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タイ バンコクで分譲住宅事業を拡大
新たに5プロジェクト(計約4,200戸)に参画

2015年8月12日
三井不動産株式会社
三井不動産レジデンシャル株式会社

三井不動産株式会社は、三井不動産レジデンシャル株式会社との共同出資会社「MITSUI FUDOSAN (ASIA) PTE. LTD.」(三井不動産アジア、所在地:シンガポール)を通じて、タイの首都バンコクでの分譲住宅事業をさらに拡大することを決定いたしました。タイで現在推進中の4物件に加えて、共同事業者である地元の有力な住宅デベロッパー「アナンダ社」との強固なパートナーシップを発揮するべく、新たに5物件(計約4,200戸)の事業推進を合意し、うち2物件について販売開始いたしました。本5物件の参画をもって、当社グループのバンコクでの分譲住宅事業戸数は8,000戸を超えます。

この度新たに事業参画を決定した5物件は、バンコク中心部ペッチャブリ地区とシーロム地区、バンコク南東部バンナー地区、バンコク北西部バンスー地区、バンコク西部タープラ地区にそれぞれ位置し、いずれもバンコク中心地から10km圏内の物件です。これらはそれぞれ、2015年~2016年初頭にかけて着工、2017~2018年に竣工する予定です。このうちペッチャブリ地区に位置する「Qチットロム・ペッチャブリ」、およびバンナー地区に位置する「イデオ O2(オーツー)」の概要は次の通りで、本日から販売開始いたします。また残り3物件の詳細については今後順次公表の予定です。

Q Chidlom-Petchaburi(Qチットロム・ペッチャブリ):40階建352戸(予定)

計画地は、バンコクの主要商業エリアであるラチャプソン商業エリアやサイアム商業エリアに近接する生活利便性の高い立地で、計画地から最寄りのBTS(高架鉄道)チットロム駅までのエリアはバンコクでも有数の高級住宅街として知られています。屋上庭園やスカイプールなど多数の共用施設を設ける商品企画により、周辺物件との差別化を図ります。

Ideo O2(イデオ O2(オーツー)):34階建1,559戸(予定)

計画地は、バンコク南東部バンナーに位置し、スワンナプーム国際空港から中心部に向かう際の玄関口であり、高架鉄道の延伸やバンコク国際展示場の開業をはじめとした開発の進展により、将来性が注目される立地です。商品企画は23,811m2の敷地を活かし、大規模なガーデンやプールなどの共用施設、建物基壇部に商業区画をそれぞれ設けることにより、高い居住性能と生活利便性を実現し、周辺物件との差別化を図ります。


Q Chidlom-Petchaburi


Ideo O2(右からA棟、B棟、C棟)

バンコクの不動産マーケットは長期間安定的に成長を続けてきており、中間所得層の人口が増加していることから強い住宅需要が見込まれています。バンコクでは、今回5つの物件を共同で行う「アナンダ社」と、既に「イデオQチュラサムヤーン」など計4物件、合計約4,100戸のマンション事業を既に推進中で、いずれも好調に進捗しております。「アナンダ社」はマンションの販売においてバンコクで2位、タイ全国で3位(いずれも2014年実績)の有力住宅デベロッパーです。当社は、これまで日本国内やシンガポールで培ってきた住宅開発・マーケティングなどのノウハウを最大限に活かし、アナンダ社と共同で開発事業を推進してまいります。

当社グループは海外事業を成長分野の一つに位置づけ、アジアではタイ、シンガポール、マレーシア、インドネシアや中華人民共和国で住宅事業に参画しております。また、商業施設事業についてはマレーシアに「三井アウトレットパーク クアラルンプール国際空港 セパン」(2015年)、中華人民共和国に「杉井アウトレット広場・寧波」(2011年)をオープン、現在台湾では「(仮称)台湾林口アウトレット計画」の開発を推進しています。なお2015年5月に公表した2017年度までのグループ中期経営計画「イノベーション2017ステージⅡ」では、計画期間中に欧米・アジアにおいて約5,500億円の投資を行うことを表明しています。

【計画概要(予定)】

Q Chidlom-Petchaburi(Qチットロム・ペッチャブリ)

所在地 タイ バンコク ラチャウィ区 マッカサン ペッチャブリ
交通 高架鉄道(BTS)チットロム駅 徒歩10分
敷地面積 2,723m2(約824坪)
延床面積 35,636m2(約10,780坪)
専有面積 17,749m2(約5,369坪)
規模 地上42階建
戸数 352戸
スケジュール 2015年8月 販売開始
2015年9月 建物着工
2017年9月 建物竣工

Ideo O2(イデオ オーツー)

所在地 タイ バンコク バンナー区 バンナー サンプワット
交通 高架鉄道(BTS)バンナー駅 徒歩7分
敷地面積 23,811m2(約7,203坪)
延床面積 104,712m2(約31,675坪)
専有面積 53,623m2 (約16,221坪)
規模 地上34階建 (A棟34階建、B棟34階建、C棟33階建)
戸数 1,559戸 (A棟419戸、B棟579戸、C棟561戸)
スケジュール 2015年8月 販売開始
2016年1月 建物着工
2018年3月 建物竣工

【位置図】


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※アナンダ社について

  • 1999年に設立され、2012年12月にタイ証券取引所に上場したタイの有力住宅デベロッパー。
  • 傘下に住宅管理会社、仲介会社、建設会社を持ち独自のバリューチェーンを構築しており、また、潜在顧客を会員とした会員組織も運営。
  • 快適な都心居住のライフスタイルをメディアを通じて提案し、都心の駅から近い物件に注力している。
  • 時価総額約390億円(2015年7月時点)、売上高約370億円(2014年度)。