人材マネジメント

三井不動産は、「都市に豊かさと潤いを」をコーポレートステートメントに掲げ、創業以来、受け継ぎ育んできた進取の精神と自由闊達な社風を推進力として、多彩で革新的なビジネスとくらしに関するソリューションとサービスを提供してきました。

不動産デベロッパーとして新しい価値創造をしていくうえで最も重要な原動力は、人材という資産であると考えています。

個々人がプロフェッショナルな知識・能力を磨き、付加価値の創造力を高める、多様な価値観・能力が融合し、チームとしての実行力に変えていく。社員一人ひとりと向き合い、その活躍の舞台を整えるのが、三井不動産における人材マネジメントの考え方です。

人材育成の基本方針

三井不動産がめざす「ビジネスと暮らしのソリューション・パートナー」の実現のため、高度な専門性と幅広い視野を持つ社員がそれぞれの個性を発揮する、多様な人材の集合体となることを目標としています。

その目標達成のため、キャリアに応じた「4つの人材育成の機会」の組み合わせによって、一人ひとりの能力伸長を図ることを人材育成の基本方針としています。

4つの人材育成の機会

人材育成の体制/基本方針4つの人材育成の機会

基本方針4つの人材育成の機会

① OJT

現場における仕事を通じた「OJT」が人材育成のベースとなります。

職場における具体的な仕事や社員同士のコミュニケーションを通じて、業務遂行に必要な能力を計画的・継続的に育成しています。

② 本人との面談

一人ひとりと向き合うコミュニケーションを重視しています。

キャリア形成や能力開発について、人事部や所属長と面談し、話し合う機会を制度として数多く用意しています。毎年、人事部では全社員を対象とした個別面談を通じて、課題や育成環境、労働状況、その他本人の感じている不安等も把握し、社員一人ひとりの希望やビジョンに沿った能力開発・支援を行っています。

③ ジョブローテーション

ジョブローテーションにより幅広い専門性を備えたプロフェッショナルを育成しています。

数年おきにジョブローテーションを実施しています。担当業務に専念し「専門性」を高めつつ、複数領域の業務を経験させ本人の経験・知見をさらに厚くすることで、常に変化し続ける環境に適応できる社員と組織の形成をめざしています。

④ 研修プログラム

社員の多様な能力を向上させる体系的な研修プログラムを設けています。

社員それぞれの役割や能力、個人の能力伸長の度合い等に応じて、社会人としての素養から専門的スキル・経営意識の共有まで、体系的かつ多様な研修プログラムを設けています。

従業員のパーソナル・ディベロップメンント研修例

経営意識および企業文化の共有を図る研修 MEET21研修、クロスエキスパート研修
能力・視野の伸長・拡大 社外での長期派遣研修 クロスエキスパート研修 人を育てる研修 
MEET21研修 ITパスポート試験取得補助
実務遂行能力と専門性の向上 宅建研修 ファイナンス・アカウンティング研修 各種通信教育
グローバル人材としての素養の伸長 海外トレーニー(英語圏・中国語圏) 海外マネジメント研修 
若手・中堅グローバル研修
社会人として必要なマインドの醸成 コンプライアンス研修 人権啓発研修 CSR研修 ハラスメント研修
組織人としての認識の深化 新入社員研修 新人育成者研修 入社1・2年目フォローアップ研修 
新任役職者向けダイバーシティマネジメント研修
2017年度実績

従業員向け能力開発研修時間

2017年度の三井不動産の従業員一人当たりの能力開発にかける時間は年間13.4時間でした。

能力開発研修時間(2017年度実績)

  • 能力開発研修延べ時間 18,771時間
  • 従業員一人当たりの研修時間 13.4時間

海外事業の飛躍的な成長を支える、グローバル人材の育成

当社の経営戦略の柱のひとつである海外事業の飛躍的な成長、国内においても進むボーダレスなマーケット等、グローバルに活躍できる人材を育成するため、海外派遣研修や語学プログラムの充実化に努めています。

研修プログラム

海外語学研修派遣(若手・中堅グローバル研修)

