第18回<東京の夏>音楽祭2002公演提供のお知らせ
平成14年6月28日 三井不動産株式会社
弊社は、1988年以来、毎年<東京の夏>音楽祭の提供を行ってまいりましたが、本年も同音楽祭の公演を提供いたします。
今年の音楽祭は、「音楽と文学」がテーマです。一見すると、対極的に見えながら、片方を引き立て、時には程よく融合し互いに発展してきた歴史があります。テキストを題材にした音楽、文学から触発された音楽、音楽に触発された文学、あるいは現在に生きている作家や詩人がどのように音楽を捉え作品と関わっていくのか等、音楽と文学という2つの芸術がとる諸相に着眼し、企画されています。
7月2日から7月27日まで、世界中の音楽と文学の関わりのなかからクラッシックや日本の伝統音楽まで、20公演を超える様々なプログラムが上演されます。
弊社が本年提供する公演は「小澤征爾のベルリオーズ:<幻想交響曲>と<レリオ>」(7月2日)、「<室内楽コンサート>:プルーストの音楽を求めて」(7月24日)の2公演です。
「小澤征爾のベルリオーズ:<幻想交響曲>と<レリオ>」(7月2日)は、今秋からウィーン国立歌劇場音楽監督に就任する小澤征爾氏が指揮、数々の映画や舞台に出演している名優ドブチェフの<レリオ>の語り等、その他各分野の著名な名手が出演する話題の二部作です。
「<室内楽コンサート>:プルーストの音楽を求めて」(7月24日)は、近代フランス文学を代表するプルーストの作品を、音楽に造詣の深い小説家・思索家でもある鬼才アファナシエフがプログラムし、豪華な顔ぶれでお楽しみいただけます。
今回で18回目を迎える<東京の夏>音楽祭は、ヨーロッパの都市にあるような本格的な音楽祭を東京でも開催し、世界各国の優れた音楽を紹介することを目的に、昭和60年にアリオン音楽財団によって始められた音楽祭です。毎年、テーマを選び、複数のホールを舞台に開催される本格的で大規模なミュージックフェスティバルです。演奏やレクチャー、シンポジウムなどを通して、多角的にテーマを追求しながら、音楽を<文化>として捉えようとするもので、内外から高く評価されております。
三井不動産グループは、“都市に豊かさと潤いを”をグループステートメントとして掲げ、より豊かな社会とゆとりある生活の実現を目指して芸術文化活動を支援しています。音楽を通じて国際文化交流に貢献する<東京の夏>音楽祭の公演を提供することにより、多くの方々に深い感動の世界をお楽しみいただきたいと考えています。
公演の概要は下記のとおりです。
提供公演概要
<オープニング>
小澤征爾のベルリオーズ:<幻想交響曲>と<レリオ>
若きベルリオーズの自伝的二部作。名優ドブチェフ演じる<レリオ>が必見。
出演: | 佐野成宏(テノール) 小松英典(バス) 野平一郎(ピアノ) ヴァーノン・ドブチェフ(語り) 小澤征爾指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団 |
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7月2日(火) 7:00pm開演
サントリーホールスペース大ホール
全席指定 16,000円(SS席)〜5,000円(C席)
* ご好評につき完売いたしました。
<室内楽コンサート>
プルーストの音楽を求めて
小説家・思索家でもあるアファナシエフが、プルーストの文学世界からイメージした意表をつくプログラム。
出演: | ヴァレリー・アファナシエフ(選曲、ピアノ) ジェームズ・エーネス(ヴァイオリン) 瀬川祥子(ヴァイオリン) 馬渕昌子(ヴィオラ) マリオ・ブルネロ(チェロ) 高橋知己(クラリネット) |
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7月24日(水) 7:00pm開演
紀尾井ホール
全席指定 6,000円(S席)〜3,000円(B席)
チケット予約・お問合せ
<東京の夏>チケットセンター 03-3400-5999
実施形態
主催: | アリオン音楽財団/朝日新聞社 |
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提供: | 三井不動産 |
以上