OUR BUSINESS

街づくりにおける環境との共生宣言
& EARTH for Nature

  • 街づくりにおける環境との共生宣言
    & EARTH for Nature

    私たちは街づくりを通じて、
    持続可能で豊かな「環境」のネットワークを
    日本橋はもちろん、
    東京、日本全国へ広げ、そして、
    次の世代へとつないでいきます。

  • 私たちの考える「環境」

    私たちは、自然と人・地域を一体で
    「環境」と捉えています。
    それぞれの魅力が循環し、
    時を経るごとに輝きを増す、
    持続可能で豊かな「環境」を生み出していきます。

  • 「& EARTH for Nature」が
    目指す姿 ① 日本橋

    創業の地である日本橋では、
    自然も人も地域もより
    豊かになる街づくりを通じて、
    豊かな環境づくりを広げていきます。

  • 「& EARTH for Nature」が
    目指す姿 ② 東京、そして日本全国へ

    街づくりを通じて広げていく
    豊かな「環境」のネットワーク

    北海道で進めている
    “終わらない森”創り

緑を守り育む

  • その土地の記憶や歴史を継承する緑を守り、新たな緑も創出することで、 誰もが緑とともに活動できる環境をつくります

大切にすること取り組み例

緑の保全
  • 開発前に既存樹木の調査を実施する
  • 歴史的景観を継承する緑を保存・移植する
  • 緑をできる限り残すように自然地形を活かした計画とする
その土地の特性に合わせた
緑豊かな空間の再生・創出
  • 過去の植生やそのエリアの在来種に配慮した植栽計画とする
  • 在来種に加え、気候変動に応じた適合種を選定する
  • 緑化面積を最大限確保する
人々の活動や憩いの場となる
緑の空間の創出
  • 人々の活動の場となる広場を整備する
  • 広場の緑や多様な植物で構成された緑、バーティカルグリーンなど質の異なる緑を混在させる
  • 四季の変化を感じられる植栽を選定する
周辺地域との緑の
ネットワークの構築
  • 周辺地域との緑の連続性を意識した計画とする
  • 緑が視覚的につながる植栽配置とする
緑を維持し、
見守る仕組みの構築
  • 開発後も定期的な樹木調査、モニタリングを実施する
  • 緑を育てる市民参加型イベントを実施する
  • 既存樹を保存し、樹木の寿命がきたら植え替える
  • 人々の活動や憩いの場であり続けられるよう、将来的な更新が可能な植栽計画とする
  • 神宮外苑地区まちづくり

    4列のいちょう並木を保全、樹木の本数は1,904本から2,304本へ増加 ※3m以上の樹木

  • 日本橋室町三井タワー

    多様な緑の中で人々が憩うことのできる空間を整備、樹齢200年の大けやきを植樹

  • HOTEL THE MITSUI HAKONE

    山々や広大な森に囲まれた立地や地形を生かし、自然の豊かさや緑の気持ちよさを最大限体感できるよう計画

  • 東京ミッドタウン日比谷

    隣接する日比谷公園と同種の樹木を積極的に採用するとともに、緑が視覚的にもつながるように計画

  • 東京ミッドタウン

    樹木の寿命に合わせ入れ替えができるよう、防衛庁時代から敷地にあったソメイヨシノを圃場で保存、2025年春、一部を現在の防衛省(市ヶ谷)へ提供

水の魅力を生かす

  • その土地の記憶や歴史を継承する水辺を再生するとともに、人々の憩いの場となる水の潤いあふれる環境をつくります

大切にすること取り組み例

その土地の特性に合わせた
豊かな水辺空間の再生・創出
  • 開発前に水環境の現況調査を実施する
  • 過去の水辺環境やそのエリアの在来種に配慮した計画とする
  • 豊かな水辺環境を最大限確保する
人々の活動や憩いの場となる
親水空間の再生・創出
  • 歴史的景観を継承する水辺を整備する
  • 人々の憩いと交流を育む親水空間を整備する
  • 川の水を活用し、涼しく心地よい空間を創出する
  • 水と緑の魅力を組み合わせる
周辺地域との水のネットワークの構築
  • 周辺地域との連続性を意識した水辺を整備する
  • 舟運ネットワークを構築する
水辺を維持し、見守る仕組みの構築
  • 開発後も定期的な水質調査、モニタリングを実施する
  • 周辺地域を含めた水質改善に寄与する
  • 水辺の定期的な清掃活動を実施する
  • 人々が水に親しみ、魅力を理解することができるよう、アクティビティや市民参加型イベントを企画する
  • 日本橋