語学力・異文化対応力および海外人脈の形成を目的として、若手(原則全員)や中堅社員を2~8週間程度の期間、海外に派遣しています。

トレーニー制度

欧米・アジアなどで6カ月~1年程度の期間、インターンや語学研修を行う海外トレーニー制度を設け、毎年派遣しています。

コンプライアンス研修

海外における腐敗防止や汚職防止等、コンプライアンスに関わる研修を、現地社員やローカルスタッフに対して定期的に行っています。

海外語学研修
海外語学研修
トレーニー制度
トレーニー制度

環境教育・環境啓発

三井不動産およびグループ会社では、従業員の環境への関心を高め、環境への取り組みを促進するため、さまざまな環境研修や環境啓発、エコツアー(環境先進施設などの見学ツアー)などを実施しています。

環境研修・環境啓発活動

三井不動産は、北海道にあるグループ保有林で毎年植林研修を実施しており、2017年度は20人が参加しました。また、東京都の水源の森である「三井不動産 &EARTH FOREST TOKYO」において、東京都水道局の職員と協働して森林保全作業体験を実施し、6人が参加しました。次年度以降も継続して実施していく予定です。

グループ会社においても独自に環境研修や環境啓発を実施しており、三井不動産ファシリティーズでは新入社員研修における環境研修などを、三井不動産レジデンシャルリースや東京ミッドタウンマネジメントでは環境啓発活動を実施しました。

植林研修(三井不動産)
「植林研修」(三井不動産)
植林研修(三井不動産)

環境研修の実施状況(2017年度)

主催者 内容 実施回数 対象者 参加者数または受講者数
三井不動産 植林研修 1回 全社 20人
東京都水源林での森林保全作業体験 1回 全社 6人
三井不動産ファシリティーズ 新入社員研修における環境研修 都度 本社採用者
(新卒・中途採用)
183人
eラーニングによる環境教育 - 正・嘱託・契約社員
(2017年度入社者、メールアドレス未付与者は除く)
1,362人

環境啓発活動の実施状況(2017年度)

実施者 内容 実施時期 参加者数
三井不動産レジデンシャルリース ■自社の環境への取り組みや事例などを紹介したポスター3種を本社6、7階受付スペースに掲示
<ポスターの内容>
・スマート賃貸物件の紹介
・自社の社会貢献・環境への取り組み
・LED照明のメリットとコストシミュレーション
2016年3月から継続 -
東京ミッドタウンマネジメント ■従業員を対象とした「野鳥調査報告会」
(野鳥調査実施期間:2016年10月~2017年6月)
2017年10月 約50人
■従業員およびテナント(リッツ・カールトン)社員を対象とした「野鳥観察会」 2018年1月 17人

エコツアー

2017年度は、三井不動産ファシリティーズで1回、エコツアーを実施しました。

エコツアーの実施状況(2017年度)
主催者 内容 実施回数 参加者数
三井不動産ファシリティーズ 食品廃棄物の飼料化施設、川崎エコタウン、廃棄物処理施設の見学 1回 33人
「エコツアー」(三井不動産ファシリティーズ)
「エコツアー」(三井不動産ファシリティーズ)
「エコツアー」(三井不動産ファシリティーズ)

eco検定

三井不動産およびグループ会社では、東京商工会議所が主催するeco検定(環境社会検定試験)の受験を推奨しており、三井不動産ファシリティーズと東京ミッドタウンマネジメントでは必須資格としています。

また、三井不動産、三井不動産ファシリティーズ、三井不動産レジデンシャルリースは、東京商工会議所のeco検定情報サイトにおいて、eco検定推進企業として紹介されています。

eco検定の累計合格者数(2018年3月末現在)
社名 eco検定の位置づけ 累計合格者数 合格者割合
三井不動産 奨励資格 381人 全社員の約21.4%
三井不動産ファシリティーズ 必須資格 1,439人 準社員を除く正・嘱託社員の約92.5%
三井不動産ビルマネジメント 奨励資格 290人 全社員の約28.0%
三井不動産アーキテクチュラル・エンジニアリング 奨励資格 37人 出向者を除く全社員の約30.0%
三井不動産レジデンシャルリース 奨励資格 73人 全社員の約10.0%
東京ミッドタウンマネジメント 必須資格 62人 全社員の約70.5%