「日本橋室町東地区開発計画」第3弾
1100年以上の歴史ある「福徳神社」を再生(2014年10月竣工)
平成26年3月13日
三井不動産株式会社
三井不動産株式会社は、1100年以上前から日本橋室町地域の稲荷として親しまれてきた「福徳神社(別号:芽吹神社)」の起工式を執り行い、本日着工することとなりましたので、お知らせいたします。建物の完成は2014年10月を予定しています。
「福徳神社」は、2010年10月にオープンした「室町東三井ビルディング(商業施設名「COREDO室町」)」、2014年3月にオープンする「室町古河三井ビルディング(商業施設名「COREDO室町2」)および「室町ちばぎん三井ビルディング(商業施設名「COREDO室町3」)に続く第3弾となる計画であり、本計画の完成により「日本橋室町東地区開発計画」が全体竣工を迎えることになります。
【福徳神社の特徴】
- 再建する拝殿のデザインについては、屋根形状を入母屋造り正面向拝及び千鳥破風付とするなど、現在の福徳神社の本殿のデザインを踏襲
- 地下2階は、災害発生時に地域の帰宅困難者に提供する水や食料等の防災用備蓄倉庫(約360m2)
- 地下1階には、公共の駐輪場・ミニバイク置場を約99台整備し、周辺の違法駐輪対策に貢献
- 「仲通り」「浮世小路」と一体的なライトアップ計画を金閣寺や平等院鳳凰堂を手掛けた内原智史氏に依頼
【福徳神社の歴史】
- 清和天皇の貞観年間(859 ~876年)にはすでにこの地に鎮座していたといわれる
- 神社の主祭神は「宇迦之御魂神」(うかのみたましん)で五穀豊穣の神様
- 徳川家康をはじめとする歴代将軍も信仰し、二代将軍・秀忠が1614年の正月に参詣した折には、「福徳とはまことにめでたい神号である」と称賛の言葉を残したといわれ、この時、椚(くぬぎ)の木からなる鳥居に芽が萌え出たことから「芽吹神社」と命名された
以上
「福徳神社」完成予想イメージ
「仲通り」行燈照明
【「福徳神社」概要】
事業主 | 三井不動産株式会社 |
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所在地 | 東京都中央区日本橋室町二丁目5番 |
敷地面積 | 528.14m2 |
延床面積 | 889.40m2 |
主要用途 | 1階 福徳神社(本殿、拝殿、神輿庫) 地下1階 駐輪場・ミニバイク置場(99台) 地下2階 防災用備蓄倉庫(364.50m2) |
構造 | 鉄骨造 |
建物高さ | 6.74m |
設計者 | 清水建設株式会社 一級建築士事務所 |
施工者 | 清水建設株式会社 |
竣工 | 2014年10月予定 |
(福徳神社について)http://www.nihonbashi-tokyo.jp/enjoy/people/201205/
【位置図】
【日本橋室町東地区開発計画について】
- 「日本橋室町東地区開発計画」は、「残しながら、蘇らせながら、創っていく」をコンセプトに官民地元が一体となって推進している「日本橋再生計画」の一環であり、これまで「日本橋一丁目ビルディング(COREDO日本橋)」、「日本橋三井タワー」と中央通り沿いに進めてきた開発における初の面開発。
- 日本橋室町東地区における5つの街区の開発であり、オフィス、商業施設、賃貸住宅、多目的ホール、シネマコンプレックスなどの機能を融合させた総延床面積180,000m2を超える大規模複合再開発。
- 街区を取り囲む「通り」の景観形成と賑わい創出により、歩いて楽しい街を実現。「中央通り」に面する低層部のスカイラインを約100尺(約31m)に統一。
- 「仲通り」「浮世小路」の電線類地中化および石畳による道路表層整備。
- 「江戸桜通り」は日本銀行本店から続く桜並木を延伸し、歩道幅を拡幅。
- 施設利用者の利便性と歩行者の安全性を向上させるため、タクシー乗り場、駐輪場、ミニバイク置場の整備や駐車場出入口を「室町古河三井ビルディング」と「日本橋室町野村ビル」に集約化。
- 「江戸桜通り」の地下歩道を中央区と共同で整備し、中央通りの地下拡幅国道事業と一体となって約3,000m2の地下広場空間を創出。東京メトロ「三越前」駅、JR「新日本橋駅」や「三越日本橋本店」、「COREDO室町」などと直結するとともに、災害時には防災拠点として約1,800人を収容。帰宅困難者へのサポートとして、デジタルサイネージなどによる災害情報や防災備蓄品などを提供。また、ビルの非常用発電機から72時間電源を供給。