“終わらない森”創り
豊かな未来につながる、
“終わらない森”創りのサイクル
私たちは、北海道で約 5,000haの森を保有・管理しています。
「植える・育てる・使う」のサイクルをまわし続けながら、豊かな未来につながる、サステナブルな森創りに取り組んでいます。
私たちが“終わらない森”創り
に取り組む理由
人工林を健全に保ち、
人も地球も守る
日本は国土面積の約7割が森林である森林大国ですが、その4割が、建築などに使われる木材の生産のためにつくられた人工林です。人工林を健全に保つためには、人の手による適切な管理が必要不可欠。しかし、木材の輸入自由化以来、国産材価格の低迷
と「林業離れ」が進み、多くの人工林が放置されている状況です。

健全な人工林

放置された人工林
森林が健全に維持されることで、動植物の多様性が守られ、土砂崩れなどの災害防止にもつながります。また、森林は二酸化炭素を吸収し、気候変動を緩和する役割も。森を守ることは、私たちや地球の未来を守ることでもあるのです。
“終わらない森”創りの
サイクル


植える
人の手で1本1本苗木を植える。社員による植林研修も。

育てる
下刈り、間伐などの
定期的なメンテナンス。

使う
保有林の木材を
建築資材などに活用。
植える
三井不動産グループは、毎年、9万本から10万本の苗木を植林しています。
また、2008年から毎年、植林研修活動も実施してい ます。苗木を1本ずつ植えることで、一人ひとりが“終わらない森”創りの一員であること、未来の環境をつくる存在であることを体感する場となっています。
北海道の美瑛町で行われた植林研修では、2022年より三井不動産、冬季産業再生機構、JOCの3者共催で開催し、2024年は皆川賢太郎氏(スキー・アルペン)、荒木絵里香氏(バレーボール)、北口榛花氏(陸上競技)など総勢5名のオリンピアンが参加。三井不動産社員と共に約440本のカラマツを植林しました。


オリンピアンとともに植林研修活動を実施した様子
三井不動産はTEAM JAPANゴールド街づくりパートナーです。
育てる
健康な森を維持するためには、定期的な手入れが必要不可欠です。三井不動産グループの人工林では、下草刈りや間伐などの手入れをしつつ、計画的に植林を行い、”終わらない森“創りのサイクルを保っています。

植林

下刈り・つる切り

間伐・主伐

保有林材
グループ事業で活用のほか、一般に販売
使う
伐採適齢期を迎えて伐採した木材、森のメンテナンスのために間伐した木材は、建築資材やオフィス家具、遊具で使うなど、グループ企業で積極的に活用しています。

木の力で、暮らしに豊かさと優しさを
森で採れた木材は、グループ企業で積極的に活用しています。ビルや住宅にも活用しており、皆さまの暮らしや街づくりに貢献できるよう、数々の取り組みをおこなっています。その一例をご紹介します。木材は、人に安らぎをもたらすだけでなく、地球への優しさにも配慮した建材。鉄骨やコンクリートなどと比較して、建設時のCO2排出量が少なく、完成したあとも木材がCO2を固定し、地球環境の保護に貢献することができます。
温もりと機能性を両立した
木造の住まい
グループ企業である、三井ホームの木造マンション「モクシオン」でも、木材を建材として活用しています。
木材ならではの温もりだけでなく、断熱性や調湿性、遮音性といった点でも高い評価を受けています。
木造マンション「モクシオン」
人にも地球にも優しい
木造のオフィス
竹中工務店とともに、国内最大・最高層となる
木造賃貸オフィスビルの建設を進めています。

「日本橋本町三井ビルディング &forest」
外観イメージ
その他の活用例
グループ企業の施設

ららぽーと福岡
FARM STUDIO レンタルルーム

三井ロジスティックパーク 海老名Ⅰ
スタッフルーム

三井不動産 本社受付
建築資材として

柏の葉スマートシティ ゲートスクエア
バルコニーの天井・床材

戸建住宅の構造用合板
街中のベンチや名刺にも

日本橋室町三井タワー
木製ベンチ

三井不動産 名刺