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この夏のカレーが、故郷の味になる日まで。
その街は、誰かの故郷の匂いがする。
東京からそう離れていない千葉の大きな駅前なのに。
40年以上もつづく夏の風物詩、「親子三代祭り」は
そのひとつの理由かもしれない。
親子三代みんながひとつになれる盛大なそのお祭りは、
その土地に育った家族というかけがえのないものの
その存在を思い出させてくれる。
それが、故郷の匂いをつくっているのかもしれない。
メイン会場に面した三井ガーデンホテル千葉は
この祭りで名物カレーをずっと提供している。
その土地に根ざしたホテルというコンセプトで生まれた
ホテルならではの祭りへの参加の仕方だ。
普段はパーティや宴会の料理をつくる料理人たちが
その日は大きな鍋でカレーをつくり、
祭りにやってきたひとたちに直接振る舞う。
500食はあっという間に売り切れる。
料理人たちはふだんいつも厨房にいるから、
お客様の目の前でひと皿ひと皿盛りつけるこの日は
ずいぶん新鮮な気持ちにさせてくれる。
その笑顔は自分たちが
この祭りの一部になっていることを教えてくれる。
地元の空気を吸って
ホテルは毎年優しくなっていく
いい街には、物語がある。
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2018年12月掲載 雑誌広告