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幸せはどこからはじまるだろう。子供の笑い声を聞きながらふと思った。
日本橋のビルのなかに保育所がある。
この街で働くひとたちも利用できるひらかれた施設だ。
子供は素直だ。
いい場所にいると元気になる。
帰るときにここの子供たちは
警備員さんとハイタッチする。
その瞬間を見ると大人はみんな笑顔になる。
大人のその笑顔に子供たちは安心する。
安心した子供はきっと素直になる。
子供の素直さは大人に忘れてはいけない
大切なものを思い出させる。
警備員室にはその子供たちがくれた
折り紙が飾ってある。
その折り紙を見ながらそんなことを思った。

いい街って、なんだろう。
街には大人もいる。子供もいる。
様々な価値観がある。
すべてのひとが過ごしやすい環境をつくれたら
きっとそれがいい街なのだと思う。
だから、お互いがお互いの違いを認めることができたら
きっとそれがいい街づくりの始まりになるのだろう。
街づくりをそういうところから考える。
そんな会社があってもいいと思う。
私たちが作っているのは世界なのだから。
笑顔であふれる世界なのだから。
いい街には、物語がある。
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2015年8月掲載 雑誌広告