    かつて水陸交通の要衝であった日本橋を、舟運を軸に「水都東京」の拠点として再生
    (広大な親水空間の創出、舟運ネットワークの構築)

  • 柏の葉スマートシティ

    人々の憩いの場となるアクアテラスの整備

  • NEMU RESORT

    里山水生園を整備し、豊かな自然と人々が触れ合える水辺空間を創出

  • 三井アウトレットパーク マリンピア神戸

    アクティビティを楽しめるラグーンの整備、ラグーンでの藻場造成による水質改善

  • 築地地区まちづくり

    船着場などを整備し、観光・通勤の舟運ネットワークを構築

生態系を豊かにする

  • 周辺環境とのつながりや生態系の保全に配慮することで、次世代にわたって生き物と人が共存できる環境をつくります

大切にすること取り組み例

土地固有の植物・生き物・生息域への配慮
  • 開発前に生物や生態系の現況調査を実施する
  • 歴史的景観を継承する緑を保存・移植し、生物多様性が豊かな緑と水辺を残す
  • 植物や生き物の保護活動に取り組む
  • 保有林の適切な管理を通じて、森の中だけでなく、そこからつながる河川・海の生態系も豊かにしていく
その土地の特性に合わせた
生物生息域の創出
  • 地域の潜在植生に配慮した植栽計画とする
  • 生物生息環境としての緑・水辺を整備する
  • 周辺地域との生物生息域のネットワークを構築する
  • 土地固有の生物の生息環境となる屋外家具を整備する
  • 芝などの地被植物から高木までの植栽の階層構造を構築する
生物多様性の維持・
再生に向けた仕組みの構築
  • 定期的な生態系調査を実施し、管理の改善に取り組む
  • 環境認証等を取得する
  • 生物多様性を身近に感じられる仕掛けを計画する
  • MFLP市川塩浜Ⅱ

    在来種ベースの植栽計画、周囲の動植物の中継地となるバードパスの計画

  • ハレクラニ沖縄

    天然記念物のオカヤドカリを保護しながら開発に取り組む

  • 日本橋川

    官民連携のもと、水質改善を進め、生物が健やかに生息できる環境を整備

  • 東京ミッドタウン

    定期的な生態系調査を実施し、管理の改善に取り組む

  • グループ保有林

    保有林の適切な管理を通じて、森の中やそこからつながる河川・海の生態系も豊かにしていく

地域の想いをつなぐ

  • 周辺地域とともにあることを大切にし、その地域の自然・文化・歴史を次世代へつないでいく環境をつくります

大切にすること取り組み例

地域の想いや歴史の継承
  • 歴史的景観を継承する
  • 継承すべき建造物や公園を保存・復元する
  • 伝統的な建築様式や素材をそのまま、またはモチーフとして使用する
  • 既存施設の記憶を受け継ぐ展示やレガシー品を再利用する
  • 従前から親しまれてきた場や機能を維持する
地域への貢献
  • 地域の人々が活用できる公共空間を計画する
  • 周辺地域の防災拠点として、地域のレジリエンス向上に寄与する
  • 地域の絆を深め、歴史を継承する祭りや行事に継続的に参加する
地域の想いや歴史を
次世代へつないでいく仕組みの構築
  • 緑や水辺、地域全体をより良くしていくエリアマネジメント組織を組成する
  • 地域コミュニティと連携し、より良い環境づくりにつながるイベントや展示を実施する
  • 福徳神社・福徳の森

    福徳神社の社殿を再建し、1,000㎡超の敷地の中央を広場とした福徳の森を整備。災害時の帰宅困難者一時滞在施設としても機能(写真提供:福徳神社)

