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首都東京の新しい「顔」を創る、東京駅八重洲口開発事業
グラントウキョウ ノースタワー(I期) 完成

平成19年11月2日 三井不動産株式会社

 三井不動産株式会社は、東京駅八重洲口において、東日本旅客鉄道株式会社、鹿島八重洲開発株式会社、新日本石油株式会社と共同で東京駅八重洲口開発事業を進めてまいりましたが、本日、超高層タワー「グラントウキョウ ノースタワー(I期)」が竣工いたしましたので、お知らせいたします。
 なお同施設は、当社および東日本旅客鉄道株式会社の共同事業となります。

 東京駅八重洲口開発事業は、業務・商業・交流機能の再整備及び拡張により、人・地域・社会・環境・歴史・ビジネスをつなぐ結節点として、将来的な八重洲・日本橋地区の開発拠点となるべく都市の再生および地域の活性化を目指し進められています。

 当施設は、世界的な建築家ヘルムート・ヤーン氏をデザイン・アーキテクトに迎え、「光の塔」をデザインコンセプトに、高透過ガラスを用いたクリスタルデザインを採用。同時に開発を進めてきた「グラントウキョウ サウスタワー」とともに、ガラスの持つ究極の美しさと機能性をフルに発揮することで、先進性や先端性を表現しました。

 17階から42階のオフィスフロアについては、1フロア約2,680m2、奥行18mの無柱スペースとし、オフィスビルとしては画期的な天井高2,950mmの伸びやかな大空間を全ての基準階において実現しました。また、高い環境性能を保つために、エアフローウィンドウを採用。オフィスワーカーにとって快適で開放的なオフィス空間を創出しております。
 最上階の42階には、高さ16mのガラスの壁に囲まれた回廊を設け、当該階テナント専用のバルコニー付特別フロアといたしました。
 さらに、低層部にオープンする「大丸東京店」がオフィスワーカーの利便性向上に資するととともに、シャトルエレベーターによりオフィス利用者と来店者との動線分離、17階スカイロビーへのセキュリティゲート設置など、オフィスとしての高いセキュリティ性能も確保しております。

 オフィステナントに関しては、大和証券グループ、BNPパリバ・グループ、日本調剤株式会社、日本ビルファンドマネジメント株式会社の入居が決定しております。

 当社は、オフィス部分を保有し、東日本旅客鉄道株式会社から同社の保有するオフィス部分のマスターリース業務(一括転貸)および共用部分のプロパティマネジメント業務(運営管理)を受託し、「グラントウキョウ ノースタワー」のオフィスフロアを一体で運営してまいります。

 本年3月開業の「東京ミッドタウン」、同9月竣工の「東京倶楽部ビルディング」に引き続き、今般「グラントウキョウ ノースタワー(I期)」の竣工を迎えましたが、当社は、今後も「赤坂Bizタワー」(来年1月竣工予定)など、「ワーカーズ・ファースト〜働く人に一番の場所であること」の理念に基づいたオフィスビル事業の推進を通して、豊かな社会の実現に寄与してまいります。

以上

【物件概要】

グラントウキョウ ノースタワー
所在地 東京都千代田区丸の内一丁目9番1号
敷地面積 14,439.18m2(北中央棟全体)
地域・地区 商業地域・特例容積率適用地区・駐車場整備地区・防火地区
階数・高さ 地上43階建、地下4階、約205m(建物最高高さ)
構造 鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート・鉄筋コンクリート造
延床面積 約212,000m2(北中央棟全体)、171,767.70m2(ノースタワーI期)
容積率 1,604.20%(南・北中央棟全体)
設計・監理 東京駅八重洲開発計画設計共同企業体
   株式会社日建設計
   株式会社ジェイアール東日本建築設計事務所
デザイン
アーキテクト
マーフィ/ヤーン,Inc
施工 東京駅八重洲口開発計画北ビルI期新築工事共同企業体
   鹿島建設(株)・清水建設(株)・(株)大林組・(株)竹中工務店
   大成建設(株)・鉄建建設(株)・三井住友建設(株)
スケジュール 平成16年9月
平成18年12月
平成19年10月末
平成24年夏
平成25年春    
着工
ノースタワーI期上棟
ノースタワーI期・サウスタワー竣工
ノースタワーII期(低層部)オープン予定
中央部(デッキ)・グランルーフ(大屋根)オープン予定
オフィシャルサイト http://www.grantokyo-nt.com

【入居テナント】

階数 入居テナント等 使用用途
39階〜42階 BNPパリバ・グループ オフィス
38階 日本ビルファンドマネジメント(株) オフィス
37階 日本調剤グループ オフィス
17階〜36階 大和証券グループ オフィス
17階 ミニストップ(株)
スターバックスコーヒージャパン(株)
店舗
B1階〜13階 (株)大丸 百貨店

【外観写真】

【東京駅八重洲口開発事業(丸の内側より)】


南北タワーの頂部には「ライト・ビーコン」と呼ばれるライトアップとLEDによる照明が組み込まれており、サウスタワーとも連動して日々のうつろいや季節感を表現しました。

【ヘルムート・ヤーン氏略歴】

1940年ドイツ生まれ。C.F.マーフィ・アソシエイツ勤務を経てMurphy/Jahn,Inc. 社長就任、1983年より同CEOを務める。
主な作品:ベルリン・ソニーセンター(2000)、ボン・ポストタワー(2003)、バンコク・スワンナプーム国際空港(2006)

【位置図】


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