旧「フェヤーモントホテル」跡地での最上級グレードマンション計画
「パークマンション千鳥ヶ淵」が着工
〜設計変更により最大760m2超の住戸も可能〜
平成14年11月1日 三井不動産株式会社
三井不動産株式会社は、千鳥ヶ淵に面し、桜の名所として知られる、旧「フェヤーモントホテル」跡地(千代田区九段南2丁目)において、かねてより推進しておりました「パークマンション千鳥ヶ淵」の建設工事に、今般、着手いたしました。
本物件の建設地は東京の中心にありながら、千鳥ヶ淵の桜、内濠の水、北の丸公園の深い緑という豊かな自然に向きあえる大変稀少性の高い立地です。
このような最上級の立地ポテンシャルをもつ本物件の企画にあたっては、「日本が誇れるマンション」をコンセプトに、構造・意匠・仕上げといったハード面はもちろんのこと、セキュリティ・サービス等のソフト面でも、従来のマンションを上回る最高レベルを極めることを目指しました。
構造面では、3.5m〜3.75mという高い階高設定としたうえで、地震時の建物の揺れを2分の1以下に低減する免震構造を採用しました。意匠面では、日本建築学会賞をはじめ、数多くの受賞実績を持つ、新進気鋭の建築家、内藤廣氏を起用するとともに、実際の施工においては、「石工」「左官職人」「漆工」など、それぞれ、現代の「匠」の技を持つ一流の職人による仕上げを予定しております。さらに、ソフト面では、ガードマン常駐等によるセキュリティ対策はもちろんのこと、光ファイバーネットワークを利用した遠隔医療サービス等の導入も検討しております。
また、本物件では、当社のマンション供給史上初の試みとして、戸境壁の撤去も可能とする完全設計変更対応を予定しております。従来の設計変更では実現できなかった戸境壁の撤去に対応することにより、左右の隣接住戸を結合した大型住戸のご要望にもお応えできることとなり、仮に1フロア—の全住戸を結合すると、760m2超の大型住戸が実現することとなります。
なお今般、当社では、今後の活躍が期待される「若手の建築家・デザイナーの発掘」「お客様・デベロッパーと、これら建築家・デザイナーとの新しい関係」を探る機会として、本物件を題材に、新建築社と共催で「第一回住空間デザインコンペ(新しい都心居住をデザインで提案する)」を実施いたしました。作品数で416点(応募登録1,623名)の参加を得るなか、今般8作品を選定しましたが、そのなかの最優秀受賞者作品については、実際の販売用モデルルーム(約140m2)として具現化いたします。
本物件は、これ以外にも「日本が誇れるマンション」の実現を目指し、「約330m2のアウトドアジャグジーバス付ペントハウス」「約160m2の本格茶室付住戸」(いずれもモデルルームにて展開予定)といった商品企画も用意するなど、様々な住空間の提案を行うこととしており、来年春の販売に向け、引き続き事業を推進してまいります。
以上
【物件概要】
所在地 | 東京都千代田区九段南2丁目4番3他(地番) |
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交通 | 地下鉄「九段下」駅徒歩8分 |
敷地面積 | 2,186.97m2 |
構造規模 | 鉄筋コンクリート造 地上15階 地下2階 |
建築面積 | 1,069.92m2 |
延床面積 | 16,485.14m2 |
総戸数 | 63戸(予定) |
設計・施工 | 鹿島建設株式会社 |
スケジュール | 平成14年10月 着工 平成15年 春 販売開始(予定) 平成16年 5月 竣工(予定) |
【物件位置図】
【建物外観イメージ図】
【内藤氏プロフィール】
1950 | 横浜に生まれる |
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1974 | 早稲田大学理工学部建築学科卒業 卒業設計にて村野賞受賞 |
1974-76 | 早稲田大学大学院にて吉坂隆正に師事 修士課程終了 |
1976-78 | フェルナンド・イゲーラス建築設計事務所勤務(マドリッド) |
1979-81 | 菊竹清訓建築設計事務所勤務 |
1981 | 内藤廣建築設計事務所設立 |
2001 | 東京大学工学部助教授 |
[主な作品]
1992 | 海の博物館 |
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1997 | うしぶか海彩館 |
1997 | 安曇野ちひろ美術館 |
1999 | 牧野富太郎記念館 |
2001 | 倫理研究所 富士高原研究所 |
[主な受賞]
1993 | 芸術選奨文部大臣新人賞 |
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1993 | 日本建築学会賞 |
1993 | 第18回吉田五十八賞 |
2000 | 第13回村野藤吾賞 |
2000 | IAA国際トリエンナーレ グランプリ |
2000 | 第42回毎日芸術賞 |
2001 | 第42回BCS賞 |
【「匠」の技を持つ職人】
左官 | 久住 章 1948年 淡路島生まれ。18歳で左官の道へ。何人もの親方の下で修行を積み、28歳で独立。手がけた仕事は住宅から商業施設、公共施設まで多岐に渡る。1985年から14年に渡り、ドイツのアーヘン工科大学で教鞭をとる。1999年日本建築学会文化賞、同年「ゲストハウス2」により第15回吉岡賞受賞。 |
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石工 | 和泉 正敏 1938年 香川県に生まれる。1953年石の仕事を始める。1964年「石のアトリエ」を設立。同年イサム・ノグチ(1904〜1988年)と出会い、以後25年間、石彫制作に協力。1995年よりジャポネスクピア9(サンフランシスコ)にてギャラリー展を開催。2000年3月、同ギャラリーにて4回目の特別展オープニング。 |
(*現在確定している方々)
【「第1回住空間デザインコンペ」結果発表】
詳しくはこちらをご覧下さい。
・新建築社ウェブサイト