劇場やシアターが軒を連ね、上質なエンターテインメントを楽しむことができる街、日比谷。2014年には東京圏として初となる国家戦略特別区域として内閣府より区域認定を受けるなど、国際的なビジネスセンターにふさわしい拠点性も備えています。
さらに、東京のセントラルパークと称される日比谷公園とも隣接し、豊かな緑や潤いを感じることができる街でもあります。
この「豊かな周辺環境」に「都市機能」をいかに融合させ、より質の高い街を形成していくのか。
「東京ミッドタウン日比谷」は、日比谷というエリアのポテンシャルを最大限に活かしつつ、様々な都市機能を掛け合わせ、未来志向の新たな体験や価値を創出。
上質な時間を発信する街づくりを目指します。
東京ミッドタウンブランドの象徴であるMマークとキーカラーの緑をロゴデザインの共通要素として採用。鹿鳴館の記憶と豊かな緑を表現したマスターデザインのコンセプト“ダンシングタワー”と、芸術文化やエンターテインメントなどにより、この街を訪れる人々の心が躍り華やかな気持ちになることをイメージし、柔らかくエレガントな曲線を描くMの文字で街の個性を表現しました。
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「東京ミッドタウン日比谷」では、東京ミッドタウンブランドの4つの価値に、日比谷の街固有の“In The Park” “Entertainment” “Elegance”というの3つの提供価値を加えて、「未来志向の新たな体験や価値の創造」というビジョンを実現します。
「東京ミッドタウン日比谷」のランドスケープデザインのキーワードは“People in the Park”。
日比谷公園の柔らかな園路空間や日比谷エリアが持つソフトな街並みから着想され、都市と公園を融合させた独特の景観を創り出しています。植栽には、日比谷公園と同種の樹木を積極的に採用。日比谷公園の緑との一体化を図っています。
さらに、「東京ミッドタウン日比谷」と併せて整備する周辺道路でも、緑豊かな道路空間を創出しています。歩行者専用道路では積極的な緑化を行うことで、これまでにない豊かな歩道空間に。各所にベンチを整備することで、憩いの空間としても機能します。
緑のパノラマ空間「パークビューガーデン」
豊かな植栽や水景と眼下に広がる日比谷公園の雄大な緑との一体感を感じられるテラス。多種多様なイベントも開催できます。
オフィスワーカーの自由空間「スカイガーデン」
9階スカイロビーに併設の緑に囲まれた空中庭園。晴れた気持ちのいい日には、屋外で仕事をしたりリフレッシュしたり、自由に使えるサードプレイスとなります。
歩行者専用道路
周辺道路の一部は歩行者専用道路として整備。日比谷公園と同種の樹木をとり入れるなど、公園から続くような緑豊かな歩行空間を楽しむことができます。
明治以降、日本の近代化をリードしてきた日比谷は、昭和に入ると、“音楽の聖地”とされた「日比谷公会堂」や「東京宝塚劇場」「日比谷映画劇場」「有楽座」などの劇場・映画館が次々と誕生。日本のエンターテインメントの中心地として大きく発展しました。こうした歴史を活かしながら賑わいをさらに広げていくため、このエリアの中心に、芸術文化・エンターテインメントの新しい情報発信拠点をつくります。
晴海通りから「東京ミッドタウン日比谷」へ向かうと、最初に出会うのが「日比谷ステップ広場」。千代田区有地と一体的に整備された約3,600㎡の広場空間です。ここで行われる各種イベントから、新しい日比谷が世界へと発信されます。この広場空間と、屋内にある1階から3階まで3層吹き抜けの「アトリウム」を一体的に利用することで、屋内と屋外で連携したイベントを行うことも可能。
新たな日比谷の情報発信拠点として象徴的な場所となるのがこの「日比谷ステップ広場」です。
日比谷ステップ広場
スペイン広場を想起させる階段のある劇場型の広場空間。直径約30mの円形広場では、様々なイベントやアクティビティを実施でき、街を訪れた人たちは、ステップ状の広場に腰かけてイベントを楽しむことができます。
日比谷は東宝グループ創業の地であり、1934年(昭和9年)には東京宝塚劇場や日比谷映画劇場、翌年には有楽座が開場し、多くの映画ファンが集う映画・演劇のエンターテインメントスポットです。今回、「東京ミッドタウン日比谷」の商業フロア(4・5階)に11スクリーン約2,200席を擁する最新鋭のシネマコンプレックス「TOHOシネマズ 日比谷」に加え、同エリア内の「TOHOシネマズ シャンテ」などを含め、合計16スクリーン、約3,400席という都心最大級の規模となります。
明治以降、日比谷は常に近代化をリードする進取の精神に満ちたエリアでした。
国賓や外交官をもてなすために明治政府がつくった社交場の「鹿鳴館」や、日本の迎賓館として誕生した「帝国ホテル」が建ち並び、大人のための社交や寛ぎの時空間を叶える場として、日比谷は進化してきました。
交流や迎賓の地として培われてきた日比谷の街の上質で国際的なホスピタリティ溢れる佇まいを、建物のデザインや商業施設のコンセプトに活かしています。
「東京ミッドタウン日比谷」のデザインには、日比谷公園の緑との連続性や眺望を活かすランドスケープ、施設計画を採用。
建築デザインは、イギリスを代表する建築事務所で世界でも知られる「ホプキンスアーキテクツ」が担当しました。
設計責任者のサイモン・フレーザー氏は、デザインに込めた想いを次のように語っています。
「建物の頂部とカーブを描く壁面は、他に見られない際立ったデザイン。柔らかな印象のファサードはいかなるビルとも一線を画し、どこから見ても目立つランドマークとして唯一無二の存在感を発揮します。かつて日比谷にあった鹿鳴館から受けたインスピレーションは、設計当初からのアイデアです。舞踏会でカップルがダンスをするイメージがデザインの原点。まさに”ダンシングタワー”というコンセプトとして、ビルの柔らかなファサードを決定しました。また低層部では石造りのエッセンスを取り入れ、優美さを表現しました」。
日比谷の歴史を踏まえ、新しく生まれ変わる日比谷の街には、非日常を感じられる「ハレ」の場がふさわしい、お客さまに贅沢な時間と空間の中で、特別な体験を提供したいという想いを込めて、”THE PREMIUM TIME, HIBIYA”というコンセプトのもと、個性あふれる全60店舗のラインナップを実現しました。
商業フロアの共用部は、“劇場空間都市”をコンセプトとしてデザインされており、芸術文化・エンターテインメントの聖地である日比谷にふさわしい、大人の魅力にあふれた明るく華やかな空間を創出。
伝統的な劇場空間を参考にした3層吹き抜けの「アトリウム」は、柔らかなカーブを描いた優雅な空間が広がり、様々なイベントで賑わいます。
地下のアーケードには、かつてこの地で日比谷の象徴であった「三信ビルディング」をモチーフに、モダンなデザインで再構築することで、街の記憶を継承しています。
日比谷アーケード
三信ビルディング(2007年閉館)のアーチ型天井
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