取り組み方針
グループ環境方針に基づき、水の有効利用や地下水涵養などの水環境の保全に配慮した建物・街づくりを進めるとともに、共同事業者やテナント企業、出店者さま、お客さまとともに節水や水資源の有効利用に努め、水環境を保全します。
ESG Report
価値創造の成果
SDGs達成への貢献
グループ環境方針に基づき、水の有効利用や地下水涵養などの水環境の保全に配慮した建物・街づくりを進めるとともに、共同事業者やテナント企業、出店者さま、お客さまとともに節水や水資源の有効利用に努め、水環境を保全します。
提供する不動産における節水型機器の導入(新築時)・切り替え(リニューアル時)などを進め、上水・工業用水使用原単位(延床面積当たり)を前年度よりも低減するよう努めます。
2019年度の上水・工業用水使用原単位(延床面積当たり)は0.720m3/m2・年で、前年度(0.848m3/m2・年)に比べ15.2%減少しました。
(上水・工業用水使用原単位(延床面積当たり)の詳細については、「水使用量」をご参照ください。)
当社グループは、新築建物に節水型機器を導入するとともに、既存建物についてもリニューアル時などに節水型機器への切り替えを進めています。また、日常の建物の運営管理においても、共同事業者やテナント、出店者さま、お客さまとともに、節水に努めています。
「東京ミッドタウン」(東京都港区)では、節水型の衛生機器や自動混合水洗式洗面台などを導入し、節水を図っています。
「三井アウトレットパークジャズドリーム長島」(三重県桑名市)では、大規模リニューアルによる増床部において、超節水型の大便器(洗浄水量5.5リットル)を49台導入しました。
三井不動産レジデンシャルの販売(賃貸については入居開始)した分譲・賃貸マンションや戸建分譲住宅では、節水型トイレと止水ボタン付きの浴室シャワーヘッドを採用しています。
「パークシティ柏の葉キャンパス ザ・ゲートタワー」(千葉県柏市)では、緑地の潅水(水やり)に井戸水(地下水)を使用し、上水使用量の削減を図っています。地下水を利用していますが、緑地に散水することで地下へと還元されることになり、地下水への影響も抑制しています。
オフィスビルや商業施設、分譲マンションなどでは、雨水や排水を処理した中水の利用など、水資源の有効利用に努めています。
「東京ミッドタウン日比谷」(東京都千代田区)では、雨水利用槽(貯水量約400m3)に雨水や空調機器のドレン水※を貯め、処理したのちトイレ洗浄水などの雑用水として利用しています。また、厨房排水や雑排水および冷却塔ブロー水を処理した中水も同様に雑用水として利用しています。
オフィスビルや商業施設では、外構部や歩道、場内道路、駐車場などに透水性舗装などを採用し、雨水の地下還元に努めています。また、雨水が一気に流出しないよう一時貯留施設や調整池を設置し、地下水涵養や洪水の防止を図っています。
水使用量の集計対象範囲は、原則として「エネルギーの使用の合理化等に関する法律」に基づいて報告義務のある施設です。ただし、一部の施設を除きます。
部門 | 区分 | 年度 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
2017 | 2018 | 2019 | ||||
全体 | 対象施設数(施設) | 139 | 139 | 152 | ||
延床面積(m2) | 5,938,901 | 6,379,120 | 6,722,031 | |||
オフィスビル | 対象施設数(施設) | 76 | 70 | 71 | ||
延床面積(m2) | 2,648,216 | 2,886,933 | 2,988,363 | |||
商業施設 | 対象施設数(施設) | 43 | 46 | 47 | ||
延床面積(m2) | 2,864,433 | 2,973,917 | 2,981,975 | |||
ホテル | 対象施設数(施設) | 12 | 14 | 21 | ||
延床面積(m2) | 150,619 | 158,761 | 239,844 | |||
ロジスティクス | 対象施設数(施設) | 3 | 3 | 7 | ||
延床面積(m2) | 265,059 | 300,630 | 452,117 | |||
その他 | 対象施設数(施設) | 5 | 6 | 6 | ||
延床面積(m2) | 10,574 | 58,879 | 59,733 |