三井不動産創業の地・日本橋は、江戸時代、五街道の起点・水陸の要所として日本全国からあらゆる人・もの・ことが集まる「日本の中心」でした。
文化・経済・商業の発信地として栄えた当時の賑わいを取り戻そうと、官・民・地元が一体となり、「日本橋再生計画」がスタートしました。
江戸時代の日本橋は、五街道の起点として、日本全国から人・もの・ことが集まり、それらの交流によって新たな産業や文化を生み出した 非常にイノベーティブな街でした。そのような中心性ある街を、現代においては世界を舞台に再現したいと思います。世界中から仲間を集め、交流し、未来に向けた新しい価値を、世界に向けて発信していく。その起点となる街を、私たちは目指していきます。
江戸時代に栄えた日本橋。戦後も金融・商業の中心地として活気を維持していましたが、バブルが崩壊した1990年代、その賑わいを失っていきました。そこでかつての賑わいを取り戻すため、官・民・地元が一体となり「日本橋再生計画」が始動し、2004年には「COREDO日本橋」が開業。以降「日本橋三井タワー」や「COREDO室町1」の開発を通しミクストユースの街づくりを推進しました。
COREDO日本橋
「日本橋再生計画」の先駆けとなる商業施設。伝統と現代の感性が融合した商品やサービスを提案しています。
日本橋三井タワー
1929年に竣工した三井本館の歴史・文化を受け継ぎつつ、日本橋地区の再開発を両立するというコンセプトのもと建築された、都市再生の象徴ともいえる超高層ビルです。
COREDO室町1
全国の「食」やこだわりの「モノ」を提供し、日本橋エリア最大級の多目的ホール「日本橋三井ホール」を誘致。日本橋のさらなる賑わいを創出します。
2014年の「COREDO室町2・3」開業を契機にスタートした「日本橋再生計画第2ステージ」。街がもつ固有の魅力を活かしながら、「界隈創生」「産業創造」「地域共生」「水都再生」の4つのキーワードのもと、ソフトとハードが融合した街づくりを推進。その結果、街の用途の多様化や、企業・人の多様化が進み、日本橋にかつての賑わいが戻りはじめました。
多様な目的・機能を有する街づくり。施設と路地が一体となった賑わいづくりを推進しています。
ミクストユースの街づくり
オフィス中心の街であった日本橋に、商業施設や多目的ホール、住宅、ホテルなど、多様な用途のコンテンツを導入し、ミクストユースの街づくりを推進。企業や人の多様性を生み出しています。
施設と路地が一体となった賑わいづくり
歴史と文化が息づく路地の魅力を活かし、桜並木の通りや石畳の通りを設けるなど、街全体に回遊性が生まれる仕掛けづくりをしています。
ムロホンビルプロジェクト
日本橋の室町一丁目と本町一丁目は、路面店と路地が残るエリア。こうした街並みを残し、活かすために、景観と調和する路面店を誘致し、エリアならではの賑わいを創出しています。
日本橋イーストエリアでの取り組み
中小規模のビルのリノベーションなどを通して、エリアの個性を生み出す施設や店舗を誘致しています。
伝統と革新への挑戦を支援し、新たな産業を創造します。
日本橋を、ライフサイエンスビジネス拠点へ。
製薬系企業が多く立地する日本橋の地歴と特性を活かし、ライフサイエンスイノベーション分野における産業創造を推進しています。
場の提供
ヒトと情報が集う空間(ハード)にテナントを誘致。企業のスタートアップや海外の日本支店に最適な「サービスオフィス」やライフサイエンス系企業向けの「賃貸オフィス」、イベントや社内会議にも利用できる「貸会議室」や「コミュニケーションラウンジ」を完備しています。
コミュニティの構築
分野を超えて人と人とのリアルな交流を生み出す動きをより加速し、オープンイノベーションの創出につなげるために、LINK-Jを設立。国内外のベンチャー企業や事業会社、団体、ベンチャーキャピタル、大学、東京都などが交流・連携し、未来を切り拓くエンジンとなる組織を目指しています。
古くからのコミュニティや文化を受け継ぎ、人の絆や自然との共生を大切にする循環型の街づくりを進めています。
日本橋桜フェスティバル
老舗飲食店や商業施設、ホテルなど、地域の様々なプレイヤーと一緒に春を盛り上げるイベント。アート・食・エンターテイメント…あらゆる街の価値を発信しています。
福徳神社・福徳の森
