以下の必要項目を充たした応募書類を日本テレワーク協会まで提出。(書式は自由。1次審査書類はメールも可)

  • 実験の主体(法人、個人の場合ともそのプロフィールが詳しくわかる書類) (1次審査合格の応募者には、その後、法人の場合(1)商業登記簿謄本等の公的な証明書、(2)直近1年分の決算書、(3)代表者の履歴を、また個人の場合には本人を証明する公的書類をご用意いただくようになります)
  • 実験環境を用いて実証する内容の概要(図などを用いてわかりやすく)
  • 実証する目的
  • 本実験環境を用いることの意義、効果
  • 実証を行う具体的項目
  • 実証にあたっての具体的活動(実証する方法) (定期的な観察等を行う場合どのような方法でそれを実施するか等の記述。アンケートやヒヤリングをマンション居住者に対して行うという場合、事務局側で制限をさせて頂く事もある。)
  • 実証を実際に行うスタッフの紹介
  • 実証スケジュール(4〜12月の間の長期にわたって実証を行う事も、一方1週間や1日といった短期での実証も可能。概略スケジュールは巻末参照。)
  • 費用(今回は発生する費用に関して実験事務局側では負担をしませんが、どの位の活動をされるのか、また投入する機器やソフトウェアの価値を把握するという意味で、予算書にあたるものをイメージしています。人件費、設置する機器の代金、ソフトウェア代金等を記載。)

[応募書類の提出期限と方法]

平成14年3月1日(金曜日)。郵送やメール及び持参の場合も17時必着。
(期間が短く書類が整わない場合には、完成したところまで送ってください。まずはメールにてご相談に応じます。)

[応募にあたっての注意事項]

  1. 費用および実証を通じた課金等に関して
    −事務局側でご提供するリソースは、実験の環境のみで、応募者に対しての資金提供はありません。
    −実証を行うにあたって発生する人件費、設備費等の一切の費用は応募者が負担するものとします。
    −また、この実験環境を使用して居住者に対しての課金、金銭の支払を求めるなどの商業活動を行う事は一切禁止するものとする。
  2. 調査の制限に関して
    −実証参加者(マンション居住者)に対してのインタビューやアンケート等の調査が必要な場合、当該マンション購入者の了解を得た上で、実施して頂ける場合もありますが、そうでない場合にはそうした調査を制限して頂く場合があります。
  3. 実験の内容に関して
    −実験事務局では、公序良俗に反すると思われるコンテンツ等、本実証実験に相応しくないと思われるものについては、採用を控えさせていただきます。
    −コンテンツにとくに限定はありませんが、例えば以下のような内容の応募を想定しています。
       
    • ギガビットを想定して開発されたソフトウェアであるが現実の場面で用いられたことがないものを実証してみる。
    •  
    • 応募者が提供するコンテンツが、ブロードバンド環境でどのくらい居住者に受け入れられるかを実証してみる。 など

[応募書類の審査]

 審査は、金子郁容慶應義塾幼稚舎長、小池康博慶應義塾大学理工学部教授、および実験事務局メンバーによって行われます。(実験事務局は日本テレワーク協会と三菱商事株式会社、旭硝子株式会社、三井不動産株式会社、慶應義塾大学で構成)
 なお、審査結果は個別にご連絡いたしますが、審査経過等に関しては公表致しません。

[実験のスケジュール]

2002年3月12〜15日 応募書類審査(この期間内に応募者と連絡を取り口頭説明をお願いする事あり)
                             1次審査合格者選定。
              18〜29日 1次審査合格者と詳細の詰めを実施。その間にマンション居住者の意向も確認。
        4月上中旬〜12月下旬 実証期間

[本件問い合わせ先]

メールのみの問い合わせとさせて頂きます。
宛先は、日本テレワーク協会・柴田(mb001@japan-telework.or.jp)

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