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オフィス・ホテル複合用途の
(仮称)銀座8丁目計画 着工
22日 安全祈願を実施

平成15年4月22日 三井不動産株式会社

 三井不動産株式会社は、かねてより「(仮称)銀座8丁目計画」を推進してまいりましたが、本体工事に着手し、本日、安全祈願をとり行いました。

 本計画地は一区画で約1,200坪という銀座地区では稀少な敷地です。その敷地を有効に活用するため、開発手法として「特定街区制度」の適用を受け、地上 24階地下2階のオフィス・ホテル複合用途の建物を計画しました。竣工は平成17年8月を予定しています。

 汐留の高層ビル群と銀座の街並みを結ぶスカイラインを意識した建物は、石とガラスの構成による縦縞を基調とした先進的なファサードとなっています。2階から15階までのオフィスフロアは、弊社が掲げている「働く人に一番の場所であること」という「ワーカーズファースト」の思想に基づき設計いたしました。急速に発展する情報通信システムや高度なセキュリティシステムなどの最新スペックを備え、また、基準階は約500坪の無柱スペースに加え、OAフロアを実装しつつも2.8mの天井高を確保するなど、オフィスワーカーにとって効率的で安全、快適な空間を実現します。

 さらに、外気冷房システムの導入、氷蓄熱システムによる夜間電力利用、ゾーン別に風量・照度調整できる空調・照明装置の設置等により、環境・省エネルギー対策に配慮した設計も行っております。

 16階から24階には、三井不動産グループの株式会社ガーデンホテルズが、同社16番目の「ガーデンホテル」として出店する予定です。宿泊を主体とした同社のフラッグシップとなるハイグレードなホテルを銀座に出店することにより、「ガーデンホテルチェーン」のますますの強化を図っていきます。

 また、本計画は、敷地内に公開空地を設ける他、駐車場に関して、付置義務台数に加えて、東京都中央区において本年度新たに設けられる交通改善施策に配慮し「集約駐車場」を設置することを計画しています。交通環境が改善し、街並みの保全が図られ、街全体の機能向上に寄与します。

 弊社は、現在、都心部各地区において開発事業を進めています。中でも日本橋から汐留に至る中央通りを軸とした地域については、重点的に大規模プロジェクトを推進しており、本計画もその一翼を担うプロジェクトとなります。弊社は今後とも、地域全体に賑わいをもたらす、魅力あふれる街づくりを行ってまいります。

以上

【計画概要】

所在地 東京都中央区銀座8丁目202番1他(地番)
建築主 三井不動産株式会社
設計管理 株式会社松田平田設計
施工会社 三井住友建設株式会社・大成建設株式会社
主要用途 オフィス・ホテル・店舗
敷地面積 4,081.23m2(約1,234坪)
延床面積 49,716.04m2(約15,039坪)
階数 地上24階・地下2階、塔屋2階
最高高さ 約121m
構造 S造・SRC造
駐車台数 159台(うち付置義務台数130台)
スケジュール 2003年4月 着工
2005年8月 竣工(予定)

【位置図】

【外観パース】

【株式会社ガーデンホテルズ概要】

所在地 東京都千代田区岩本町3−11−8
設立 昭和56年5月
社長 田辺 宏
従業員数 499名
事業内容 ホテル業
運営ホテル数 15(大阪、京都、広島、奈良、姫路、岡山、蒲田(東京)など)
年商 185億円(2002年3月期)