日本橋一丁目計画(東急百貨店日本橋店跡地)
オフィス・商業複合ビル
メリルリンチ・グループがメインテナントに決定
平成13年1月22日 三井不動産株式会社
今般、三井不動産(株)が、旧・東急百貨店日本橋店跡地(東京都中央区日本橋一丁目4番他;敷地面積8,185m2)において、東京急行電鉄(株)、東急不動産(株)と共同して計画推進中のオフィス・商業複合ビルに、メリルリンチ・ジャパン・インクおよびメリルリンチ日本証券(株)がメインテナントして入居することとなりましたので、お知らせいたします。
メリルリンチ・グループは、オフィスフロア14フロアの大部分である、床面積総計約1万坪を使用するメインテナントとして入居する予定です。
今回のメリルリンチ・グループの日本橋地区へのオフィス移転は、外資系金融機関としては過去最大級の規模となります。
本計画は、平成12年1月に事業主3社が(株)東急百貨店および(財)民間都市開発推進機構と再開発計画推進について合意して以来、低層部に日本橋地区の活性化に寄与する商業施設を備え、中高層部に国際的な金融機関のニーズにも十分応えられるようなインテリジェントオフィス空間を確保した先進的な超高層複合ビルの完成を目指して事業推進しているもので、今年7月に着工し、平成16年3月に竣工する予定です。
日本橋地区は、中央区の地区計画において、都市の再生、都市複合機能の更新が目標と掲げられています。特に、当地区は古くから金融街として日本経済の中心を担ってきた地域であり、今回、外資系金融機関の大規模な誘致が成功したことは、地区計画の目標が具体的な形として実現されたものであり、プロジェクト単体だけでなく、街の活性化の観点からも大きな意義を持つものと言えます。本計画を起爆剤として、当社が計画推進中の室町新館プロジェクトを始め、周辺の再開発が促進され、世界都市東京の一拠点として日本橋地区の役割が高まっていくものと期待しています。
【日本橋一丁目計画建物の主な特徴】
- 7−9Fに国内最大級1フロア約900坪一体空間のディーリング対応フロアを設置。
- 非常時のバックアップのためのテナント用発電機スペース、複数通信キャリアとの提携によるデータ通信インフラなど、先進のセキュリティ・IT対応スペックを採用。
- B1F−5Fには飲食店、物販店をはじめ日本橋地区の活性化と快適な都心生活を支援する充実した商業・サービス施設(延床面積約7,500坪)を計画。
- 米国大手設計事務所コーン ペダーセン フォックス アソシエイツ(KPF)のチーフデザイナー、ウィリアム・ペダーセン氏による先進的でシンボリックなデザイン。
以上
【計画概要】
事業名 | 日本橋一丁目計画 |
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事業主 | 三井不動産(株)、東京急行電鉄(株)、東急不動産(株) |
所在地 | 東京都中央区日本橋一丁目4番、6番1 |
敷地面積 | 約8,185m2 |
建物延床面積 | 約98,500m2 |
主要用途 | 事務所、店舗、駐車場 |
構造 | S造、一部SRC造、RC造 |
階数 | 地上20階、塔屋1階、地下4階 |
建物高 | 約109m(軒高) |
設計者 | Kohn Pedersen Fox Associates PC (コーン ぺダーセン フォックス アソシエイツ)、 日本設計(株)、(株)東急設計コンサルタント |
施工者 | 未定 |
工期(予定) | 着工 平成13年7月 〜 竣工 平成16年3月 |
【会社概要】
メリルリンチジャパンインク
東京支店所在地 | 東京都千代田区大手町1−1−3大手センタービル |
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代表者社長 | 社長 ジョン.P.シーブライト |
設立 | 1972年 |
資本金 | 534億4,600万円 |
従業員数 | 約1200人 |
事業内容 | 法人顧客向け証券業務 |
メリルリンチ日本証券株式会社
本社所在地 | 東京都千代田区大手町1−5−1大手町ファーストスクエア |
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代表者 | 社長 ロナルド・ストラウス |
設立 | 1998年 |
資本金 | 331億7,500万円 |
従業員数 | 約2300人 |
事業内容 | 個人顧客向け証券業務 |