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私たちは未来になにを、「わたす」ことができるだろう。
COREDO日本橋の隣に、
すこし不思議な名前のダイニングバーがある。
「わたす」というそのお店には
とても居心地のいい空気があった。

震災後、三井不動産の有志は南三陸町にはいった。
様々な活動をしながら、そのメンバーのなかで
このお店のコンセプトはいつのまにか
ごくごく自然に決まっていった。

三井不動産の支援を伝えるためのものではなく、
現地の復興の一助のためだけのものではなく、
未来に、南三陸という町の魅力が
きちんと伝わるようにしたい。

南三陸は美しい。そして美味しい。
かけがえのないこの日本の風景の
魅力を伝える場所を東京に。
これからますます賑わうことになる日本橋に。

何かがきっと伝わる。
そのなにかを「わたす」ために。
きっとそれは私たちがこれからもずっと
大切にしなければいけないものだ。

そう信じて、このお店は始まった。

魚介のスープがとてもとても優しかったのは、
そういう理由があるのかもしれない。
いい街には、物語がある。
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2015年8月掲載 雑誌広告