  • 日本橋

    建物基壇部の高さを百尺とし、スカイラインを統一することにより、歴史的建築と現代の建築が調和する街並みをつくる

  • 神宮外苑地区まちづくり

    4列のいちょう並木を保全し、聖徳記念絵画館を臨む見通しの良い美しいビスタ景観を後世に継承。災害時の広域避難場所としても機能

  • パークシティ浜田山

    周辺地域の一時避難場所としての機能を兼ね備える

  • 柏の葉スマートシティ

    公⺠学連携組織である「UDCK」に、共同運営者として携わり、様々な団体と一体となって街づくりを進める※アーバンデザインセンター柏の葉

自然資源を循環させる

  • 「“終わらない森”創り」をはじめ、自然資源を適切に循環させ、未来につないでいく街づくりを進めます

大切にすること取り組み例

“終わらない森”創りの推進
  • 「植える」「育てる」「使う」のサイクルによる、 “終わらない森”創りを推進する
  • 植林によって森林の機能を維持する
  • 健康な森を維持するために下草狩りや間伐などの手入れを適切に行い、管理する
  • 開発に使用する構造材や内装材などの建築資材、家具等に保有林を活用する
  • 生物多様性にも配慮し、天然林を保全する
未来に続く“終わらない森”創り
自然資源の循環を意識した取り組みの実施
  • 木材を積極的に活用する
  • アップサイクル材など、環境負荷の少ない素材を利用する
  • 利用後の再資源化まで配慮した設計・デザインを行う
  • 利用後の資源を適切に回収する
  • 既存の資源を再利用する
  • 日本橋本町三井ビルディング &forest

    保有林を開発に使用する構造材や内装材に活用

  • 木造マンション 「MOCXION(モクシオン)」

    木材を構造材等に用いた木造マンションブランドを展開(写真:MOCXION INAGI)

  • MFIP海老名 &forest

    複数テナント型物流倉庫として日本で初めて木造構造を採用、保有林も構造材や内装材に活用 ※物流用途のほか、建物全体の約半分をオフィス・研究施設・ラボ等のマルチユーススペースで構成

  • MIYASHITA PARK

    伐採樹木を家具としてアップサイクルし、ホテルの共用部で使用

  • NEMU RESORT

    水の流れを調査し、水が海から雨になって戻っていくまでの循環を促進

  • 私たちが進める
    “終わらない森”創り

    三井不動産グループは、
    北海道で約 5,000haの森を保有しており、
    最近の5年間は毎年約10万本、20年間の累計では
    約130万本の苗木を植林してきました。
    「植える」「育てる」「使う」の サイクルを
    通して、持続可能な森創りに取り組んでいます。

  • 東京ミッドタウンで進める
    「環境」づくり

    開発コンセプト「Diversity on the Green」のもと、
    人も生き物も生き生きと輝く、
    豊かな「環境」づくりを進めています。

  • 創業の地である
    日本橋で進む「環境」づくり

    「残しながら、蘇らせながら、創っていく」を
    コンセプトに、官・民・地元一体で平日休日昼夜を問わず
    多くの人々で賑わう、緑あふれる豊かな
    「環境」づくりが進んでいます。

  • 私たちが創出・
    維持管理してきた緑

    私たちは、日本全国で展開する街づくりや
    北海道の“終わらない森”創りを通じて
    広大な緑を創出・維持管理してきました。

  • 街づくりとともに、
    緑の「量」が年々増加

    開発前と比較した緑の「量」は、
    当社の代表的大規模開発9物件※1では2.6倍、
    日本橋エリア6物件※2では
    4.4倍に増加しました※3

  • 個々の物件における緑の
    「量」増加への貢献

    個々の物件においても、
    開発後の緑地面積割合が増加しており、
    開発物件の多い日本橋エリアでは、
    緑地面積の増加率が
    約2.7倍~最大15倍となりました。

  • 在来種植栽による、
    緑の「質」向上と
    生物多様性への貢献
    ~東京ミッドタウンの事例

    開発により、地域在来種植栽※1の種数が
    19倍に増加し、緑の「質」が向上したことで、
    敷地に呼び込める鳥の種数は1.8倍に、
    チョウの種数は1.4倍に増加しました※2

  • 東京大学未来ビジョン研究センター 高村ゆかり教授
  • 監修者コメント

    人の営みは、多少こそあれ、自然や環境に影響を与えます。街づくりが、私たちのくらしを快適で豊かなものにしようとする営みであり、これからの社会を長く形づくるものだからこそ、自然や環境への悪影響をできる限り低減し、自然と環境が将来にわたって持続可能であるよう守り、次の世代につないでいくことが重要な課題です。
    この街づくりにおける環境との共生宣言「& EARTH for Nature」は、「& EARTH 自然とともに、未来をともに」という理念の実現をめざし、決して容易ではないこの課題に挑戦し続けようとする三井不動産グループの強い決意と覚悟を表明したものと考えています。その事業を通じて、将来にわたって持続可能な自然と環境を次の世代にしっかりつないでいく街づくりを実現し、貢献されることを期待しています。

社長インタビュー