地域コミュニティの核である「福徳神社」の社殿を再建。隣接地には「福徳の森」を開設し、地域のコミュニティの核・緑と憩いの場を整備しました。
防災拠点の整備
震災に伴う帰宅困難者の一次避難場所の整備や、地域一体となった防災訓練の実施。また、「日本橋室町三井タワー」内には有事の際に地域に電気・熱を供給するエネルギーセンターも完備。BCP機能の向上に努めています。
かつて舟運都市であった日本橋を、ふたたび水都東京の拠点として再生するために、豊かな水辺環境の創出を目指します。
日本橋船着場の整備
2011年、日本橋のたもとに船着場が完成し、舟運観光が本格化。
新たな舟運体験
テクノロジーを活用した新たな舟運体験。日本橋ならではの新しいエンターテインメントの創出を地元と一体となり、目指します。
「COREDO室町テラス」の開業を経て日本橋再生計画は第3ステージへ。第2ステージの取り組みを踏襲しながら 「豊かな水辺の再生」「新たな産業の創造」「世界とつながる国際イベントの開催」の 3つの重点構想に基づき、世界の課題解決につながる街づくりを進めていきます。
第3ステージでは、「共感・共創・共発」の考え方のもと、3つの重点構想を推進し、日本橋再生計画のビジョンを実現するための街づくりを推進していきます。
日本橋再生計画第3ステージの街づくりの考え方「共感・共創・共発」を実現するためのスローガンです。
街づくりをオープンにして志ある仲間をこの街に呼び込み、日本橋の豊かな地域資産を活かした様々なコラボレーションを起こしていきます。 日本橋でオリジナルな価値を生み出し、世界に発信していきます。
世界とつながる新しい東京の顔、水都・日本橋の実現へ。人・もの・ことの集積と交流を加速し、新たな価値を発信する舞台を目指します。
川沿いのミクストユース開発
日本橋川沿いの開発により、空、水、緑を楽しめる豊かな歩行空間を創出します。商業、観光、ビジネスなど様々な目的で人が訪れることで、多くの人で賑わう、東京の新たなランドマークとなることを目指します。
※上記の絵は将来イメージで、実際の開発計画などとは異なります。
(2019年8月時点)
日本橋と東京駅をつなぐウォーカブルネットワーク
長さ約1,200m、川幅含め幅約100m のパークライクな親水空間が日本橋エリアと東京駅周辺エリアをシームレスにつなぎます。さらに、周辺の路地ともつなぐことで、東京駅周辺を回遊性の高い歩行空間とします。
都心とウォーターフロントを結ぶ舟運ネットワーク
東京駅にも近い都心の舟運ネットワーク拠点、日本橋。 羽田、お台場、芝浦、晴海、豊洲、浅草などウォーターフロントの拠点とつながり、観光や生活動線として新たな移動の選択肢を提供します。
※再開発は現在計画中です。今後規模などは変更になる場合があります。
日本橋ならではの産業創造を推進するために「ライフサイエンス」に加え、「宇宙」「モビリティ」「食」を新たな戦略領域とします。
日本橋オリジナルのビジネスやカルチャーを生み出すため、共創を導く「場の整備」と「機会の創出」に取り組み、ハードとソフトの両面から産業の成長をサポートします。
ライフサイエンス
江戸時代に薬種問屋が軒を連ねた日本橋をライフサイエンス企業が集積する街へ。幅広いプレイヤーが集える場と機会を創出し、オープンイノベーションの促進を図っています。
宇宙
「宇宙」分野はいま、民間企業の参入により急成長し、地球上の課題解決にもつながることが期待されています。産官学の連携を軸に、新たな価値創造を目指します。
モビリティ
水陸の要所としての地歴、職住遊のミクストユース機能、舟運ネットワーク。都市とモビリティの新たな姿を模索するのにふさわしい条件を備える日本橋で、新たな都市サービスの提供を目指します。
食
魚河岸を核に豊かな江戸の食文化を開花させた日本橋。産官学のさまざまなプレイヤーが集まるイノベーション拠点の整備や老舗とのコラボレーションを促進し、食文化の継承と革新に挑戦します。
日本橋では再開発により生み出されたホール、カンファレンス、オープンスペースなどと合わせて、道路などの公共空間も活用し、街全体をシームレスにつなぐことができます。最先端の都市機能や歴史・文化・コミュニティ、神社や森、舟運など多彩なユニークベニュー・ユニークサービスに恵まれる日本橋で、街全体で盛り上がる国際イベントの開催を目指します。
日本橋三井ホール
室町三井ホール&カンファレンス
仲通り
福徳の森
COREDO室町テラス大屋根広場
明治座
日本橋室町三井タワー
日本橋再生計画第2ステージの旗艦プロジェクトとなる、オフィス・商業・広場空間・ホールなどにより構成される大規模複合施設。
COREDO室町テラス
「『価値ある時間』を過ごす場所」というコンセプトのもと、国内外から一流の「モノ」「食」「コト」を提供する31店舗が集結しています。
OVOL日本橋ビル
日本紙パルプ商事株式会社とともに開発したオフィス、ホテル、商業店舗からなる、地上15階・地下3階建ての複合施設。
日本橋三井タワー
1929年に竣工した三井本館の歴史・文化を受け継ぎつつ日本橋地区の再開発を両立するというコンセプトのもと建築された、地上39階・地下4階建ての超高層ビル。
福徳神社
貞観年間(859~876年)にはすでにこの地に鎮座していたという福徳神社。古くから日本橋の街を守り、人々に愛され続けてきた福徳神社を再建しました。
日本橋アステラス三井ビルディング
アステラス製薬株式会社と三井不動産株式会社が開発した、オフィス・店舗からなる地上17階・地下2階建て、高さ87mの複合ビル。製薬会社が集積する日本橋本町において「アステラス製薬の本社ビル」となりました。
COREDO室町1
全国の「食」やこだわりの「モノ」を提供し、日本橋エリア最大級の多目的ホール「日本橋三井ホール」を誘致。日本橋のさらなる賑わいを創出します。
COREDO室町2
『COREDO室町2』には、日本橋初の最新設備を導入したシネマコンプレックスや、創業100年を超える老舗などを併設しています。
COREDO室町3
「食と暮らし」を軸に、質の高いライフスタイルを提案する『COREDO室町3』。生活雑貨やファッション小物を取り扱うライフスタイルショップの他、バルやカフェなど買い物の合間に立ち寄れる飲食店を併設しています。
COREDO日本橋
「日本橋再生計画」の先駆けとなる商業施設。伝統と現代の感性が融合した商品やサービスを提案しています。
日本橋髙島屋三井ビルディング
地上32階、地下5階のオフィス・商業施設などで構成される大規模複合施設。隣接する日本橋髙島屋S.C.本館には、都内最大級の約6,000㎡の屋上庭園が誕生。当ビルからも連絡通路を通じて行き来することが可能です。
日本橋ムロホンビル1〜5
「日本橋室町一丁目」「日本橋本町一丁目」エリアで賑わいづくりと景観美化を推進するため、歴史ある老舗や路地が並ぶ風情ある街並みを残しながら、飲食・物販店舗やベンチャー企業誘致の受け皿となる「日本橋ムロホンビル」を展開しています。
+NARU NIHONBASHI by MITSUI FUDOSAN
日本橋で「共感・共創・共発」を生むコミュニティラボ。趣味・仕事・集い活動する場として、約60席のラウンジ・イベントスペースを提供します。また多彩なコミュニティマネージャーやイベントを通じて、日本橋で働く人を中心に、街でのつながりや市民共創を広げていきます。
日本橋ライフサイエンスビルディング
ライフサイエンスの新産業創造プラットフォームであるLINK-Jの本拠地。ライフサイエンス事業者が活用できるサービスオフィスや賃貸オフィス、カンファレンスルームなどをご用意しています。
日本橋ライフサイエンスハブ
COREDO室町3の8階に位置し、三越駅前直結。最大300名収容可能なカンファレンスルームがあり、さまざまな用途でご利用いただけます。
宇宙ビジネス拠点X-NIHONBASHI
JAXAとの宇宙イノベーションパートナーシップとして開設した宇宙ビジネス拠点。年間200回以上のイベントやカンファレンスを開催しています。
X-NIHONBASHI TOWER
日本橋三井タワーに誕生した宇宙ビジネス拠点。オフィス、約150名収容可能なカンファレンスやコワーキングスペース、オンライン配信設備を備えたスタジオをご用意しています。
LIVING
「すまう」、「はたらく」、「たのしむ」といった、皆さまの身近なくらしの観点から三井不動産の事業を紹介します。
CITY
人が集まる「場」をつくり、「賑わい」や新しい「コト」を生み出す。三井不動産が取り組んでいるのは、未来を見据えた「経年優化」の街づくりです。
ORGANIZATION
オフィスビル、商業施設、ホテル・リゾート、ロジスティクス、住宅など、幅広いソリューションとサービスの提供を行う三井不動産の各部門を紹介します。